麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2020年04月07日(火)
また物語としても良い意味で読者の予想を裏切る展開の連続であり、どこに着地するのか分からないプロットに翻弄される感覚が味わえるのが◯。それでいてタイトルにもなっている「姿なき謀殺者」という趣向を見事に成立させておりサスペンスとサプライズのバランスに優れた良作と言っていいだろう。
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posted at 19:31:47
本作は内容紹介を見ると「謎ときの面白さとエロスの美をみごとに融合させた」とあるが、その言葉は概ね正しい。但しエロス自体は美というよりオヤジ趣味全開なので好みは分かれる所だが、ただの濡れ場だと思っていると、それが後に意外な伏線として機能する場面が多々あるので実に油断ならない。
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posted at 19:31:33
鷹見緋沙子「姿なき謀殺者」読了。スナック経営に失敗した宮地紀夫はひょんなことから大学の先輩でレストラン会社社長・根岸守久の妻である和加子と関係を持った。次第に和加子との関係がエスカレートするにつれ、宮地は彼女に誘われるまま狂言強盗や保険金殺人に手を染めることになるが――。
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posted at 19:31:06
2020年04月06日(月)
その一方でダイイング・メッセージの方はこちらもミスディレクションのためとは言えやや苦しい部分もあるが、一応伏線は張ってあるのでギリギリフェアと言えなくはないだろう。お馴染みのトリックはそこまで効果的とは言えないものの、それ以外のミスディレクションに見るべき所がある快作である。
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posted at 19:13:19
しかしだからといって本作の評価が揺らぐことはない。本作で一番の見所は何といってもある人物の発言に隠された大胆なミスディレクションであり、正直それを成立させるためにここまでの設定を用意した作者には脱帽と言わざるを得ない。
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posted at 19:13:05
“酔いどれ探偵”こと深水文明が探偵役を務めるシリーズの一作。旅行先での殺人にダイイング・メッセージ、探偵役より先に真相に気付いた人間が殺されるという展開はもはや中町作品ではテンプレなので置いておくとして(爆)まず第一の殺人での密室の謎に関しては早々と気付く人もいるかもしれない。
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posted at 19:12:30
中町信「人事課長殺し 課長代理深水文明の推理」読了。医療機器メーカーの課長代理・深水文明は得意先でセクハラ事件に遭遇した。事情聴取した浅岡人事課長は強引な人員整理を進めており、この事件も利用するのではと囁かれていたがその浅岡は旅行先の鍵のかかったトイレで他殺体となって発見される。
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posted at 19:12:01