麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2023年06月01日(木)
思い返してみると違和感が至るところにあったはずなのに何故か気付くことができなかったのが実に悔しい。本作は読み始めこそ微妙かもしれないが、後半になればなるほど評価が上がっていく、堪え忍ぶ系本格ミステリの秀作である。
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posted at 11:46:42
しかしだからといって本作がダメと言うわけでは決してなく、むしろ読み終わってみるとそれらの要因が本作の仕掛けの成立に大いに貢献しているのが分かるだけに評価に困ってしまう。更にオチとしても綺麗に繋がるだけでなく犯人に対する痛烈な皮肉にもなっている点が素晴らしい。
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posted at 11:46:41
また本作はお世辞にも読みやすい作品とは言い難く、独特な語り口に加え別々の登場人物による日記や私小説、捜査行が挿入される複雑な構成がそれに拍車をかけていて、自分は読み終わるのに(翻訳物が得意ではないのもあるが)一週間以上かかってしまった。
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posted at 11:46:40
南の島に集まった人気作家と作家志望の五人の女が次々と他殺体で発見される、クリスティーの「そして誰もいなくなった」を彷彿とさせる長編ミステリ。まず最初に断っておくと本作には「そして誰もいなくなった」のネタバレがあるため未読の方は注意されたい。
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posted at 11:46:40
ミシェル・ビュッシ「恐るべき太陽」読了。南太平洋仏領ポリネシアのヒバオア島に人気ベストセラー作家と彼の熱烈なファンでもある作家志望の女性五人が〈創作アトリエ〉のために集まった。だが作家は失踪、彼女らは意味深なメッセージを残して次々と死体となって発見される。最後に残るのは誰なのか?
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posted at 11:46:39