麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2019年05月10日(金)
ロックのビートに乗せた本作独自の剣戟は終盤の御前試合こそ最大の見せ場であるが、そこに至るまでのボーイミーツガール物ならではの丁寧な物語と史実を活かした熱い設定の積み重ねも見逃せない。但しその反面、御前試合後の展開は完全にピークが過ぎ去った後の消化試合であり、些か物足りなさが残る。
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第9回講談社BOX新人賞Talents受賞作。本作は宮本武蔵、佐々木小次郎、柳生十兵衛、荒木又右衛門といった名だたる剣豪が登場する時代小説にしてボーイミーツガール物の青春小説であり、更に剣戟にロック(!)の要素を取り入れた奇抜な音楽小説でもあるという三つの顔を持つ作品に仕上がっている。
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手代木正太郎「柳生浪句剣」読了。将軍家兵法指南番・柳生家の門弟が宮本武蔵を名乗る者に次々と闇討ちされる事件が発生した。柳生一族のはみ出し者で浪句家(ロッカー)の柳生六丸は美少女剣士・舞花と共に六人の「武蔵」と戦う羽目になる。その裏では幕府をも巻き込んだ恐るべき陰謀が進行していた。
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posted at 19:08:19
作者がずっと書きたかった文化祭回というだけあって、トラブルをいいアクセントとして活かした文化祭描写は実に見応えがあって○。その一方でメインの恋愛の方も引き延ばしと感じさせない、理にかなった結末になっており、新たな局面を迎えた次回作を楽しみに待ちたい。
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posted at 10:10:59
二重人格の少女と僕の恋愛模様を描いたシリーズの三作目。前回の告白的に修羅場の始まりかと思いきや、そこはこのシリーズらしく誠実で静かな恋愛展開は維持しつつ主人公の過去を知る新キャラの登場を軸に文化祭という盛り上がりへ向けて突き進んでいく。
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posted at 10:10:32
岬鷺宮「三角の距離は限りないゼロ3」読了。「秋玻」と恋に落ちた僕は、けれどもう一人の彼女「春珂」に告白された。文化祭の季節を前にして、真っ直ぐな二人の想いに困惑する僕に、過去を知る彼女は残酷に、告げる――。僕と「二重人格」の彼女たちが紡ぐ、三角関係恋物語第三章。
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posted at 10:10:00