麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2019年09月21日(土)
「HELLO WORLD」観了。『ラスト1秒でひっくり返る』が売り文句のSF映画。確かにひっくり返りはしたものの、このオチは正直評価が分かれると思う。とりあえず過程を面白がれる人なら楽しめるかもしれない(あといい加減挿入歌を流すシーンのワンパターンな見せ方はやめてほしい)。
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posted at 17:55:31
表題作は国名を冠した作品では初の倒叙物で、作中に「スイス時計の謎」の話が出てくるところからロジック物として期待する人もいるかもしれないが、あいにくミステリ的にはそこまでの出来ではない。とはいえ今風の犯人の動機や火村と犯人の心理戦など倒叙物ならではの見所が印象深い一編である。
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posted at 13:04:17
一方ミステリとしてみるならベストは「船長が死んだ夜」で、作者が「ストレートな犯人当てを書いてみた」とあとがきで語る通り、些細な気付きからのシンプルなロジックが巧く決まっている。また有名なトロッコ問題と絡めた「トロッコの行方」はある事実からの火村の推理と作者が狙った幕切れが○。
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posted at 13:01:55
国名シリーズ十作目にあたる中短編集。本作は中編三編の間に短編二編「エア・キャット」「あるトリックの蹉跌」が挟まれる構成になっているが、「エア・キャット」ではお馴染みの火村の猫好きっぷりが、「あるトリックの蹉跌」ではアリスと火村の出会いのエピソードが語られるのが何とも微笑ましい。
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posted at 13:01:47
有栖川有栖「カナダ金貨の謎」読了。民家で発見された男性の絞殺体――殺害現場から持ち去られていたのは一枚の「金貨」だった。“完全犯罪”を計画していた犯人を臨床犯罪学者の火村英生と推理作家の有栖川有栖がロジックで追い詰めていく表題作のほか四編収録。
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posted at 13:01:34