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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 現在地 涅槃
  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2013年09月19日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月19日

また後半に炸裂するグロ&ブラックな展開はこの作者のファンであればニヤニヤせずにはいられないだろう。激しく人を選ぶ内容ではあるものの、飛鳥部勝則の涅槃ミステリが好きな人には是非ともお勧めしたい作品である。

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posted at 22:17:17

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月19日

故に一部のネタの方向性が完全に被ってしまっているのが残念だが、その一方で本作ならではの仕掛けもある。特に〈不思議の国〉ならではの要素を活かしたフーダニットが秀逸で、ミスリードを絡めた大胆な伏線の張り方には思わず唸らされる。

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posted at 22:16:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月19日

〈不思議の国〉と銘打ってはいるものの、複数の人間がその世界を共有し、かつその世界の住人を演じているという設定は「幻影のペルセポネ」の舞台であるオンラインRPGに近い(そして「幻影のペルセポネ」もまたゲームの世界での殺人と現実の死を扱っている)。

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posted at 22:16:17

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月19日

〈不思議の国〉で次々起きる異様な殺人と現実世界で起きる不審死という本作の粗筋から最初に連想したのは辻真先「アリスの国の殺人」だったが、実際に読んでみて、これはどちらかというと黒田研二「幻影のペルセポネ」だなと思い直した。

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posted at 22:15:33

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月19日

小林泰三「アリス殺し」読了。不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見る大学院生の栗栖川亜理。ある日彼女がハンプティ・ダンプティの墜落死に遭遇する夢を見た後に大学へ行ってみるとキャンパスの屋上から玉子と綽名の博士研究員が墜落死を遂げていた。しかも夢の中ではアリスに殺人の疑いが……。

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posted at 22:15:11

2013年09月17日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月17日

特筆すべきは手掛かりの出し方で、これ以上ない程あからさまなのにそれと気付かせない絶妙な描写が心憎い。その一方で事件が起これば起こるほど動機が苦しくなっていくのが残念だが、それを差し引いても芝居や温泉といった自分が好きなもので楽しんでもらおうという作者の心遣いが好印象の作品である。

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posted at 22:17:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月17日

名探偵ユーカリさんシリーズの長編一作目。おばあさん探偵とその孫娘であるオテンバ女子大生が織り成す物語は赤川次郎を思わせるドタバタ調だが、そんな見た目に反して意外にも(?)フーダニットとしてよく出来ている。

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posted at 22:17:23

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月17日

辻真先「旅は道づれ死体づれ」読了。東北の斜陽温泉が町全体を時代劇調にしてしまう一大イベントを企画。ところが旅館で幕を開けた田舎芝居の舞台で立て続けに二人の人間が毒矢で殺されてしまい警察は大騒ぎ。折よく町に滞在中のおばあさん探偵ユーカリは旅館の主人の依頼で事件解決に乗り出すが……。

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posted at 22:17:01

2013年09月14日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月14日

そして何よりもここ最近の北山作品の中で、最も北山らしさが感じられるのがいい。本作は原作を知らなくても問題なく楽しめる、北山らしさに満ちた作品である。

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posted at 17:00:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月14日

ミステリとしてみると、犯人が死体を細切れにし、すげ替えた理由が秀逸である一方で、一部のヒントの出し方がかなりあからさまだったり、館の形に意味がなかったりと幾つか粗があるのが気になる。とはいえガジェットを活かした物語作りは非常に巧く、ラストの引きも申し分ない。

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posted at 17:00:19

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月14日

本作はゲーム「ダンガンロンパ」のスピンオフ作品だが、クローズドサークルと化した舞台で集められた探偵たちが殺されるという設定は、どこか本作を手掛けた北山猛邦の「『アリス・ミラー城』殺人事件」を彷彿とさせる。

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posted at 17:00:02

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月14日

北山猛邦「ダンガンロンパ霧切1」読了。謎の依頼を受け集まった五人の探偵を待ち受けていたのは「犯罪被害者救済委員会」が企む凄惨な殺人事件だった。雪に閉ざされた星型の天文台で体を細切れにされ、すげ替えられた三人の探偵。残された二人の探偵は、この窮地を脱出することができるだろうか?

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posted at 16:59:48

2013年09月13日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月13日

またネタを成立させるための工夫が極めて現代的なのも興味深い。一部、舞台に関する描写が弱いために終盤で明かされるある事実がそれほど効果を上げられていないなどの不満はあるが、全体的にみれば手堅く纏め上げた良作と言っていいだろう。

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posted at 22:08:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月13日

加賀刑事シリーズの十作目。シリーズ七作目の「赤い指」が加賀と父親の絆を描いた作品だったのに対し、本作では加賀と母親の絆を描いている。ミステリとしてみると本作で使われているネタは定番ではあるものの、それを簡単には悟らせまいと二重三重の煙幕を張っている点に相変わらずの巧さを感じる。

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posted at 22:08:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月13日

東野圭吾「祈りの幕が下りる時」読了。夢見た舞台を実現させた女性演出家。彼女を訪ねた幼なじみが数日後、葛飾にあるアパートで他殺体となって発見された。一方、新小岩の河川敷にあるホームレスの小屋で身元不明の男が殺され、焼かれる事件が起こる。二つの事件に隠されたパンドラの箱の正体とは?

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posted at 22:07:46

2013年09月12日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月12日

シリーズ前作「スノーホワイト」に比べると詰め込まれたアイディアの○チガイ度は低いものの、いい意味で軽く楽しめる作品には仕上がっていると思う。

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posted at 22:36:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月12日

一見、王道展開に見せかけてからのずらしは面白いが、これまでの三途川の性格を知っていると、ある程度先が読めてしまうのが残念。しかしながら終盤で明かされるあるものの正体に関しては、三途川のゲスさが際立っていて○。

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posted at 22:36:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月12日

一言でいえば森川智喜版「少年探偵団」。本作もまたこれまで通りのファンタジックな設定を活かしたコンゲーム展開を踏襲し、前半は少年探偵隊が、後半は彼らのボスが怪人と渡り合うことになる。とはいえ、彼らのボスが明智小五郎ならぬ、あの悪徳名探偵・三途川なのだから、ただで済むわけがない。

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posted at 22:35:40

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月12日

森川智喜「踊る人形 名探偵三途川理とゴーレムのEは真実のE」読了。博士の実験で生み出された不死身の恐ろしい人形男と対決することになった少年探偵隊と悪名高き名探偵・三途川理。果たしてその勝負の行方は? 悪徳名探偵・三途川シリーズ第三弾。

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posted at 22:35:13

2013年09月11日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月11日

次点は市井豊「横槍ワイン」で、さりげない伏線の巧さもさることながら、状況を分かりやすくするはずの見取り図が却って真相のミスリードになっている点が面白い。

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posted at 21:35:27

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月11日

メインの謎とは別に用意された仕掛けにより、この作者ならではの幻想的な構図が浮かび上がるのが素晴らしい。また同窓会という設定を持ち出すことにより真相の一部を盲点にしただけではなく、過ぎ去った青春を効果的に際立たせているのも○。

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posted at 21:35:13

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月11日

「学園を舞台にした若い読者にも楽しめる本格的なミステリ」というのが本作のコンセプトらしいが、個人的な印象としては収録作五編のうち四編がそれを自分なりの方法でやっていて好感が持てる。ベストは梓崎優「スプリング・ハズ・カム」で、一見よくある普通の同窓会ミステリかと思いきや、さに非ず。

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posted at 21:34:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月11日

梓崎優他「放課後探偵団」読了。不可能状況下ですり替えられたビデオテープ、どうしても見付からない野球ボール、何故か教室の一ヶ所に集められたチョコレート、映画の上映中にワインを引っ掛けた犯人探し、同窓会で明かされる放送室ジャック犯……新人作家五人による学園ミステリ・アンソロジー。

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posted at 21:34:46

2013年09月10日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月10日

そして、その謎が解かれた時、読者は某作に対するアンチテーゼとも言える残酷な真相を突きつけられることになる。本作は完成度の高い異世界本格であると同時に、異世界本格とは水と油であるはずの社会性との融合に成功した稀有な作品である。

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posted at 22:24:40

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月10日

傑作。本作を読んで自分が思い出したのは国内作家Hの某作だったが、本作は某作が真相としたものを魅力的な謎に変えて読者へ強烈に訴えかける。即ち――何故、犯人は人として認識されないストリートチルドレンをあえて殺すのか?

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posted at 22:22:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月10日

梓崎優「リバーサイド・チルドレン」読了。カンボジアの地を彷徨う日本人少年・ミサキは現地のストリートチルドレンに拾われた。過酷な環境の中で見付けた仲間たちとのささやかな安息。だが、それも動機不明の連続殺人によって呆気なく打ち砕かれる。ミサキが苦難の果てに辿り着いた胸を抉る真相とは?

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posted at 22:22:09

2013年09月06日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月6日

この二編だけでもミステリファンは読む価値があるが、物語としてみればいずれもノスタルジックな味わいがあり、読み手の琴線に何かしら引っ掛かるであろう短編集である。

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posted at 19:36:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月6日

前者はタイトルにもあるサロメがある隠された企みを浮き彫りにさせると共に少女が大人に変わる瞬間を鮮やかに切り取ってみせる点が秀逸。一方、横浜のホテルで一人の女が上海帰りの恋人を待つ後者は、舞台設定を最大限に活かした構図の反転が素晴らしく、その結果齎される寓話めいた余韻が堪らない。

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posted at 19:35:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月6日

六つのホテルを舞台に、ミステリ的どんでん返しを盛り込んだラブストーリー集。収録作は基本的に登場人物が少ないため、どこに着地するのかだいたい読めてしまうのが残念だが、それでも表題作と「あの道が黄金色に染まる頃」の二編に関しては見事に意表をつかれた。

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posted at 19:35:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年9月6日

山崎洋子「海のサロメ」読了。美しくなりたいと願い続けて十八歳になった少女に母は残酷な事実を突きつけた。あろうことか少女の見ている前で我が子が想いを寄せる男を誘惑してみせたのだ。少女は本の中に閉じこもるが初めての恋を諦めきれない彼女は悩んだ末、男を母から奪い返すことを決意する……。

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posted at 19:35:15

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