麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2019年08月16日(金)
ちなみに「靴に棲む老婆」ラストのある趣向に関して、珠に堂々と明かしている感想を目にすることがあるが、それを書くことはメタ的に真相の意外性を奪う形になるので個人的にはいかがなものかと思う。
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posted at 15:54:48
むしろ本作の見所は二重の犯人探しであり特にある偽の手掛かりから犯人を絞り込むロジックは正にクイーンの本領発揮と言うべき切れ味で圧巻の一言。本作はロジックは勿論のことプロット面でもよく練られた秀作である。なお本作には井上勇訳と宇野利泰訳が存在するが個人的には後者を強くお勧めしたい。
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posted at 15:54:35
「生者と死者と」という別タイトルでも知られる童謡殺人を扱ったクイーン中期の長編ミステリ。マザー・グースの童謡を活かした舞台や人物設定と事件の展開は実に魅力的だが、見立て殺人物として期待すると些か肩透かし感は否めないだろう。
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posted at 15:54:22
エラリー・クイーン「靴に棲む老婆」読了。靴作りで巨億の財をなして《靴の家》に住む、老婆と六人の子供たち。この一家に時代錯誤な決闘騒ぎが勃発、エラリーらの策も虚しく、不可解な殺人劇へと発展する。マザー・グースの童謡そのままに展開する異様な物語。狡猾な犯人の正体は?
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posted at 15:54:09
七月鏡一/杉山鉄兵「探偵ゼノと7つの殺人密室」7巻読了。遂に明かされるゼノの過去は正直既視感が強いものの、最終巻に向けての詰めに詰め込んだ内容はかなり読み応えがあって○。個人的にはAIが管理する町で殺人事件が起きる「顔のない悪魔」の姿なき殺人者と姿なき依頼人という趣向が面白かった。
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posted at 15:01:12
工藤哲孝/笹古みとも「シチハゴジュウロク」4巻(完結)読了。粗はあれどそれなりに読み応えはあった焼殺編から一転、雑&突拍子もない銃殺編を経て見事なまでに投げっぱなしの打ち切りエンドへ……。加えて今回の最終巻はミステリのミの字もなく、正直やっちゃったとしか思えなかった。
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posted at 14:41:40