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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2020年12月17日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月17日

だがその反面もう一つの密室首切り殺人パートが明らかに消化不良で、作者がやりたかったことは分かるが駆け足過ぎる展開や説明不足が目につきすぎるのが実に勿体ない。結果的には作者が設けたハードルはお世辞にも超えているとは言い難いものの、前作からの成長はしっかりと感じられる作品である。

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posted at 21:28:33

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月17日

特に秀逸なのは豪華ホテルでの連続殺人パートで、デスゲーム的展開とルールが絶妙なミスディレクションになっているのもさることながら、序盤の何気ない描写が犯人の意図と密接に繋がっているのが素晴らしい。

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posted at 21:28:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月17日

デビュー作「遊川夕妃の実験手記 彼女が孔雀の箱に落ちたわけ」の続編。メインの事件が致命的なまでに魅力がなかった前作に対し本作では一転して豪華ホテルを舞台に「奇面館の殺人」を思わせる状況下での連続殺人と過去に起きた密室首切り殺人というキャッチーな事件を二つも用意しているのが好印象。

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posted at 21:27:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月17日

綿世景「遊川夕妃の実験手記 仮面じかけのエンドロール」読了。とあるお金持ちから映画制作依頼を受けた遊川夕妃と千代倉和は気が付くと仮面の着用と偽名の使用が義務付けられ義務を破れば死が訪れる連続殺人に巻き込まれていた。一方、瀬海今日子は因習の残る村で密室首切り殺人の謎に挑むことに――。

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posted at 21:27:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月17日

前作よりミステリ色が強くなったとはいえ、あくまで使用人たちの日常に拘る作者の、事件との距離の取り方が面白い作品である。

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posted at 21:24:53

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月17日

三つの“相談事”のうち、一つ目は見破ったと思わせてからの捻りが、二つ目はホワイダニットと見せかけた問題が○。そしてそれらが最終的にお嬢様の追っている事件と絡む展開は前作と同じながら、今回はそこで使用人と主の微妙な関係を表現してみせた点がいい。

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posted at 21:24:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月17日

名探偵であるお嬢様に仕える外野に過ぎない三人の使用人にスポットを当てた異色連作シリーズの二作目。今回は三つの“相談事”もとい、ウミガメのスープなどに代表される水平思考ゲームに使用人トリオが挑むのが物語のメインとなっており、前作に比べるとよりミステリ色が強い内容になっている。

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posted at 21:24:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

20年12月17日

鳳乃一真「お嬢様がいないところで 水平思考のファンダメンタル」読了。名探偵でもある可憐お嬢様に振り回される勇吾(完璧メガネ執事)、志水(色気ダダ漏れモテ運転手)、薫(子犬系フットマン)の使用人トリオ。今度はお屋敷のサロンを通じてお嬢様に持ち込まれる“相談事”に悩まされる羽目に……!

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posted at 21:24:03

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