麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2020年07月18日(土)
「レディ・オアノット」観了。館を舞台にした、かくれんぼデス・ゲーム物。追われるスリルと黒い笑いのバランス配分が絶妙なのに加え、シチュエーションのバリエーションが豊富なのもいい。終盤の展開がやや思っていたのとは違うものの、これはこれで笑えたので良しとしたいw
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posted at 19:17:00
よくもまあこんなことを考えるなあという本作の趣向は確かにタイトル通り「これはミステリではない」のだけど、一方でいかにもミステリっぽい道具立て、展開だからこそこの趣向が成立したのもまた事実であり、ある意味ミステリ読者がどこまで許容できるか挑戦した、極めてこの作者らしい問題作である。
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posted at 13:17:45
だが次第に真っ当と思われた展開すらも曖昧模糊と化し、これは一体何なのかと狐につままれたような心境で迎えた終盤残り数ページ。そこで唐突に明かされる理不尽な真相と登場人物の言葉を借りて告げられる本作の趣向にはさすがに唖然としてしまった。
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posted at 13:17:21
汎虚学研究会シリーズの二作目にして、作者自身が「これまで僕が書いてきたなかでも最大級に歪」と語る作品。タイトルに反して、犯人当て小説を巡る事件の展開は思いのほか真っ当ながら、合間合間に挿入される登場人物たちの見る脈絡のない夢の描写が不穏な雰囲気を掻き立ててくれる。
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posted at 13:16:56
竹本健治「これはミステリではない」読了。香華大学ミステリクラブの夏合宿でメンバーをモデルにした犯人当て小説の問題篇が披露された翌日、濃霧の中で出題者は解決篇の原稿と共に消え去ってしまう。偶然居あわせた「汎虚学研究会」の面々も渦中に巻きこまれ、事件の謎に挑むことになるが――。
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posted at 13:16:30