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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2016年01月31日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月31日

事件の構図や細かく張られた伏線の妙もさることながら、何気に密室が作られた理由も登場人物の設定が巧く活かされていて○。更に読了後にはタイトルの意味にも唸らされるという、至れり尽くせりの傑作である。

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posted at 19:07:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月31日

本作は頁数の割りに登場人物がかなり多めだが、それでも読みづらいとあまり感じないのはひとえに作者の卓越した人物描写あってのものだろう。ある程度ミステリを読み慣れている人間であれば途中までの展開は容易に読めるだろうが、それこそが実は作者の仕掛けた罠だったというのだから恐れ入る。

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posted at 19:07:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月31日

仁木悦子「二つの陰画」読了。アパート「満寿美荘」の経営者で高利貸しでもあった木岡満寿が密室状態の自宅で殺された。しかも遺言状が指名した遺産相続人は全くの赤の他人だった。満寿美荘の住人である櫟健介・知子夫婦が犯人探しに乗り出すが、アパートの住人の誰もが暗い動機を抱いていて……。

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posted at 19:07:13

2016年01月30日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月30日

ベストを挙げるなら探偵と犯人の対決後に判明する切ない動機が絶妙な余韻を残す「屋根裏の観測者」だが、バカらしくもネタの見せ方が丁寧な「さる誘拐の話」も捨て難い。連作ミステリとしての完成度は前作よりやや落ちるものの、相変わらず高いクオリティを保った良作である。

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posted at 00:44:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月30日

第一話から第三話までは真相が見えたと思っても更にその先がある油断ならない構成が魅力なのに対し、第四話はかなり素直な作りの冒険ミステリなのが些か物足りない(オマージュ元からして仕方ないのかもしれないが)ものの、それでも全体的にみれば綺麗に纏まっている方だと思う。

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posted at 00:43:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月30日

大正時代を舞台にした、からくり探偵シリーズの二作目。一読すれば分かる通り、本作に収録された話はどれも有名な古典ミステリのオマージュになっており、それらを踏まえつつも、どう作者が捻ってみせるかが本作の見所となっている。

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posted at 00:42:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月30日

伽古屋圭市「からくり探偵・百栗柿三郎 櫻の中の記憶」読了。密室状態の離れで射殺された悪名高い高利貸し、屋根裏から覗き見していた殺人犯の告白。屋敷から誰も出入りしていないのに起きた誘拐、白骨死体と工場に隠された秘密……四つの謎をからくり探偵こと発明家の柿三郎が鮮やかに解き明かす。

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posted at 00:42:06

2016年01月28日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月28日

また真相が明かされてみると結局のところ探偵役のせいで単純な事件が複雑化しているように見えてしまうのも気になる。それと探偵の過去を描くなら描くで、事件と何らかの形で絡めてほしかった。

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posted at 01:39:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月28日

裏染天馬シリーズの三作目。これまでの作品に比べるとロジックが分かりやすいのはいいが、その反面、犯人の意外性を追求するあまり、犯人の行動原理にイマイチぴんとこない部分があるのが難。

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posted at 01:39:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月28日

青崎有吾「図書館の殺人」読了。試験勉強をしようと学校最寄りの風ヶ丘図書館に向かった袴田柚乃はそこで殺人事件のアドバイザーとして警察と一緒にいる裏染天馬と出会う。閉館後に山田風太郎の『人間臨終図巻』で撲殺された被害者は二つの奇妙なダイイング・メッセージを残していた……。

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posted at 01:39:39

2016年01月24日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月24日

作者の仕掛けた「罠」をどこまで見抜けるかという本格ミステリならではの楽しみもさることながら、ある人物の見果てぬ夢が忘れ難い印象を残す良作である。

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posted at 14:57:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月24日

メインはやはり「罠」はいつ仕掛けられたのかというところになるが、作者はイージーなものからハードなものまで複数にわたり仕掛けてきているので、なかなか油断ならない。特に最後に明かされるある人物の正体に関しては完全に騙されてしまった。

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posted at 14:56:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月24日

「七つ星の斬首人」以来、久々の作者の新作は血と硝煙の臭いが漂うノワール本格ミステリ。ノワールと本格の融合というと小川勝己や菅原和也の作品が思い浮かぶが、本作がやろうとしたことはどちらかといえば国内作家Aの某作品に近いのかもしれない。

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posted at 14:56:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月24日

藤岡真「死龍(スロン)」読了。新宿・歌舞伎町での台湾マフィアによる抗争は、警官による幹部射殺によって三つ巴の復讐戦の様相となった。警官の失踪、関係者の不可解な連続死、謎の情報屋、秘伝の殺人拳、歌舞伎町の風俗紹介記事……そして浮かび上がる驚愕の事実。「罠」はいつ仕掛けられたのか?

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posted at 14:55:08

2016年01月22日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月22日

加えてこのネタを使う必然性が一応用意されているのも好印象。またダイイング・メッセージの解釈や決め手となる証拠もよく練られている。ただ一方で小説としてみると些か冗長だったり冒頭の足跡トリックが犯人が言うほど大したものではなかったりするのが難だが一発ネタとしては申し分ない良作である。

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posted at 22:55:38

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月22日

web発のミステリ小説を書籍化したもの。事件自体は極めてオーソドックスながら、やはり目を惹くのは作者が仕掛けた「意外な犯人」だろう。ネタそのものは国内作家Kの某作と国内作家Aの某作のハイブリッドとも言うべきもので、一番の目玉にするだけあってなかなかよくできていると思う。

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posted at 22:55:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月22日

door「鵺の啼く夜が明けるまで」読了。雨上がりの深夜の学園に呼び出された少女・榊原来夢はミステリー研究会の先輩・白河美里の他殺体を発見する。現場に美里と来夢の足跡しか残されていなかったことから、来夢は警察に疑われる羽目に……。事件に隠された「意外な犯人」とは?

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posted at 22:54:40

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月22日

それが悪いという気はないが、個人的にはわざわざ名探偵を登場させてまでやるほどの内容だとは思えなかった。個性的なミステリが読みたい人には全くお勧めはしないが、よくあるゴシックミステリが読みたい人であれば、それなりに楽しめる作品である。

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posted at 11:22:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月22日

何より散々ミステリではよくあるパターンを並べた後に登場人物の一人に「推理小説じゃないんだから」と言わせた挙げ句、更につまらない真相を語られてもこちらとしては正直反応に困ってしまう。多分この作者はミステリのガジェットに興味があるだけでミステリ自体にはあまり興味がないのだろう。

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posted at 11:22:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月22日

「サナキの森」で第一回新潮ミステリー大賞を受賞した作者の二作目。雰囲気だけしか見るところがなかった前作と比べると本作の方がまだ纏まりがあると言えるものの、それでもミステリとしてはやはり弱いと言わざるを得ないし、色々と説明不足なのも気になる。

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posted at 11:22:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月22日

彩藤アザミ「樹液少女」読了。失踪した妹を捜す男が迷い込んだのは、磁器人形(ビスクドール)作家の奇妙な王国。雪に閉ざされた山荘に招かれた四人のコレクターの前で、無残な遺体が発見された。誰が何のために? 次の標的は? 鍵を握るトランプコードの秘密を知ってしまった者の運命は……。

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posted at 11:19:10

2016年01月21日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月21日

加えてある意味(?)ハッピーエンドな結末も印象的。ただどちらかと言えば、やはり最初から最後まで血みどろの妻と女妖怪の戦いを描き、それに巻き込まれた人々がひどい死に方をする話の方が面白かったような気がする。←

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posted at 00:11:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月21日

しかもそのメインに入るのが最終章ときては、どんだけオアズケが長いんだと文句の一つも言いたくなる。しかしながら散々引っ張っただけあって最終章でのはっちゃけぶりはなかなか際立っており、友成信者であればそれだけで許したくなる。

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posted at 00:10:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月21日

本作はバリ島を舞台にぼんくら男を巡って女妖怪と妻が対決するという実に単純なストーリーなのだけど、いかんせんメインに入るまでが長すぎる。勿論そこに至るまでの過程が面白ければ問題ないのだが友成作品の面白さに直結するスプラッターもなければ頭のおかしな展開もないのは流石にあんまり過ぎる。

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posted at 00:10:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月21日

友成純一「邪し魔」読了。単身バリで女三昧の生活を送る良治は祭の夜に禁忌を犯したことで村を追放されて、妖怪が化けているとも知らず少女イェニのもとへ。一方、良治が行方不明になったという知らせを受けた妻の恵子は原因不明の頭痛に悩まされながらもバリに向かう――。

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posted at 00:10:32

2016年01月19日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月19日

一方、問題のトランク詰めの死体に関しては一応繋がりを持たせてはいるものの、正直浮きっぷりが半端ない。ミステリとしてどうこう以前に折角青春ファンタジー部分がボーイミーツ物らしい良い終わり方をしているだけに、それがどうしても気になってしまった。

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posted at 22:40:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月19日

カエルの神様たちの相撲を扱った青春ファンタジーに、トランク詰めの死体の謎というミステリ要素を無理やりぶち込んだ怪作。相撲に纏わる知識と経験は誰よりもあるのに体格に恵まれない主人公が持てる理論を駆使して勝利を目指していく姿はある種コンゲーム的な味わいがあり、なかなか読ませてくれる。

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posted at 22:40:38

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月19日

城平京「雨の日も神様と相撲を」読了。子供の頃から相撲漬けの生活を送ってきた僕が転校した先は、相撲好きのカエルの神様が崇められている村だった。そこで僕はカエルの神様に見込まれて外来種のカエルとの相撲勝負を手助けすることに。一方、隣村ではトランク詰めにされた死体が発見されて……。

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posted at 22:40:21

2016年01月18日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月18日

長編としては短い頁数で複雑に入り組んだ真相を纏めあげた手腕もさることながら、それ以上に運命の悪戯とも言うべき偶然の連鎖が忘れ難い作品である。

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posted at 21:36:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月18日

本作について作者はミス・マープルものやライツヴィルもののような、一つの小さな地域の住人たちを描いた作品を目指したと語っているが、その言葉通り、商店街の住人一人一人が実に生き生きと描かれているのが印象的。そしてそれらの中に巧みに織り込まれた伏線が本作を秀逸なミステリたらしめている。

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posted at 21:36:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年1月18日

仁木悦子「陽の翳る街」読了。商店街仲間の推理マニア四人がある春の夜、どんぐり坂で殺人事件に遭遇した。被害者は東京大空襲で記憶喪失に陥っていたという。被害者の過去を探る四人はやがて十九年前に起きた毒殺事件に辿り着くが、それと平行して彼らの回りでも次々と不可解な事件が起き始めていた。

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posted at 21:36:22

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