麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2022年10月22日
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2022年10月22日(土)
加えてその真相も決して突飛ではなくきちんと事件の設定から逆算して作られているのがいい。本作は法廷ミステリ好きは勿論のこと見方によっては裁判という形を借りた安楽椅子探偵物と捉えることもできるのでその手の話が好きな人にもお勧めできる傑作である(個人的なベストは第四章「沈黙と欺瞞」)。
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posted at 15:57:49
しかも本作が秀逸なのは「比類なき被告人質問」によって真相が齎される前に弁護人や被告人、時には語り手による珍推理(?)によって事件に幾つかの波乱を起こしている点であり、それを踏まえて読者にある程度真相を予想させてから、更にその上をいく真相を提示してみせる手腕が抜群に巧い。
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posted at 15:57:35
異端の裁判官が結審直前に発した「比類なき被告人質問」によって起きる五つの逆転劇を収録した連作法廷ミステリ。「真・逆転裁判」という帯の文句に偽りはなく、極めて現実的な事件を扱ったリアルな法廷の中でゲームの逆転裁判さながらの豪快な構図の反転が起こる様は実に痛快の一言に尽きる。
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posted at 15:57:10
矢樹純「不知火判事の比類なき被告人質問」読了。殺人事件の裁判を傍聴することになったフリーライターの和花は衝撃的な場面を目撃する。不知火判事が被告に「勇気を持って真実を答えて下さい」と前置きした後、投げかけた最後の質問をきっかけに今まで見えていた事件の構図が一変してしまったのだ――。
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posted at 15:56:45
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