麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2021年01月23日(土)
「クレイジー・キラー/悪魔の焼却炉」観了。花嫁姿の女ばかりを殺している殺人鬼の男が妻を殺したら、妻の幽霊に付き纏われる話。タイトルだけ見るとB級ホラーっぽいが蓋を開けてみたら意外と真っ当な幽霊譚だった(焼却炉が言うほど活躍してないし)。所々見られるバーヴァらしい幻想的演出が○。
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posted at 23:27:36
最終的に語られる便利屋の正体に関してはそこまで意外性はないものの、彼が担っていた真の役割の方は元弁護士の作者らしい発想であると共に、なぜ便利屋の対決相手が都築だったのかという必然性がそこで分かる点がいい。
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posted at 19:08:54
そして都築と便利屋の対決がメインとなる五話以降の後半では一転してクライムサスペンス度が強くなると共にバカバカ死体が転がるようになるのが面白い(個人的には第七話「飛んで火に入る」におけるある殺人トリックがさらりと語られるには勿体ないほどよく出来ていて○)。
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posted at 19:07:55
どこから見ても健康そのものの男が自分の葬式を挙げてほしいという依頼してくる時点で何とも人を食っているが、そこから次第に明らかになっていく登場人物たちの裏の顔もまた大概であり、その化かし合いの中に巧みに隠蔽された便利屋の役割は正に大胆不敵の一言に尽きるだろう。
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posted at 19:07:31
作者曰く「単なる本格の範疇にとどまらずエンターテインメントとしても楽しめる」「新しい試みにチャレンジした」と語る全八話構成の本作は前半四話までは悪党たちが企む事件において「便利屋が何を担っていたか?」が焦点となっており、中でも奇妙な葬式依頼から始まる第三話「死体が入用」が秀逸。
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posted at 19:06:56
謎の便利屋を巡る連作ミステリ「極上の罠をあなたに」(単行本)を文庫化改題し、書下ろし四編とあとがきを加えた完全版。書下ろし四編では単行本版では保留になっていた都築一成警部補と便利屋の対決がメインになっており、その決着及び便利屋の正体と彼の真の役割について描かれている。
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posted at 19:06:36
深木章子「罠」読了。背徳の街・槻津市で繰り広げられる悪事の数々。政治家、葬儀屋、医師、弁護士、刑事、学校、旅行会社……いずれも悪知恵を働かす悪党ばかり。そんな彼らにするりと近付き、いとも華麗に知力で騙す、便利屋を名乗る謎の男は一体何者なのか?
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posted at 19:05:45