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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 現在地 涅槃
  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2018年08月20日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月20日

むしろ本作の見所は魅力的な謎がある構図の絶妙な目眩ましになっている点であり、加えてクリスティを思わせる人間ドラマの技巧を盛り込むことで更にそれを強固なものにしている。もっとも探偵役の魅力としてはツイスト博士に劣るものの、アルテといえばプロットというのが再確認できる良作である。

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posted at 21:52:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月20日

ツイスト博士と並ぶ作者の看板探偵・オーウェン・バーンズシリーズの翻訳第一弾。シリーズの四作目にあたる本作は神出鬼没の通りとそこで目撃される過去や未来の殺人風景という何とも幻想的な謎を扱っているが、その謎解きに期待すると些か肩透かしを覚える所はいつも通り(?)のアルテ作品と言える。

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posted at 21:51:34

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月20日

ポール・アルテ「あやかしの裏通り」読了。ロンドンのどこかにある霧の中から不意に現れ、そして忽然と消えてしまう「あやかしの裏通り」。ある晩、名探偵オーウェンの許に駆け込んできた旧友のラルフはその「あやかしの裏通り」から逃げ帰ってきたばかりか、そこで奇妙な殺人を目撃したと言い……。

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posted at 21:51:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月20日

「パズラクション」、個人的には第四の事件の謎解きにおける、警部とホームズのあるやり取りに不覚にも笑ってしまったw

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posted at 01:30:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月20日

見取り図なしだと分かりづらい場面が多々ある、見立てが都合よく使われすぎなきらいがある、エピローグがやや蛇足、ギャグとはいえ本格において奇跡的な偶然が多すぎるのも気になる。とはいえ本作が多重解決や偽の手掛かり問題など現代本格らしいテーマに挑んだ労作なのは間違いない。

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posted at 01:26:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月20日

そこには極めて現代本格らしいテーマとこの作者らしいセンスが感じられるが、その一方で幾つか欠点も孕んでいる。例えば事件によってロジックの出来にばらつきが見られる(結局ロジックが一番きれいなのがでっちあげではない最初の事件の真相というのがどこか皮肉的ではあるが)、

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posted at 01:26:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月20日

一言でいえばロジックによる必殺仕事人、あるいは霞版虚構推理。殺し屋ワトソンが悪人を成敗しようとすると何者かに先を越されたり偶然の悪戯で現場が不可能犯罪化したりとハプニングが続発、その状況を打開すべく謀り屋ホームズが偽の手掛かりとロジックを駆使して説得力のある解決をでっちあげる。

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posted at 01:25:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月20日

霞流一「パズラクション」読了。この物語は謀り屋(Faker)ホームズ&殺し屋(Killer)ワトソンによる謎解き仕掛けの冒険譚、あるいは逆本格ミステリ、あるいは転倒倒叙探偵小説、あるいはメイクパズラー、そして殺しと推理のキルージョン(Kill Illusion)。

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posted at 01:24:42

2018年08月18日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月18日

しかしながら最後に明かされる事件の真相に関しては捻りすぎというか、キャラの掘り下げが甘いせいもあってそこまでやるものだろうかという思いがどうしても否めず、釈然としないものが残ってしまった。構成に注力した点は悪くないものの、別の意味でやり過ぎ感を覚えてしまう作品である。

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posted at 16:33:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月18日

またこのシリーズの特徴である一筋縄ではいかない倒叙要素も健在で、それに加えある不可能状況が読者を楽しませてくれる。その不可能状況のトリックはシンプルながら盲点をついているし、誘拐事件の随所に仕掛けられた奸計にしても小ワザながら巧く機能していると思う。

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posted at 16:33:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月18日

強運の持ち主・浜中刑事が活躍するシリーズの三作目は誘拐物。但しその誘拐パートは結構早い段階で終わってしまうため、誘拐物の醍醐味である犯人と警察の緻密な駆け引きを求めると些か物足りないかもしれない。とはいえ、そこから過去の殺人事件に繋がっていく展開はなかなか面白いものがある。

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posted at 16:33:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月18日

小島正樹「誘拐の免罪符 浜中刑事の奔走」読了。5歳の女の子が自宅から誘拐された。だが犯人の要求は警察を家に呼べという不可解なものだった。指示に従い被害者宅に訪れた群馬県警刑事の浜中と夏木のもとに城址公園駐車場の桜の木の近くを掘れという第二の要求が届く。犯人の意図はどこにあるのか?

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posted at 16:32:22

2018年08月17日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月17日

また空き教室の幽霊の謎を扱った「ジュリエットの亡霊」は事件のコミカルさと真相の苦味のギャップが絶妙で、国内作家Nの某短編を思わせる部分はあるもののシリーズ読者であれば強烈な印象を残す物語として巧く成立している。シリーズとしてもターニングポイントを迎え、ますます目が離せない。

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posted at 22:33:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月17日

特に介護施設で起きる事件を扱った「スウィート・マイ・ホーム」はそれに加えて、作者がこれまで好んで用いてきた御伽噺の使い方と舞台設定の組み合わせが見事で、ミステリの年鑑にとられてもおかしくない完成度と言っていいだろう。

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posted at 22:33:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月17日

海新高校ジャーナリズム研究会――通称ジャナ研に所属する工藤啓介が日常の謎を解き明かす連作ミステリシリーズの四作目。今回収録された三編のうち二編は丁寧なロジックの積み重ねもさることながら、何より複数の謎を重ね合わせることで物語に深みを与える構成が実に秀逸。

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posted at 22:32:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月17日

酒井田寛太郎「ジャナ研の憂鬱な事件簿4」読了。写真部から盗まれた被写体の金魚 、介護施設で立て続けに壊されるラジオと空き巣事件、空き教室で目撃された幽霊……三つの奇妙な事件の真相に迫る一方で、これまで多くの謎を解いてきた啓介はとある事件をきっかけに先輩の真冬と対立することに――。

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posted at 22:32:27

2018年08月09日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月9日

とはいえ最後に用意されている仕掛けに収録作中最もミステリ作家らしいセンスを感じさせる。また天祢涼もこの作家らしい伏線の妙を史実を活かした物語に巧く溶け込ませており、完成度は非常に高い。繰り返しになるが、本作は本格推理部分に過剰な期待をしなければ楽しめる作品である。

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posted at 21:09:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月9日

しかしながら忍者小説として読むとなかなかの良作、秀作揃いであり、例えば安萬純一や山田彩人はぶっちゃけ本業の本格ミステリより出来が良かったりするのが面白い。霞流一なんかは「落日のコンドル」や「夕陽はかえる」から殺し屋バトルだけを抜き出したような内容で好きな人には堪らないだろう。

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posted at 21:08:19

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月9日

本格ミステリ作家による全編書下ろしの忍者小説アンソロジー。帯には「忍者活劇×本格推理」とあるが、あくまでそれは本格ミステリ作家が書いた忍者活劇という意味であり、本格推理がメインと思って読むと些か肩透かしを覚えるかもしれない。

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posted at 21:08:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年8月9日

光文社文庫編集部編「忍者大戦 黒ノ巻」読了。伊賀、甲賀、軒猿……時に密命を受け、時に自らの意思で死地へと飛びこんでゆく忍者たちが繰り広げる秘術を尽くした死闘や仁義なき騙し合いの数々を天祢涼、安萬純一、霞流一、二階堂黎人、山田彩人の五人の本格ミステリ作家が描く。

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posted at 21:07:46

2018年08月03日(金)

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18年8月3日

マツキタツヤ/宇佐崎しろ「アクタージュ act-age」3巻読了。デスアイランド編完結。今回は何といってもこれまでの物語の積み重ねが生きている嵐の中の撮影シーンが秀逸で特に仮面の崩れた天使の「ありがとう」は圧巻の一言に尽きる。あと何気にカバー下の子供時代の千世子や夜凪が良かったw

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posted at 09:14:27

2018年07月29日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年7月29日

またスプラッターシーンの過激さに対して化け物の股間に常にモザイク(!)がかかっているのが気になるが、全体的には王道ゴシックホラーに絡めた家族の物語が秀逸な作品である。

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posted at 23:29:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年7月29日

「キャッスル・フリーク」観了。相続した古城に幽閉されていた異形の化け物に襲われる一家の恐怖。元々は人間だった異形の化け物が徐々に狂暴性を増していく一方で、盲目の美少女に対してのみは最後まで不器用なままというのがいい。

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posted at 23:29:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年7月29日

加えてその殺人鬼の設定がなかなか奇抜であり、言ってしまえばこの設定があるからこそ成功したといっても過言ではない作品である。

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posted at 23:28:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年7月29日

「恐怖ノ白魔人」観了。一言でいうと悪ガキが殺人鬼に襲われたことで更正する話(違)。悪ガキが本当に悪ガキなので襲われてもザマアミロとしか思わない一方で、殺人鬼が常に全裸で(!)獲物も使わず素手でバッタバッタ人を殺していくのが新鮮。

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posted at 23:28:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年7月29日

ストーリーは良く言えば難解、悪く言えば意味不明だが、雰囲気ものとしてみればなかなか楽しめる幻想ホラー作品である。

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posted at 23:28:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年7月29日

「煽情」観了。一人の女性アナの人生を少女期、娘盛り、熟女期の三つのパートに分けて描きつつ、マリオ・バーヴァやダリオ・アルジェントのオマージュをふんだんに盛り込んだ異色作。とりわけ少女期はサスペリア色、熟女期はジャーロ色が強い一方で、音楽面の演出が非常に寂しいのが残念。

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posted at 23:27:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年7月29日

「暗闇にベルが鳴る」観了。怪電話を機に聖夜の女子学生寮を次々と襲う惨劇。ミステリ要素を求めるとやや物足りなさは否めないもののスラッシャー映画としてはツボを押さえた内容で、タイトルにもなっている電話などの小道具や殺人鬼の視点が齎す恐怖と緊張感のハーモニーが何とも絶妙な作品である。

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posted at 00:35:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年7月29日

但しアルジェント本家と比べると演出や展開にどうしても粗が目立ってしまうものの、あくまでアルジェントファンが作ったイメージムービーとして割り切って観ればそれなりに楽しめる作品である。

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posted at 00:34:33

麻里邑圭人 @mysteryEQ

18年7月29日

「SONNO PROFONDO」観了。日本未発売のベルギー産スリラー映画。一言でいうならアルジェント映画の犯人視点のみで構成された作品で、アルジェントファンであればいかにもそれっぽいシーンと音楽のオンパレードに思わずニヤリとなることだろう。

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posted at 00:34:02

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