麻里邑圭人
- いいね数 9,797/10,375
- フォロー 1,028 フォロワー 1,647 ツイート 91,937
- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2018年09月28日(金)
また短編の切れ味でいえば「赤過ぎる部屋」で、作中で語られるある衝動に纏わる謎解きとそれが齎す結末の余韻が絶妙の一言に尽きる。惜しむらくは乱歩テーマ以外の二編を収録したことでイマイチ纏まりに欠ける内容になってしまったことだが、それに目を瞑れば新たな乱歩世界が堪能できる良作である。
タグ:
posted at 18:28:20
加えてそこかしこに作者のファンであればニヤリとする要素が盛り込まれているのも嬉しい。ミステリとしてはやはり「G坂の殺人事件」がベストで、語り手のミステリマニアならではのエピソードも楽しいが、その中にさりげなく仕掛けられた罠と乱歩らしい歪んだ心理及び事件の構図が実に秀逸。
タグ:
posted at 18:27:51
ホラーミステリの書き手として知られる作者による江戸川乱歩をテーマにした連作ミステリ。作者の怪談でお馴染みの語りの妙が本作にも活かされており、怪しい乱歩の世界を再現しつつ、一方でロジカルな謎解きも成立させている点がいい。
タグ:
posted at 18:27:21
三津田信三「犯罪乱歩幻想」読了。幻の同居人、地下の秘密倶楽部、眼前で起きる殺人、夢遊病の青年、鏡の中の魔――江戸川乱歩トリビュートの五編「屋根裏の同居者」「赤過ぎる部屋」「G坂の殺人事件」「夢遊病者の手」「魔鏡と旅する男」他、二編収録。
タグ:
posted at 18:24:21
但し本作を首切り物の収穫とするにはやや躊躇いがある。本作の場合、首切りはあくまで要素の一つに過ぎず、メインはある込み入った構図の方と言っていいだろう。その構図を描くには些か駆け足のきらいがあるのが勿体ないが、意外性という点では一読の価値アリな快作である。
タグ:
posted at 00:11:20
「使用人探偵シズカ 横濱異人館殺人事件」に続く謎めいた使用人・栗花落静(ツユリシズカ)シリーズの二作目。見立てがテーマだった前作に対し本作では首切りを扱っているが、犯人の残した見立てから犯人の次の行動を予測した前作同様、本作でも首切りから犯人の行動の予測を試みているのが面白い。
タグ:
posted at 00:10:54
月原渉「首無館の殺人」読了。没落した明治の貿易商の令嬢・華煉は目覚めると記憶を失っていた。そして彼女がいる首無館の異名を持つ館は閉ざされていて、出入り困難な中庭があった。濃霧たちこめる夜、異様な連続首無事件が始まる。首を抱く首のない死体、奇妙な琴の音、空中に現れる首……。
タグ:
posted at 00:08:11