麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2020年12月10日
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2020年12月10日(木)
後者は西澤流本格ミステリの書き方が窺える点も興味深いが、何より一見読者に手の内を明かしているようでその予想の更に上をいく、ある意味ようやく作者のジェンダーを絡めた技巧に時代が追い付いたような真相が素晴らしい。ちなみにタイトルはカーの「魔女の隠れ家」とは全く関係ないので悪しからず。
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posted at 20:42:35
中でも秀逸なのは表題作と「間女の隠れ処」で、前者は作者が得意とする論理のアクロバットが導き出すタイトル通りの皮肉な真相もさることながら、その後に待ち受ける設定を活かしたどす黒いオチが強烈。
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posted at 20:42:20
日常の中に潜む非日常をテーマにしたノンシリーズ物のミステリ短編集。収録作はいずれも作者らしい複雑な人間関係をベースにどぎついエロスとジェンダーを駆使して意外な真相に繋げるタイプの話ながら近年のそれらをやり過ぎて破綻した作品と異なり破綻するギリギリの所で踏み止まっているのは好印象。
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posted at 20:42:01
西澤保彦「偶然にして最悪の邂逅」読了。廃屋になった旧校舎からの覗きが思わぬ殺人事件とリンクする表題作、四十年以上前に起きた殺人事件を元に友人の推理作家が書いた原稿の犯人当てに挑む「間女の隠れ処」、女生徒に誑かされて何人も殺したと主張する教師の悪夢「ひとり相撲」など全五編収録。
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posted at 20:41:42
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