黒木玄 Gen Kuroki
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2015年12月31日(木)
@sekibunnteisuu 私は「同一の足算が多彩な解釈を持つ」のような主張を結構しています。そのように主張できるのはたとえば増加と合併の概念を明瞭に区別しているからです。「同じことだとみなせる」と「概念的に明瞭に異なる」は矛盾しません。
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posted at 00:01:34
@genkuroki #数楽 続き。古典極限で再現できなければいけない公式は野海さんのパンルヴェ方程式の本にあります。
www.amazon.co.jp/dp/4254115547
パンルヴェ方程式のことを忘れてτのことだけをやりたいなら、有限次元のGL_nの場合だけでよい。
タグ: 数楽
posted at 00:57:01
@genkuroki #数楽 続き。以下GL_nの場合。野海さんの本では確かMと書かれていたn×nの上三角行列のq差分版の量子化はGL_nの量子群の量子L-operatorの上三角版です。RLL=LLR関係式で交換関係が与えられます。続く
タグ: 数楽
posted at 01:05:09
@genkuroki #数楽 続き。というのはウソが混じっていて、正確には、量子L作用素の対角部分で左から割ってできる対角成分が1の上三角行列を作って、さらに左右からパラメータ変数の対角行列をかけて得られる行列がMのq差分版量子化になっています。続く
タグ: 数楽
posted at 01:10:00
@genkuroki #数楽 続き。こういうことをやらなければいけないから、ナマの量子群との関係がよくわからなくなるわけです。しかし、パラメータ変数は量子展開環の下三角部分から来る量子従属変数と可換にならなければいけないので、RLL=LLRですまなくなる。続く
タグ: 数楽
posted at 01:12:30
@genkuroki #数楽 上三角のLに対するRLL=LLRで得られる代数はBorel部分代数で、対角成分はCartan部分代数を生成するので、対角成分たちと残りの上三角成分たちは非可換になってしまい、対角成分たちはパラメータ変数たちだとはみなせなくなってしまいます。
タグ: 数楽
posted at 01:17:06
@genkuroki #数楽 だから、Cartan部分を除いて、手でパラメータ変数を入れる。あとの計算がうまく行く入れ方がある方法で決まり、左右からパラメータ変数を対角成分とする対角行列をかけることになる。そうすることが自然な内在的理由は不明のまま。
タグ: 数楽
posted at 01:20:19
@genkuroki #掛算 以上のような非自明でまだ解明されていない事情はありますが、野海さんの本の行列Mのq差分版の量子化は量子群から来ている。行列Mの量子化の成分たちは従属変数f_iたち(シュバレー生成元たち)とパラメータ変数t_i=q^{ε_j}たちで書けています。
タグ: 掛算
posted at 01:26:28
@genkuroki #掛算 Mは上三角行列で、対角成分は互いに異なり、他の成分と可換になっています。ゆえに、Mの対角部分をDと書くと、対角成分が全て1の上三角行列UでM=UDU^{-1}とMを対角化するものが唯一つ存在します。Uの成分を表す公式も容易に作れます。
タグ: 掛算
posted at 01:31:10
@genkuroki #掛算 UとDの成分は量子群の下三角部分のシュバレー生成元とパラメータ変数で書けているので、まだτ変数は登場しません。この場合のτ変数は野海さんの本では確かz_jと書かれていたと思います。量子化で問題になるのはz_jと他の変数の交換関係です。
タグ: 掛算
posted at 01:35:13
@genkuroki #掛算 あ、すみません。タグの付け方を間違えました。本当は #数楽 タグをつけるつもりでした。掛算タグを以下では外します。続く
posted at 01:36:54
@genkuroki #数楽 「正しい」交換関係はz_j=exp(∂/∂ε_j) と定義すれば得られます。ε_jはパラメータ変数なので、τ変数z_jはパラメータ変数の正準共役変数の指数函数(差分作用素)だとみなすことが、正しい量子化の処方箋です。これも内在的な理由は不明のまま。
タグ: 数楽
posted at 01:41:48
@genkuroki #数楽 続き。z_jたちを対角成分としてもつ対角行列をUに右からかけて得られる行列が、野海さんの本で確かZと書かれていた上三角行列のq差分版の量子化です。こういう感じの構成になっているので、ナマの量子群との関係がものすごく非自明になっている。
タグ: 数楽
posted at 01:45:58
@genkuroki #数楽 量子L-operatorからMを作る処方箋の内在的理由か不明。パラメータ変数はどこから来ているのか?Mの対角化の手続きはどう解釈できるのか?さらにτ変数はどこから来ているのか?良い公式が得られる処方箋はあるが内在的理由がさっぱりわからない。
タグ: 数楽
posted at 01:49:56
@genkuroki #数楽
www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/LaTeX/...
www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/LaTeX/...
にはaffine sl_3の場合を例に解説を書いたのだが、有限次元gl_nの場合での解説も書いた方がよいだろうか?
タグ: 数楽
posted at 01:54:52
@genkuroki #数楽 2つ前のツイートで紹介した解説PDFがaffine gl_3 (sl_3と書いたがgl_3の方が正しい)を例に書かれているのはパンルヴェ方程式との関係を明瞭にするため。その辺の関係に興味がない人にとっては有限次元のgl_nの方がわかりやすいはず。
タグ: 数楽
posted at 02:04:53
【SYNODOS】被災地を搾取し被害を拡大してきた「フクシマ神話」――ニセ科学とデマの検証に向けて/林智裕 / フリーランスライター synodos.jp/society/15632
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posted at 02:09:29
今年読んだ経済ベスト5を書きたいと思う。
今年発売されてない本を含みます
金融政策に関連する本は残念ながらここ4年以上
読むに値する本は一切ないというのが正直な心象です。
今年も選外です。
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posted at 02:09:33
和書で読むに値する金融政策の良書は古くなりますが以下の2冊『のみ』と思います。
1.ポスト平成不況の日本経済―政策志向アプローチによる分析 伊藤 隆敏
www.amazon.co.jp/dp/4532132991/...
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posted at 02:11:17
第6位
経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策 デヴィッド スタックラー
内容が切実で、理論に一理あると思った。
想いは満点の本。だから、選びました。
正直に統計自体は荒くてスカスカな本であると思う。
www.amazon.co.jp/dp/4794220863/...
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posted at 02:13:59
第3位
経済データと政策決定 小巻 泰之
予算ベースと異なり決算ベースでは、日本では過去に
財政出動をしていなかった・絞っていた。
常数の計算すら国民経済計算の統計の取り方で低く見積もっていたという、
統計から驚愕の1冊。
www.amazon.co.jp/dp/4532134617/...
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posted at 02:15:44
第3位
多数決を疑う――社会的選択理論とは何か (岩波新書) 坂井 豊貴
ボルダールールとコンドルセ最尤法など、
いかに民主主義とは集計方法次第(だけ)で
結果が変わるか、何がないがしろにされてしまうのかが
数理的な理論で腑に落ちる。
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posted at 02:16:48
その中で、最適な方法を探ってきた
経済学・社会的選択理論の歴史・流れが分かる1冊。
「民主主義は正しい」と大上段から構えて、
思考停止で宗教チックに語る人が1人でも減ることを願う。
多数決・民主主義を考えるための最良の1冊。
www.amazon.co.jp/dp/4004315417/...
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posted at 02:17:15
第3位
これだけは知っておきたい働き方の教科書 (ちくま新書) 安藤 至大
ミクロ経済学を中心に労働政策を語る大ざっぱな話ではなく
法と経済学の知見に基づく著者ならではの、緻密な話
www.amazon.co.jp/dp/4480068236/...
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posted at 02:17:48
非公開
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@genkuroki #数楽 メモ
www.google.co.jp/search?q=Groth...
Grothendieck-Springer Beilinson-Bernstein を検索
タグ: 数楽
posted at 02:21:05
第2位
新しい金融秩序 新装版 ロバート・J・シラー
金融と言うよりは、保険・社会保険の制度設計の本という方がわかりやすいだろう。
生計保険、所得連動型ローン、不平等保険などなど
ノーベル経済学賞受賞者のアイデアがぎっしり。
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posted at 02:22:31
政策本として今年発売でなくても、必ず推したい保険本。
GDP連動債構想詳細などを含んだの続刊・第2巻発刊を希望します。
www.amazon.co.jp/dp/4532134471/...
シラーの、これらの保険のエッセイは日本語で読めるのでぜひ。
business.nikkeibp.co.jp/article/money/...
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posted at 02:22:59
第1位
21世紀の不平等 アンソニー・B・アトキンソン
政策論の神髄。不平等対策の緻密な政策論がわかる。
有効な解決策への処方箋。
今年1番の良書は間違いなくこの1冊。
15の提案と、プラスアルファの検討課題。
まともな格差対策の処方箋が始めて書籍になった1冊と思う。
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posted at 02:23:19
「さっさとピケティファンを終わらせろ」と
言うにふさわしい格差対策真打ちの一冊。
公共経済学を学んで良かったと心底思う。
www.amazon.co.jp/dp/4492314709/...
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posted at 02:23:41
@genkuroki #数楽 メモ
pages.uoregon.edu/njp/ben-zvi-5....
Ben-Zviさんによる「堀田・柏原の定理」の解説
タグ: 数楽
posted at 02:25:04
第2位を1冊忘れてた。
ハウス・オブ・デット アティフ・ミアン
今年の景気対策本で唯一ランク入りします。
「銀行でもなく、国家でもなく、個人を救え」
景気回復・成長の方法があるなら、方法を追求していく態度が求められている。
www.amazon.co.jp/dp/4492314598/...
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posted at 02:27:38
@genkuroki #数楽 1つ前のやつは
David Ben-Zvi, David Nadler
quantum version of descent for the Grothendieck-Springer simultaneous resolution
タグ: 数楽
posted at 02:44:57
@genkuroki #数楽 1つ前のやつは
Quantum groups, quantum tori, and the Grothendieck-Springer resolution
Gus Schrader, Alexander Shapiro
タグ: 数楽
posted at 02:52:09
@genkuroki #数楽
www.ma.utexas.edu/users/benzvi/m...
これもBenZviさんによるHotta-Kashiwaraな話
タグ: 数楽
posted at 02:58:57
@genkuroki #数楽
arxiv.org/abs/1510.05282
Dual pairs of quantum moment maps and doubles of Hopf algebras
Gus Schrader, Alexander Shapiro
タグ: 数楽
posted at 08:59:15
@genkuroki 「AとB概念的に明瞭に異なる」というのは、必ずしも「AやBの指し示す範囲の境目が明確とか、AとBが重なる領域は存在しない」を意味しない、ということでしょうか?
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posted at 09:26:26
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台形の面積を計算するときに辺の長さの平均と考えてってしないのは何故だろうと嬢様が宿題をしている様子を見ながら暫し思った。 #何故だろう何故かしら twitter.com/mathpico/statu...
タグ: 何故だろう何故かしら
posted at 11:44:46
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それそれ、何だろうねぇあれは。何を計算すれば佳いかが式を書いてみて確認できたら、あとはさっさと結果出して済ます、っていう事が出来ないんだよなぁ。 #掛算 の影響は多分にあると思うな。辛い。ってか面白くないし、面白い事を見逃すよね。 twitter.com/mathpico/statu...
タグ: 掛算
posted at 12:29:44
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録り溜めてあった数学ミステリー白熱教室を酒呑みながらみとります。
ラングランズ・プログラムという壮大な取り組みの紹介ぽ。
なんかこう、ヒルベルト・プログラムを彷彿とさせるような、つまり一人の天才によって見事にぶっ壊されて悲惨な結末になりそうなワクワク感がたまらなく素敵。
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posted at 13:12:09
失業や需要不足が問題なのに,長期の構造改革とか成長戦略に話を逸らす傾向を嘆くクルーグマン. / “長期主義の弊害 - himaginaryの日記” htn.to/H36jBy
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posted at 13:28:04
.@genkuroki 含蓄深い連続ツイートありがとうございます。味読します。「目的に合わせて便利な基底」が実質的なところというのは、今言われればなっとくなんですけど、当時はよくわかっていなかったです。@kamo_hiroyasu
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posted at 14:52:48
. @genkuroki @kamo_hiroyasu ちなみに、今、大学1年生で使う線形代数・微積分の教科書でよく使われているものってどういうものがありますか。ちょっと取り寄せてみようか、と。想定は、数学科ではない、理工系諸学科に進む学生たち対象だとして。
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posted at 14:54:25
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