麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2023年01月29日(日)
ネタに関しては前作同様分かりやすいのに加え今回は起こる事件に必然性というものが殆どなく事件の構造はかなり雑なのに都合良くバレない場面が多すぎて展開に無理がある。一応あとでフォローを入れてはいるもののそれでも穴を埋めたとは到底言い難くミステリ的にも伝奇的にも中途半端な作品である。
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posted at 16:29:09
呪殺島秘録シリーズの三作目。前作「巫女島の殺人」がネタの分かりやすさに目を瞑りさえすれば、伝奇とミステリの程よい配分と約束された大破局に向かって疾走感を増していく纏まりのあるプロットが好感触だったのに対し、本作はというと全体的に悪い意味で行き当たりばったりの印象が否めない。
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posted at 16:29:08
萩原麻里「人形島の殺人 呪殺島秘録」読了。幼馴染みの古陶里が僕に黙って彼女の実家がある壱六八島――かつて人形を介した呪術を使っていた一族の住む島へと一人で向かった。古陶里を追いかけて島を訪れた僕を迎えたのは崖に吊された死体。姿を消した古陶里が殺人の容疑者とされる中、更に殺人が……。
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posted at 16:29:08
また病気の正体も分かりやすいが一作目も二作目もそこは分かりやすかったので、もうそういうものなのだと割り切った方がいいのかもしれない。一方「錬金術師」の事件は認知の変化を巡るロジックにピンとこない部分があるものの物語自体はどちらの事件も面白いので細かいことは気にしないのが吉である。
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posted at 16:28:04
現役薬剤師でもある作者による異世界召還×医療ミステリシリーズの三作目は初の中編集で粗筋にある通り「エクソシスト」と「錬金術師」に纏わる二つの事件が収録されている。「エクソシスト」の事件はネタの見せ方こそ悪くない反面、ある重要な描写が省かれているせいで釈然としないものがあるのが難。
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posted at 16:27:45
紺野天龍「幽世の薬剤師3」読了。漢方診療科の薬剤師・空洞淵霧瑚が迷い込んだ異界「幽世」には現実世界では存在しえない者たちがいる。取り憑いた悪魔を祓う「エクソシスト」。神秘を探究する「錬金術師」。果たしてその奇跡は本物なのか。空洞淵は事件の背後にある《病》の解明を試みるが……。
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posted at 16:27:23