麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2018年10月20日(土)
そしてこの手の小説ではお馴染みの友人や仲間との心の機微やライバルの登場、気になる男子との関係の変化を巧く盛り込みつつ、最終的にタイトルが象徴する「凛の弦音」へと辿り着く展開が実に秀逸。読了後に何とも清清しい気分が味わえること請け合いの青春弓道小説の傑作である。
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posted at 17:58:32
一人の弓道少女の成長を活き活きと描いた連作短編集。粗筋だけ見るといかにもミステリっぽいが、ミステリ要素はあくまでオマケに過ぎず、次第に主人公の凜が悩みつつも自分にとっての弓道とは何かを模索していく青春小説へとシフトしていく。
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posted at 17:57:49
我孫子武丸「凛の弦音」読了。ひたすら弓道に打ち込む女子高生・篠崎凜はある日、師匠の棚橋先生の家で、ありえない矢で男が殺された事件に巻き込まれ、見事に解決した。その結果『弓道名人は名探偵』と校内新聞で取り上げられ、凛の動画はいつの間にかネットで『天才弓道美少女』と評判になるが……。
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posted at 17:57:14
これまでの石持作品の中でもロジック性は高いものの、主に心理面におけるロジックが多いのはやや好みの分かれるところだろう。また途中で披露される仮説の方が真相よりも出来がいいのが気になる。とはいえ、ダークな石持節全開の結末など見所も多い作品である。
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posted at 17:56:31
復讐計画の実行中に別の殺人事件が起こる、異色のクローズド・サークル物。特殊な警察が呼べない状況の中、連続殺人のサスペンスと復讐を優先するか、それとも犯人捜しを優先するかという究極の選択を登場人物たちに突き付けつつ延々と議論を繰り返す展開はどこを切ってもこの作者らしさを感じさせる。
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posted at 17:56:11
石持浅海「崖の上で踊る」読了。那須高原にある保養所に集まった十人の男女。彼らの目的は企業「フウジンブレード」の幹部三人を復讐のために殺害することだった。計画通り一人目を殺し次なる殺人に向けてしばしの休息をとったのも束の間、仲間の一人の変わり果てた姿だった。裏切り者は誰なのか?
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posted at 17:55:51