麻里邑圭人
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- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2020年12月18日
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2020年12月18日(金)
紺野天龍「錬金術師の消失」読了。アスタルト王国の錬金術師テレサとエミリアはセフィラ教会の聖地の塔へ調査に赴いた。水銀製の奇妙な塔には隣国の錬金術師や教会聖騎士団、巡礼者らが集まっていた。だが突然の嵐で塔は孤絶。一夜明け聖騎士の首なし死体が発見されたのを皮切りに次々と犠牲者が……。
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posted at 17:17:37
「錬金術師の密室」に続くファンタジーミステリシリーズの二作目。まず最初に断っておくと本作は前作を読了していることが前提の作品である。故にもし本作から読もうと考えている人がいるなら、速やかに本作は後回しにして前作から読むことを強くお勧めしたい。
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posted at 17:18:14
逆に前作を読んでいる人には、本作が前作以上に完成度が高い作品であると断言できる。二作目の今回はいかにもな建物で起こる連続殺人を扱っているが、大半のミステリ読みが期待するアレ系の仕掛けに関しては当然のことながら用意されているので、そこはご安心(?)を。
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posted at 17:19:11
個人的に感心したのはこの手の作品が陥りやすいトリックのためのトリックになりがちなところを世界観と絡めて巧く回避している点であり、加えてそのトリックをしっかりと犯人を絞り込むロジックにも活かしているのは好印象。
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posted at 17:19:32
欲をいえばダミーの解決(これもよくできている)を否定するものが後から出てきた新事実以外にもほしかったところだが、それを差し引いても充分秀作と言っていい作品である。
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posted at 17:20:05
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