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大本薫 Kaoru Ohmoto

@sunamajiri

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  • 自己紹介 natural-born Jazz Flutist。ジャズフルート奏者。フルートらしさ(フルーティズム)よりジャズが本体の破壊者。幼少より渡米。ジュリアード音楽院、コロンビア大学文学部院卒。全米ジャズ教育協会会員。英米で流行りのハイデガー論者。てげてげでアドリブする現存在。17年鹿児島移住。コロナ禍で休眠中。
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2015年03月02日(月)

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年3月2日

そうそう、おそらく180度真逆。地動説から転じて大地を得る、ディアスポラからの帰還のような思想に見えるほど。シオニズムに過剰反応したのがナチズムだとしたら、むしろモーセのように・・・。@LitoSnowfield 単に反ユダヤ主義と捉えてしまうと捉え損なってしまう感じですね

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posted at 22:06:32

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年3月2日

私たちは故郷から離れて、旅行したり、都会を目指したり、それが洗練されてることと勘違いしてるのだが、実は土着に根を生やしている方が、世界内存在的には満ち足りるという。いわば引き篭もりの話なのよ。出かけたがらないというか。ヘブライ人が満たされたという。@LitoSnowfield

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posted at 21:29:29

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年3月2日

不思議なことに、近現代は棄郷とか一極集中とか都会化とかコスモポリタンとかになるのだが、そのまさに入れ替わりで、ユダヤの民はディアスポラから故郷に戻ったからなー。非ユダヤ人は根を失い、ユダヤ人が根に帰る、というような、そういう話だね。@LitoSnowfield

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posted at 21:24:53

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年3月2日

根無し草になってしまった近現代への痛烈な批判だからねハイデガーというのは。たとえば身体性はモバイルできても、生活世界や世界には根があるのだ。外国に行くと言葉が通じず幼児扱いされたり、引っ越すと勝手が変わってしまうでしょ? 意味が通じなくなるのだ。@LitoSnowfield

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posted at 21:19:17

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年3月2日

気にされてる学的哲学だが、全集ではスコラへの対語として「学校概念の哲学」という訳語に統一してますね。ところが日本では学校以外が全部自然になる。文学も自然主義がおかしなことになった。自然科学なんてとてもとても。@jeanbeauty2 pic.twitter.com/3jR0d3OmW3

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posted at 18:55:34

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年3月2日

そして全集の訳語統一をする中で浮かび上がるのが、存在者の全体に対する批判性。『現象学の根本諸問題』は『カント書』ほど決定的ではないが「総体」がやたらと目立つ。この節などこれがわからないのを曖昧と結論するほど。@jeanbeauty2 pic.twitter.com/mBybluwkMk

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posted at 18:23:02

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年3月2日

創文社の全集は用語統一しているようですね。存在→有、存在者→有るもの。ハイデガー自身、中世以来の「学校用語」を攻撃するために、カントの用語を相対化すると宣言するわけだから。訳語の動揺は頂けない。@jeanbeauty2 pic.twitter.com/ljM8jLJnza

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posted at 18:18:59

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年3月2日

先日、やっと創文社版、門脇訳『カント書』を入手したのだが、理想社・木場訳では、「存在者の全体」の対概念と措定された「全体における存在者」が訳し分けられていなかったようです。原文や英訳では気にならないのですが。@jeanbeauty2 pic.twitter.com/9FpukjlGj1

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posted at 17:43:32

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年3月2日

しかし、丸山文隆 twitter.com/sunamajiri/sta...が論じているように、『現象学の根本諸問題』は、まだ存在者の全体として捉えている。そこでもう一度、『カント書』で、バウムガルテン~カントの学校用語で「全体における存在者」を捉えるんですよ。@jeanbeauty2

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posted at 17:42:39

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年3月2日

『現象学の根本諸問題』も冒頭はアンセルムスの神の存在証明です。デカルトの要請を受けてるわけだから。その時問題になるのが『カント書』冒頭で再話されるバウムガルテンの学的用語法です。カントはそれに依拠して、自己原因を可能性の総体に解体しただけです。@jeanbeauty2

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posted at 17:42:20

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年3月2日

「自然」だけだから曖昧になるんですよ。むしろ単純に自然の総体に対する神の視点か人の視点か、という途轍もなく他愛のない議論が発端であるに過ぎないわけだから、それを度外視したら自然科学も出てこない。@jeanbeauty2 bit.ly/1vRn3A6

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posted at 17:42:08

2015年03月01日(日)

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年3月1日

つまり、理数系という哲学から見れば単なる認識論と、哲学という理数系から見れば単なる存在論という二股への分かれ方が、いかに共通の知的な根を持っていて、それだからこそ威力があるということがあり、それを日本の支配者は個々人の学力差として管理していたい。自覚的ですね。@J_J_Kant

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posted at 17:00:48

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年3月1日

ハイデガー『カント書』が金字塔なのも、その共通の根によって有限な人間の無尽蔵な力を開示してるからだが、認識論と存在論の違いを言ってるだけのように誤読されますからね。@J_J_Kant 二股に分かれる前の共通知こそが西欧の知の本質だったが、今も支配層=文科省が慎重に覆い隠している

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posted at 16:55:40

大本薫 Kaoru Ohmoto @sunamajiri

15年3月1日

ハイデガーなどは、存在者の総体=宇宙の全体を、外部=神の全智の視点から眺める諸科学(認識論)に対して、なんでそんなことができるんだ? だいたい何でそれが宇宙の総体だと分かるんだ?と批判しているだけと言っていいのだが、ある意味、日本の支配者もそう思っている。@J_J_Kant

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posted at 12:08:26

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