麻里邑圭人
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- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2021年11月24日
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2021年11月24日(水)
横溝正史「首」読了。三百年前の事件を真似たかのような凄惨な首切り殺人が二度繰り返される表題作ほか、復原した白骨死体の主が作家殺しの女優だったことで巻き起こる騒動「蠟美人」、花壇に横たわる全裸美女の他殺体の謎「花園の悪魔」、美少年の腐乱死体を巡り二転三転する「生ける死仮面」を収録。
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posted at 22:31:53
金田一耕助物の作品集。収録作四編はいずれも猟奇色強めの事件を扱っているが表題作を除く三編になぜか共通してネクロフィリア要素があるのが印象的。「生ける死仮面」は収録作中最も「一体何を読まされてるのか」という先が読めない展開が面白かった反面、真相は存外まともで物足りなさを覚える。
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posted at 22:32:11
「花園の悪魔」は現場から持ち去られたものから犯人の正体に迫る推理は○だがアンフェアな後半の展開が難。「蠟美人」と表題作は共にある伏線が終盤で巧く決まっているところが秀逸ながらロジカルという点で表題作がベストか。あと「蠟美人」は「生ける死仮面」の同工異曲感があるのも興味深かった。
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posted at 22:32:38
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