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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2014年12月31日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月31日

一つの破滅が齎すのはある意外極まりない構図であり、その衝撃はかなりのもの。本作は幸せを渇望した女たちの対決もさることながら、真実を知った主人公の最後の選択が深く心を打つ傑作である。

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posted at 15:24:37

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月31日

本作はアリバイトリックを扱った作品だが、アリバイトリックよりも人間関係が生み出すドラマが実に素晴らしい。似た立場の二人の女を登場させ、片や探偵、片や犯人として対決させる。その結果、迎える破滅は切なくも美しいが、本作が凄いのはむしろここから先である。

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posted at 15:24:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月31日

陳舜臣「月をのせた海」読了。黒川常彦の亡父の部下・小西が絞殺され、小西に常彦との結婚を反対されていた常彦の恋人・小夜子に殺人の嫌疑がかかる。無実を証明するため真犯人探しに乗り出した常彦と小夜子の二人はやがてある壺からの繋がりでかつて幼い常彦が慕っていた女性・範子を疑うようになる。

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posted at 15:23:57

2014年12月29日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月29日

そしてその結果、一番裏表のない人間だったのがある人物だけだと分かるのも実に皮肉的で素晴らしい。本作はどんでん返しの中で描かれる人間性が何よりも印象的な作品である。

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posted at 17:04:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月29日

傑作。たまたま立ち寄った家で殺人の現場に遭遇してしまう衝撃的な幕開けから始まる、まさかの展開の連続にも驚かされるが、同時に登場人物たちの人間性が次々と浮き彫りにされていく構成が非常に秀逸。

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posted at 17:04:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月29日

アガサ・クリスティー「招かれざる客」読了。深い霧が立ち込める夜。車の故障で偶然リチャード邸に立ち寄った男は、そこで車椅子に座った状態で射殺されている当主とその傍らで拳銃を握ったまま立ち尽くす若い妻の姿を目撃する。美しい妻に同情した男は別人の犯行に見せかけるため偽装工作するが……。

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posted at 17:03:52

2014年12月28日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月28日

勿論、法廷パートもよくできてはいるが、それもキャラを引き立たせるための演出の一環に過ぎない。本作は真相のどんでん返しもさることながら、それ以上にラストでクローズアップされるある人物の悲哀が忘れ難い作品である。

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posted at 22:24:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月28日

「情婦」というタイトルで映画化もされている傑作。本作は法廷劇の代表作ということになっているが、本作の醍醐味はそこではなく、むしろキャラ描写にあるように思う。そこが秀逸だからこそ、ラストのサプライズが最大限の効果を発揮しているのである。

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posted at 22:23:33

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月28日

アガサ・クリスティー「検察側の証人」読了。ひょんなことから親しくなった金持ちのオールドミスと青年レナード。だがある夜、そのオールドミスが撲殺され、レナードが逮捕された。状況証拠はレナードが不利なものばかり。しかも、彼を救えるはずの妻があろうことか夫の犯行を裏付ける証言を……。

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posted at 22:23:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月28日

また何気ない描写が重大な伏線として機能している点や作者らしい特殊知識を活かしたアリバイトリックも悪くない。強いて言えばダイイング・メッセージが些か苦しい気もするが、人物設定と絡めて意外性を演出しているところは充分評価できるだろう。本作は見た目に反してなかなか練られた良作である。

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posted at 22:22:25

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月28日

作者夫妻をモデルにした氏家周一郎夫妻シリーズの一作。本作は昭和臭ぷんぷんな二時間サスペンス的道具立てをうまい具合にロジックに取り入れているのが特徴で、特にファン心理をついた気付きからの構図の反転が秀逸。

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posted at 22:21:53

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月28日

中町信「天童駒殺人事件」読了。推理作家の氏家周一郎の妻・早苗がカラオケ仲間と天童温泉に旅行に行ったのも束の間、仲間の一人である長門美江が旅館の部屋で二人組の男に襲われ心臓発作で死んでしまう。その後、四十九日の法要で氏家夫妻が天童に赴くと、またもや仲間の一人が旅館で撲殺されて……。

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posted at 22:21:20

2014年12月27日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月27日

序盤から中盤にかけてのごちゃごちゃした展開の割りに決着の付け方は驚くほどあっさりだが、天の裁きと捉えればこれはこれでいいのかもしれない。お約束のオチも含め徹頭徹尾、黒赤川が楽しめる作品である。

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posted at 16:04:40

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月27日

ホラーミステリ「魔女たちのたそがれ」の続編にして完結編。人間では到底勝てなかった彼らへの対抗手段として天敵を出すのは少々安直な気がしないでもないが、その天敵の使いどころに関してはなかなかよく考えられていて好印象。

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posted at 16:04:21

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月27日

赤川次郎「魔女たちの長い眠り」読了。宮田尚美は恋人の桐山から求婚されホテルに泊まったのも束の間、その桐山に危うく殺されそうになる。桐山はいう。「君に恨みはない。でも、君はあの町の人間だ」。更に父から謎めいた母の訃報を受けた尚美は、真相を探るため同居人の洋子と共に帰郷するが……。

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posted at 16:04:09

2014年12月25日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月25日

第三話はありがちなトリックではあるが、こんな話で使うとは思わない意外性が○。そして第四話はミスディレクションの巧さと第一話からの決着の付け方が印象的。全体的に小粒なのは否めないが、ミステリの技法を使って失恋の美しさを描こうとする作者の姿勢に好感が持てる作品である。

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posted at 22:36:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月25日

「失恋探偵ももせ」とはまた別の失恋探偵が活躍する四話構成の連作ミステリ。第一話は逆説的な恋の証明が見所。第二話は劇に隠された真意を推理するというシチュエーションは面白いものの、当事者からしてみればこんなめんどくさい彼女はごめん被りたいと思う(爆)。

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posted at 22:36:25

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月25日

岬鷺宮「失恋探偵の調査ノート~放課後の探偵と迷える見習い助手~」読了。失恋探偵――それは正しく終われなかった恋を終わらせてくれる探偵。恋する気持ちが突然消えた理由、劇に隠された真意、誤解の仕組み、想い人探しのフーダニット……四つの恋の終わりに纏わる謎を失恋探偵が解き明かす。

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posted at 22:35:50

2014年12月23日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月23日

最後まで堪え忍んだだけのカタルシスがあるかどうかは微妙なところだが、ラストの後味の良さは忘れ難い作品である。

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posted at 16:06:18

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月23日

中国人探偵・陶展文が活躍するシリーズの一作。トリックだけみれば別段大したことはないが、その一方で事件の構図や犯人を示す伏線の隠し方に見るべきところがある。ただし小説としては伏線を織り込むためだけに用意されたシーンが淡々と進むので、ぶっちゃけ面白くないのが難。

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posted at 16:06:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月23日

陳舜臣「三色の家」読了。海岸通りで一際目立つ三色の建物――海産物問屋・同順秦公司の三階でコックの杜自忠が殺された。二ヶ所の出入り口には家人がいたが事件当時、誰も出入りしなかったという。犯人はどうやって密室状況の被害者を殺害したのか? 公司の主人の親友である陶展文の推理が冴える。

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posted at 16:05:51

2014年12月21日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月21日

ある一つの事実から明らかになる、この時代ならではの壮大な犯罪計画も非常にインパクトがあるが、殺人事件と企業スパイ関連の出来事の絡め方も実に皮肉的。本作は構成に一切無駄がない、極めて完成度の高いプロット型本格である。

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posted at 21:59:37

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月21日

傑作。事件らしい事件が起きるのがかなり後になってからなので、人によってはこれが本当に本格ミステリなのかと疑問に思うかもしれないが、それは全くの杞憂に過ぎない。読み終わってみると、それまでの展開が全て伏線だったこともさることながら意外な真犯人の正体に驚かずにはいられないことだろう。

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posted at 21:58:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月21日

陳舜臣「炎に絵を」読了。神戸支店に転勤が決まった葉村省吾は病床の兄から辛亥革命資金の横領犯人と目される父の汚名を晴らしてほしいと頼まれた。一方転勤先では支店長から企業スパイを炙り出す囮役を命じられる。やがて父に関する調査を進める省吾は何者かに命を狙われ始め、遂には殺人事件が……。

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posted at 21:57:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月21日

シリーズ初長編ということで色々盛り込んだのはいいが、個人的にはそれが全て裏目に出てしまっているように感じた。やはりこのシリーズは短編の方が向いていると思う。

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posted at 15:23:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月21日

一応、犯行手段にはミスディレクションが盛り込まれてはいるものの、だからといって大幅に何かが変わるわけではないのはどうかと思うし、また今回、黒川夫人の出番が増えたことに関しても、一部で大層なことを言っているが、結局のところ、ただ状況を引っ掻き回しているだけに過ぎないのも痛い。

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posted at 15:23:33

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月21日

田舎の刑事シリーズ久々の新作にして初の長編。丁寧に事件を描いているのは好印象だが、それが災いして構図がバレバレになってしまっているのがまず気になる。しかもその構図から本来意外なはずの真犯人まで絞り込めてしまうのはかなりいただけない。

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posted at 15:21:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月21日

滝田務雄「田舎の刑事の好敵手」読了。県警本部より黒川刑事のかつてのライバル・透山警視正が署へ視察にきた当日、地元の小劇団で謎の事務所荒らしが起きる。それはやがて公民館での墜落死事件に発展、黒川は妻や部下の白石、暴走する元ライバルに頭を抱えながらも捜査に乗り出すが……。

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posted at 15:21:37

2014年12月17日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月17日

そしてそれは作者も理解しているのか一応最後に捻りを入れてはいるものの、とても欠点をフォローするには至っていない。とはいえ、事件の見せ方や雰囲気は悪くないので、コテコテの本格っぽい作品が好きな人は読んでみてもいいかもしれない。

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posted at 22:44:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月17日

今時珍しいハウダニット勝負の作品。確かにトリックはそれなりのインパクトがあるものの、図面もなしにこれを推理させるのは些か厳しいものがある。またハウダニットに力が入っている反面、構成がかなり難ありで、それにより犯人や構図が丸分かりなのが残念。

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posted at 22:43:18

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年12月17日

安萬純一「青銅ドラゴンの密室」読了。ホルツマイヤー家の敷地内にある青銅のドラゴンの塔を見に近代建築研究家と称する男・ラグボーンが訪ねてくる。彼が塔の調査を進めていたある日、密室状況の塔内部で人が殺される事件が起こる。それは奇しくも百年前に二人の旅芸人が殺された状況と瓜二つだった。

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posted at 22:42:56

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