大本薫 Kaoru Ohmoto
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- 自己紹介 natural-born Jazz Flutist。ジャズフルート奏者。フルートらしさ(フルーティズム)よりジャズが本体の破壊者。幼少より渡米。ジュリアード音楽院、コロンビア大学文学部院卒。全米ジャズ教育協会会員。英米で流行りのハイデガー論者。てげてげでアドリブする現存在。17年鹿児島移住。コロナ禍で休眠中。
2015年03月26日(木)
新種を私的に図式化できるか、という概念の問題は、図式的ではないというのはシュライアーマッハーの昨日の論文の問題、それはこのうさぎではないうさぎが、新種か?という程の問題。pic.twitter.com/TNGKQKcSMP @jeanbeauty2
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posted at 21:13:36
柄谷行人はトランスクリティークで告白するように、ハイデガーを後カント書でプラトン主義と独断することで、ラッセルの述語をクリプキの固有名論にするいことを、カントの第四批判としてのマルクスといっているだけです。しかし、それでは新種に対する図式論に過ぎない。@jeanbeauty2
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posted at 21:08:58
つまり、後カント書的な『形而上学入門』のピュシス~ウーシアの歴史の問題を、先カント書的な無の問題と混同している。言い換えるとカント書第25節が理解できていないと、存在者の全体をめぐる様相論に陥るのです。@jeanbeauty2 pic.twitter.com/oygh3UxE9l
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posted at 21:03:39
どのぐらい分からなくなるかというと、永井均が西田の場所論でハイデガーの無で破綻的告示に陥り、西田を批判する柄谷超越論的批判からハイデガーをプラトン主義と誤読するのも、そのウーシアの問題。@jeanbeauty2 pic.twitter.com/xPzrI2UzeV
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posted at 20:59:15
無の問題、統覚X問題、ライプニッツの根拠律の問題は、後カント書期の『形而上学入門』のピュシスのウーシアへの無力化、から読むから分からなくなるのです。先カント書期のwww.l.u-tokyo.ac.jp/philosophy/pdf... として読むべきだ。@jeanbeauty2 形而上学入門は好きではない
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posted at 20:44:10
それがカント書ですよ。斎藤さんご当人がいるからね。全文アップは。『ハイデガー読本』所収です、ご購読してあげてください。@jeanbeauty2 現前させることの出来る時空間の脱自的運動が、という、その続きが、読みたいですね! pic.twitter.com/AwCYxFtXZ7
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posted at 20:40:59
アリストテレス神学というのは、欧米ではリベラルアーツで支配の学の異名があるけど、どちらかというと被支配の学なのだ。それにどれだけ足許を掬われないようにするか。しかしだからといって、アリストテレス神学は、文脈を読まず思弁をしてもはじまらないだろう。@jeanbeauty2
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posted at 05:04:15
フォロワーさんでもある斎藤元紀氏が『ハイデガー読本』で、カントの上り坂と下り坂を、カント書で上り詰める途上の『カントの純粋理性批判の現象学的解釈』の秀逸な紹介を書いてましたよ、読みました? @jeanbeauty2 カテゴリー表批判 pic.twitter.com/kFFZ1LIhT9
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posted at 04:58:45
ミッシングリングといえば、『カントの純粋理性批判の現象学的解釈』は読みたいのだが手許にない。@jeanbeauty2 意味連関や、指示も、分かりますが、概念の生成については、どこかで、触れているのでしょうね。カテゴリー表自体の批判は、どうなのでしょう。
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posted at 04:55:28
柄谷行人のこういう、ハイデガーの超越論的構想力より、カントはトランスクリティークだ、という方が、まだしっくりくるんでしょ? その辺り、また考えてみたいけど。@jeanbeauty2 pic.twitter.com/ALOXrKT205
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posted at 04:49:29
結局、個別にいってしまう。その点で、問題は同じ図式論で、言語共同体しか見れていない、個別(特殊)に対する単独(普遍)、固有名に至らにと、ハイデガーのカント解釈を斥ける柄谷行人の「特殊性」が気にならないわけではないけどね。(トランスクリティーク)。@jeanbeauty2
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posted at 04:42:02
図式論は包摂だからね。そういえば、さっきの桑原俊介のシュライアーマッハの図式論、そんな話でしたよ。結局、種に分解してしまう。やはり図式論は規則なんでしょう。ci.nii.ac.jp/naid/110007160... @jeanbeauty2 純粋てはない、概念の形成は?
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posted at 04:35:21
2015年03月25日(水)
桑原俊介のバウムガルテンの蓋然性と真実らしさ、ここにレジュメだけありますね。www2.lit.kyushu-u.ac.jp/~aesthe/bigaku... 文中の確率論革命とみなすイアン・ハッキングというのは、柄谷行人がカント解釈でハイデガーと共に斥けた人物であるのも興味深い。@jeanbeauty2
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posted at 15:41:23
カント自身はバウムガルテンが創始した感性の論理化という美学を、単なる快不快の目的性にしてしまい切り離していくようですが、このバウムガルテンの蓋然性=確率論は、この東大の研究が面白そう。まだ論文が出てませんが。kaken.nii.ac.jp/d/p/26884009.j... @jeanbeauty2
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posted at 15:40:47
乱暴に言えば(カント書は暴力だから)、アリストテレスの動詞が時間であり、時間に対する思惟としてのコプラを、バウムガルテンが感性を論理に拡張する様相論にしてしまい、カントが時間をコプラと言い切れない、という程度の問題。@jeanbeauty2
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posted at 15:40:00
ハイデガーはカントに時間のアポパンティコス(命題化)がないといってるだけですが、『現象学の根本諸問題』は、バウムガルテンのディタルミナシオ(規定)が、コプラによる真偽の思惟のことだ、と再措定してますね。@jeanbeauty2 pic.twitter.com/w90ydiqhX6
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posted at 15:09:35
バウムガルテンは、『存在と時間』では一切出てこず、『カント書』も冒頭のこの箇所で、アリストテレスの忘却として一蹴されるだけですね。つまり昨日の表明=アポパンティコスとしてのコプラの話です。@jeanbeauty2 アリストテレスの無視 pic.twitter.com/lYj7YOfGY0
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posted at 15:02:47
バウムガルテンは、デカルトの確実なもの=明証(神観念要請)に対する、蓋然性や真実らしさ、つまり感性的なものに学知を拡張するために、カントに先立って美学を創始した人ですよね。確率論の勃発と関係があるそうですが。@jeanbeauty2
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posted at 14:57:51
2015年03月24日(火)
訂正『~諸問題』第一部第三章は、主にカントが魂を誤謬推論とするために、絶対時間による魂の不滅、自己意識=自我の実践倫理を取り出す本来性=客観性に対して、現存在=配慮による環境世界の理解と、内世界的でない自然という外部に分裂し、第四章のコプラ=表明になる。@jeanbeauty2
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posted at 19:20:09
脱線すると、高校国語は指導要領的に西欧近代的自我が必修なのだが、私なら西欧には神があるから謙虚さがあり、それが生産にともなう感謝という形で、自覚されるようになった、という理路で教えるのだが、ハイデガーはカントの実践には自尊心しかない、と喝破していますね。@jeanbeauty2
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posted at 18:36:37
それは上記の議論では、非内世界的自然=自然災害のようなものまで、実践知でコントロールできるという、人間のいじらしさなのだが、それは奢りなのだから、何も生まない、ということでしかない。www.jstage.jst.go.jp/article/philos... @jeanbeauty2
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posted at 18:33:46
数学ですら無限は証明不能のことです。その無限を構想できるという奢りが宗教なんでしょうが、科学はそういう野放図な奢りのことではない。その自覚があるのとないのとでは、科学的な強度が違うということでしょうね、やはり。この謙虚さがないと、非科学的になってしまう。@jeanbeauty2
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posted at 18:25:58
基礎づけとか根拠という議論は、ただ神のような無限性や自己原因は、カント書のいうような有限的自己触発=人間が創り手になることはできないし、そのように捉えた伝統文化については、転回しなければならないという話題で、それ以外へ転倒できないというだけのことでしょう。@jeanbeauty2
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posted at 18:21:42
内世界的自然=根源的自然(カント書の純粋時間)を告示する『~諸問題』第一部第三章は、文末の通り、単純に、神と人という伝統的存在論は直前性=内世界性=被制作性に過ぎない、という形式的告示なのでしょう。@jeanbeauty2 pic.twitter.com/4A1kWZhISx
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posted at 17:50:27
おそらく、新カント派は、ハイデガーのようにカントの魂を不滅化させる絶対時間を、形式的告示=問いとして受け止められていない。それはハイデガーが繰り返すように、弁証法によっても止揚できないドイツ観念論の陥穽、自我概念なのでしょう。@jeanbeauty2 新カント派的ではないかと
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posted at 17:31:38
しかし、破綻は形式的告示そのものです。答えない問いが形式的告示で、『存在と時間』は等根源性、『~諸問題』は先投性の告示ですが、『カント書』では自然の多義性を表明せず、根源的自然である超越論的時間規定への純粋化が起こり、形式的告示=問いに答えたのです。@jeanbeauty2
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posted at 17:16:20
丸山文隆が立論する学的存在論を破綻させる非内世界的自然は、有馬善一 www.jstage.jst.go.jp/article/philos... が端的に言う実践知からは「全く見知らぬ」地震のような未知の事態のことです。@jeanbeauty2 pic.twitter.com/ti8DJuCOLw
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posted at 17:13:49
表明的とは、カントが想定したのと同じ学校的存在論=被制作性の表明のことですが、それを破綻させた非内世界的自然は、丸山文隆の www.l.u-tokyo.ac.jp/philosophy/pdf... が指摘するハイデガーの推定のことです。@jeanbeauty2 pic.twitter.com/xsvcw34UGr
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posted at 16:59:35
ハイデガーが『~諸問題』第一部第三章末尾で表明できないのは、丸山が学的存在論の破綻とする「非内世界的自然」です。彼はリルケの詩が描写する内世界の外を表明できず、表明は第四章のコプラだと宣言します。@jeanbeauty2 pic.twitter.com/eS4LmFw9tt
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posted at 16:43:26
それは、志向性から超越する自己意識(魂)では本来的すぎる。しかし、非本来的な現存在からは、非内世界的自然=自然災害のような不条理は、捉えられないというアポリアを、どう表明するかという問題です。@jeanbeauty2 pic.twitter.com/S6vEqe8YNv
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posted at 16:36:12
『~諸問題』第一部第三章は、主にカントが魂を誤謬推論とするために、絶対時間による魂の不滅、自己意識=自我の実践倫理を取り出す本来性=客観性に対して、現存在=配慮による環境世界の理解と、内世界的でない世界という外部に分裂し、第四章のコプラ=表明になる。@jeanbeauty2
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posted at 16:20:46
それが、丸山文隆が指摘する、学としての存在論の破綻、つまり『現象学の根本諸問題』第一部第三章の「内世界的ではない根源的自然」という先転回的ハイデガーの動揺と、一般的にいわれているものです。簡単にいうと、自然災害は実践知からは不条理だという問題です。@jeanbeauty2
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posted at 16:14:18
そうした混同をしてしまうのは、ハイデガーばかりかカントがそもそも、いかなる被制作性にかかずらっているか、ということを度外視するときに、得てして陥る陥穽でしょうね。それが内世界的ではない根源的自然、という破綻の問題でもある。@jeanbeauty2 新カント派的ではないかと。
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posted at 16:10:24