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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2016年12月25日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月25日

加えて物語そのものに隠された大胆な企みと、それに気付くことで犯人当てに変貌を遂げる構成も素晴らしい。本作はタイトル通り霧の中を旅するような語りの妙もさることながら、この展開だからこそできる仕掛けが秀逸な佳作である。

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posted at 17:33:08

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月25日

疑惑の人を愛してしまったヒロインが連続殺人事件に巻き込まれていくロマン・ミステリー。愛する人が殺人犯かもしれないというお約束のサスペンスも見所の一つだが、何より面白かったのはある一つの証拠品が展開により様々な手掛かりとして機能する点だろう。

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posted at 17:28:53

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月25日

海渡英祐「霧の旅路」読了。失恋の痛みを胸に貿易センター・ビルに立ち寄った伊原加奈子はそこで同じ翳を漂わせる男・曾根啓治と出会い、心を惹かれていく。だが曾根にはかつて恋人を殺した嫌疑がかけられていた。加奈子が曾根の暗い過去の疑惑を晴らすため行動を開始した矢先に新たな殺人事件が……。

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posted at 17:27:38

2016年12月23日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月23日

一方、物語としては群像劇版ブラックラグーンとも言えるもので、悪党たちの騙し合いと様々な得物を駆使したアクションで魅せる展開は初めて書いた長編小説とは思えないくらいリーダビリティが高くて非常に面白い。結末の後味も良く、広義のミステリエンタメとして万人にお勧めできる作品である。

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posted at 15:49:46

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月23日

バラエティ豊かな殺し屋たちのバトルとコンゲームが楽しい群像劇ミステリ。ミステリ的仕掛けに関してはこの手の作品では定番とも言えるもので目新しさはないものの、巧みに読者の裏をかこうという姿勢は好印象。ただ裏をかこうとするあまり一部の登場人物の動かし方に違和感があったのが気になった 。

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posted at 15:49:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月23日

橘ユマ「うさぎ強盗には死んでもらう」読了。空き巣に入った先で奇妙な事件に巻き込まれる泥棒カップル・雅也と樹里。亡き師匠の敵を追う上海最強の殺し屋・鈴蘭。謎の賭博師・うさぎ強盗が二つの物語を繋ぐ時、驚愕の結末が訪れる。第一回カクヨムWeb小説コンテスト大賞ミステリー部門受賞作。

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posted at 15:48:38

2016年12月20日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月20日

とはいえ、それを差し引いても本作の試みは意外性を通り越して怒る人がいるかもしれない。ある意味取り扱い注意な作品である。

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posted at 21:54:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月20日

しかしながらそれが成功しているかと言われると正直微妙なところと言わざるを得ない。因みに自分は『月琴亭の殺人』→『ノンシリアル・キラー』の順で読んだのだが『月琴亭の殺人』は面白く読んでいたのに『ノンシリアル・キラー』の方が乗り切れず折角のフーダニットに水を差された感が否めなかった。

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posted at 21:54:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月20日

二つの異なるミステリが本の表と裏、それぞれから読めて、真ん中には袋とじの解決編が付いている――というと、かつて折原一が「倒錯の帰結」でやっていた趣向だが、本作はそれをフーダニットとして活かそうとしているのが興味深い。

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posted at 21:53:38

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月20日

芦辺拓「ダブル・ミステリ」読了。表から読むとクローズド・サークルで起きた殺人事件に弁護士・森江春策が挑むフーダニット物『月琴亭の殺人』。裏から読むと急死した妊婦の周辺で事故死が相次ぐサスペンス物『ノンシリアル・キラー』。やがて二つのミステリは袋とじの解決編に収束する――。

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posted at 21:53:17

2016年12月18日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月18日

それ以外にも遺書の仕掛けやある箇所で使われる双子を利用した入れ替わりトリックもよくできている。本作は徹頭徹尾隙のない構成に唸らされる、作者の最高傑作と言っても過言ではない作品である。

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posted at 17:45:23

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月18日

冒頭でメイントリックが双子を利用したものであると作者が宣言する大胆不敵な作品。と同時にクリスティの「そして誰もいなくなった」を西村京太郎が書いたらこうなるというのが随所に窺われる作品であり特にそれが表れているのは印の正体と犯人の動機、そしてラストの犯人を追い詰めるある事実だろう。

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posted at 17:41:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月18日

西村京太郎「殺しの双曲線」読了。雪深い東北の山荘にやって来た六人の男女。そのうちの一人が縊死体となって発見されたのを皮切りに孤立した山荘で第二、第三の殺人が……。一方、東京では連続強盗事件が発生、犯人は一卵性双生児の一人と思われるがどちらの犯行かの決め手がなく捜査は難航する――。

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posted at 17:41:30

2016年12月17日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月17日

「ドント・ブリーズ」観了。盲目の退役軍人の家に忍び込んだ強盗三人組を襲う恐怖。終始緊張感が途切れない展開もさることながら、細やかな伏線に裏打ちされた、どこで終わるか全く読めないどんでん返しの連続が素晴らしい。皮肉たっぷりの結末も秀逸で、面白くて怖いというホラーの理想的作品である。

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posted at 23:58:42

2016年12月10日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月10日

それでいて「模像殺人事件」などに見られた王道を逆手に取った捻りも健在で、特に構成には見事に騙された。尤も事件の構図に関しては似た前例もなくはないがゴシック的理由付けを持ってきた本作の方がより説得力がある。個人的には商業ベースで出版されていないのが非常に勿体ないと感じる傑作である。

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posted at 14:59:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月10日

HP上で無償公開された作者の三作目。本作は本格ミステリの様式美を何より重視する読者にとっては堪らない作品となっており、ゴシック趣味に彩られた舞台設定から殺人の演出、そして事件の構図に至るまでどれ一つ取っても大変美しい。

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posted at 14:58:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月10日

佐々木俊介「魔術師」読了。大企業として知られる青茅産業の会長・青茅龍済が瀬戸内海にある無人島を買い取って建てた館「神綺楼」――そこでは龍済が四人の子供が引き取り、神秘学を始めとした独自の教育を施していた。その島へ一人の青年がやって来たのを機に不可解な連続殺人が幕を開ける――。

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posted at 14:57:49

2016年12月09日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月9日

一方、意欲作という点では毒殺物の「まだらの瓶」も同様で、大きさの違う二つの錠剤の謎からの逆転の発想が素晴らしい。加えてあるエピソードの伏線としての活かし方も効果的。一作目よりも格段に技巧の冴えが感じられる秀作である。

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posted at 09:57:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月9日

穂泉沙緒子と和藤園子の女子高生探偵コンビが活躍するシリーズの二作目。表題作は暗号物の意欲作で暗号を解くことが関係者たちの名前当てや犯人当てに直結している点が斬新。ただ関係者たちの価値観が「セリヌンティウスの舟」並に合わないのが難だが、それを差し引いてもかなりの労作ではあると思う。

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posted at 09:56:25

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月9日

階知彦「シャーベット・ゲーム 四つの題名」読了。県内の名門高・神原高校で殺人未遂事件が起こった。被害者はミステリー文芸部の部員で、そのポケットには謎の暗号が書かれた紙が入っていた――表題作の他、大学のテニスサークルで起きた不可解な服毒自殺事件の謎を解き明かす「まだらの瓶」を収録。

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posted at 09:56:08

2016年12月07日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月7日

唯一犯人を導き出すロジックこそ及第点だが、だからといってそこが一番見るべき所なのかと言われると首を傾げざるを得ない、何とも残念な作品である。

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posted at 23:05:16

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月7日

微妙。色々謎を詰め込んでみたのはいいけれど、お世辞にもそれらが上手く繋がっているとは言い難いし、どの真相も肩透かし感が否めない。気付きの部分にしても同じ手を二回も使ってるしダメ出しとばかりに最後に明かされるちょっとした仕掛け(?)もやる意味が感じられず完全に滑ってしまっている。

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posted at 23:04:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月7日

霞流一「独捜!警視庁愉快犯対策ファイル」読了。ロープやチェーンを用いて脈絡ない組み合わせで物を繋げる異様な悪戯が都内各所で次々と発生する中、デザイン工房で奇妙な密室殺人が起きる。独立捜査研究室で愉快犯を担当する異色刑事コンビは果たして真相を突き止めることができるのか?

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posted at 23:04:31

2016年12月04日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月4日

しかしながら良かったのはそこまでで、それ以降の展開は綱渡りにも程があるのに事が上手く運び過ぎるのが気になる(あと図書館のアレは探偵がいつから気付いたかという点も微妙)。無理に意外性を狙って失敗した感が否めないものの、途中までの推理は良かったので次回作以降に期待したい。

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posted at 17:50:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月4日

オレンジに纏わる二つの事件の謎を女子高生探偵コンビが解き明かす長編ミステリ。問題編と解決編に分かれている二つの事件の謎解きは定番のロジックながらよくできており、特に二つ目の犯人を追い詰める決め手となる証拠が秀逸。

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posted at 17:49:34

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月4日

階知彦「シャーベット・ゲーム オレンジ色の研究」読了。和藤園子がコンビニで出会った美少女・穂泉沙緒子は僅かな情報だけで園子のことを言い当てたばかりか二人の目の前で起こったコンビニ強盗事件を鮮やかに解決してしまう。だが無事に解決したかと思われた強盗事件は意外な展開を見せ始めて――。

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posted at 17:49:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月4日

水攻め中の城という特殊なクローズド・サークルで起きた殺人事件を扱った時代ミステリ。ミステリとしてみると正直推理要素が物足りないし無駄な部分が多すぎるきらいがあるものの、この設定ならではの真相を用意している点は○。ミステリ読みで時代小説が苦手でなければ読んでみてもいいかもしれない。

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posted at 17:48:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

16年12月4日

鈴木英治「湖上の舞」読了。秀吉による兵糧攻めの一環として周囲を水で囲まれ、陸の孤島と化した備中高松城で老臣の暗殺が起きる。城内にいた目付・川名佐吉は早速犯人捜しに乗り出すが、飢えと日を追うごとに増す水位、増えていく容疑者、更には何者かの凶刃が佐吉の命を狙い始めて……。

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posted at 17:48:23

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