麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2020年06月17日(水)
尤も犯人の動機に関しては専門知識がないと解けないものではあるが「C.M.B.」らしいものに仕上がっているのは◯。長編ならではの読み応えとトリックの面白さが両立した佳作である。
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posted at 12:26:38
シリーズ完結直前を盛り上げる久々の長編作品。次々と起こる不可能犯罪と主人公が容疑者として疑われるシチュエーションも魅力的だが、肝心のトリックの方もシンプルながら意外性があり、特に最初の密室トリックがその設定でしかできない独創性のあるものになっているのがいい。
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posted at 12:26:17
加藤元浩「C.M.B.森羅博物館の事件目録」44巻読了。大英博物館の発議によって「榊森羅から三つの指輪を剥奪する」という話が浮上し、森羅と共に新たな指輪の継承候補者となる五人の研究者たちが集められる。だが彼らの一人が密室で殺され、森羅に殺人の嫌疑が――。「C.M.B.殺人事件」完全収録。
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posted at 12:25:56
一方「マドモアゼル・クルーソー」は「時計塔」とは打って変わってコミカルな一編で、事件の真相自体はうっすら読めるものの(とはいえ不可能状況の演出やプロットの転がし方はいつもながら巧みだが)それ以上にタイトルにもなっているクルーゾー警部の活躍を引き立てる構成が秀逸の一言に尽きる。
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posted at 09:13:06
事件の内容からラストの一言まで見事なまでに好対照な二編が揃った。次々と人が消える時計塔の謎に迫る「時計塔」はホラーじみた導入部から大風呂敷な謎の演出で読者の関心を惹きつつ盲点を突いたシンプルなトリックと何とも言えない人間の業を浮き彫りにした完璧なラストで唸らせてくれる傑作である。
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posted at 09:12:28
加藤元浩「Q.E.D.iff」16巻読了。テナントが不自然なほど頻繁に変わる時計塔。そこでは過去に幾度も殺人や失踪事件が起きていた「時計塔」、パリの小さな美術館で起きた絵画盗難事件に、おっちょこちょいな女性警部が挑む「マドモアゼル・クルーゾー」の二編収録。
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posted at 09:12:09