麻里邑圭人
- いいね数 9,797/10,375
- フォロー 1,028 フォロワー 1,647 ツイート 91,937
- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2022年02月18日(金)
「呪いの館 血を吸う眼」観了。血を吸うシリーズの二作目。今回は正統派吸血鬼物ながらヒロインを苦しめる悪夢を効果的に使い前作同様ミステリ風に真相へ迫っていく過程は○。あと「呪いの館」と言いつつかなり終盤にならないと出てこないのは残念だが館のセット自体はだいぶ気合が入っていたと思う。
タグ:
posted at 00:45:04
「血を吸う薔薇」観了。岸田森吸血鬼再び。首から血を吸っていた前作から一転、今回はなぜか乳房から血を吸ってエロ要素がアップ(?)したにも拘わらず展開はありがちかつ説明不足なのが残念(タイトルもさすがにこじつけすぎ)。とはいえ人間と普通に肉弾戦を繰り広げる吸血鬼は初めて見た(爆)。
タグ:
posted at 00:45:31
秋尾秋「彼女は二度、殺される」読了。傀々裡という、死者を一時的に蘇らせる能力をもつ能力者たちが存在する現代日本。能力者を管理する福音協会から派遣された黒緒と白夜は何者かに殺害された娘・真珠を蘇らせるべく周防家を訪ねるが、彼女の死体は傀々裡が不可能なほどに損壊していた。
タグ:
posted at 22:23:40
第20回『このミステリーがすごい!』大賞最終候補作。あらすじからも分かる通り本作はいわゆる特殊設定ミステリではあるものの、残念ながらその特殊設定を使ったトリックはお世辞にも出来がいいとは言い難い。というのも設定説明と伏線のせいでトリックがバレバレ過ぎるのだ。
タグ:
posted at 22:24:14
むしろ本作は特殊設定を使っていないアリバイトリックの方が出来が良くて、それを崩す決め手となる証拠に最も作者のミステリセンスが感じられる。また察しのいい人は気付くかもしれないが探偵役コンビに隠されたブラックな秘密も物語のいいアクセントとなっている。
タグ:
posted at 22:24:35