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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2014年03月29日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月29日

また作中で展開される推理にしてもダミーが(目新しさはないものの)一番出来がいいのはどうかと思うし、何より最終的な真相がアンフェアになってしまっているのがいただけない。ガジェットを詰め込むのはいいが、もう少しきちんと練り込んでほしかった。

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posted at 21:12:34

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月29日

人気ボカロ曲を元にしたミステリシリーズの二作目。連作形式だった前作から一転、長編となった本作には本格ミステリではお馴染みのガジェットが幾つも盛り込まれているが、それらが仕掛けとして活かされていないのはかなりマイナス。

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posted at 21:12:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月29日

てにをは「古書屋敷殺人事件」読了。一ヶ月前、蔵書家だった主が首を吊って死んだ通称「古書屋敷」へ本の査定の手伝いでやってきた推理小説好きの女子高生・ひばり。だが屋敷に脅迫状が舞い込んだのを皮切りに亡き主の妻が首なし死体となって発見される。さながら村に伝わるわらべ唄の見立てのように。

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posted at 21:11:24

2014年03月28日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月28日

ミステリとしてみると、前述したある事実に気付くロジックが実に秀逸。その反面、肝心の怪人の正体に関しての伏線がないのが残念だが、動機に捻りを入れている点は○。適度に軽い文体とテンポのいい展開でタイトル通りのスリリングなドライブ感覚が味わえる快作である。

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posted at 22:18:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月28日

クロケン久々のオリジナル新作は「SAW」の車版とも言うべきソリッド・シチュエーション・スリラー。怪人が仕掛けた罠に嵌まって次々と人が死んでいく展開はまんま「SAW」だが、ある事実が明らかにされたのを境にクローズド・サークル物の様相を示していくあたりが何ともミステリ作家らしい。

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posted at 22:17:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月28日

黒田研二「ドライブ」読了。何者かに拉致された犬塚琢磨が目を覚ますと見知らぬ五人の男女と共にワゴン車の中に囚われていた。そんな彼らにタブレット型のPCモニターを通じて仮面をつけた怪人〈夢鵺〉が言う。定められたルートを走行し制限時間内に最終目的地に辿り着けば君たちを解放する、と――。

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posted at 22:15:57

2014年03月27日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月27日

「モザイクとフェリスウィール」はミステリ部分よりもルチオ・フルチ好きの女子高生(!)によるフルチ映画蘊蓄の方が面白かった。特に「秩序も思想も計算もなく、豪快に意味不明なルチオ・フルチ先生には誰も勝てないけどな」という発言には痺れた(爆)。収録作中最も作者の趣味が出た作品である。

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posted at 23:39:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月27日

「夏風邪とキス以上のこと」は「消失グラデーション」の後日譚ともいえる内容で、「消失グラデーション」に登場した某人物と美少女探偵の頭脳戦が楽しめる一方で、明らかに昨年出た某作品へのディスりにもなっているある発言が実に痛快(爆)。またラストの、この作者らしいエロスの匂わせ方も○。

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posted at 23:39:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月27日

美少女探偵・樋口真由シリーズの三作目にしてシリーズ初の中編集。収録作はいずれもハウダニットをメインに扱っているが謎の設定にそれぞれ工夫が凝らされている。ベストは表題作で、豪快なトリックもさることながら、動機に纏わるこの作者ならではのミスディレクションの巧さに唸らされる。

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posted at 23:39:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月27日

長沢樹「冬空トランス」読了。性同一性障害に苦しむ少女が監視下にあった四階の教室から飛び降りた謎に迫る表題作を始め、絶対に撮影不可能な映像を作り出した方法を当てる「モザイクとフェリスウィール」、密室に囚われた名探偵の意外な脱出手段を推理する「夏風邪とキス以上のこと」の二編収録。

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posted at 23:38:37

2014年03月26日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月26日

主人公の一部の設定があまり活かされていないなどの不満もあるが、それを差し引いても個人的には今年度本格の収穫の一つとして数えたい秀作である。

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posted at 22:05:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月26日

やがて物語は主人公が巻き込まれた「首絞めピエロ事件」に収束していくわけだが、この事件の真相がバカミスと紙一重ともいうべき凄まじさで思わず唖然とさせられる。構図で見れば前例はあるものの、ハウダニットとしてはなかなか画期的なのではないだろうか。

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posted at 22:02:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月26日

しかしながら見事に状況をひっくり返してもそれが真実とは限らないのが本作の面白いところで、言うなれば本格ミステリとアンチミステリを巧く両立させた構成が実に秀逸。

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posted at 22:01:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月26日

今年度国内ミステリのダークホース。「七人の証人」と「インシテミル」を足して2で割ったような設定の本作は、裁判を一種のコンゲームとして処理しているのが特徴で、裁判パートは与えられた手掛かりをもとに主人公がどう不利な状況をひっくり返すかが焦点になる。

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posted at 22:01:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月26日

仁科裕貴「罪色の環 ―リ・ジャッジメント―」読了。かつて多くの犠牲者を出した「首絞めピエロ事件」の裁判で無罪になった青年・音羽奏一。ある日、彼は何者かに拉致され人工島に連れてこられる。そこで彼は裁判員の一人として男女五名と共に日給四百万円である事件の再審判を行うことになるが……。

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posted at 22:01:19

2014年03月25日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月25日

そこだけ見れば完全にバカミス(もしくはトホミス)だが、それが解かれることにより過去の事件の真相も明らかになる構成が実に秀逸。その真相にしても初歩的な手にも拘わらず、それと気付かせない巧さがある。本作は、ネタ自体は小粒でも書き方次第で面白くなるという見本のような作品である。

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posted at 23:42:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月25日

久々の死相学探偵シリーズ四作目は、過去に起こった事件に纏わる死の連鎖の繋がりを探すミッシング・リンク物。ミッシング・リンク自体はある一部のヒントがあまりにあからさまなので早々に気付く人もいそうだが、気付いたら気付いたでその隠し方に爆笑(もしくは脱力)するに違いない。

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posted at 23:42:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月25日

三津田信三「五骨の刃 死相学探偵4」読了。半年前、ホラー映画監督・佐官甲子郎が主催する〈恐怖の表現〉展の最中に五種類の凶器による無差別連続殺人が起こった。その現場である〈無辺館〉に忍び込んだ依頼人に死相が浮かんでいることを見て取った俊一郎は依頼人の命を救うため真相解明に乗り出す。

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posted at 23:41:38

2014年03月21日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月21日

盗難の瞬間を映したビデオを巡って二転三転する展開などミステリ的に見るところが全くないわけではないが、どちらかというとミステリ風味のリドル・ストーリーとして楽しむのが吉な作品である。

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posted at 22:51:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月21日

その理由は実在した人物を中心に扱っているからで、故に作者もあとがきで「本書では“これが正しい”という書き方は避け、ストーリーも謎解き的な解決は果たさなかった」と語っている。

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posted at 22:50:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月21日

鮎村尋深と守泉音彦のコンビが活躍する芸術ミステリシリーズの二作目。前作同様、メインとなる事件にあるものの真贋疑惑とオペラを絡ませているが、前作に比べるとミステリ色は薄めで、解決も非常にモヤモヤしている。

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posted at 22:50:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月21日

森雅裕「あした、カルメン通りで」読了。伝説のオペラ歌手、マリア・カラスがその音楽活動を終えた札幌に15年後、カラスの後継者、タルガ・パルフェッタと若きプリマ、鮎村尋深がカルメン公演のために訪れる。だが公演の夜、カラスの遺品である金の十字架がタルガの楽屋から盗まれてしまう――。

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posted at 22:50:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月21日

終盤のタイムリミットを設けた毒殺の仕掛け探しもサスペンス性を大いに盛り上げていて○。毒殺トリックを始めとしたミステリ的技巧と生き生きと描かれたキャラクターで読ませる佳作である。

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posted at 22:50:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月21日

鮎村尋深と守泉音彦のコンビが活躍する芸術ミステリシリーズの一作目。毒殺方法がどれも独創的で、芸術学園という舞台設定がよく活かされている。特筆すべきは第二の殺人で、美術の技法と毒殺を組み合わせた点もさることながら、ある登場人物の行動に隠された犯人を示す伏線が秀逸。

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posted at 22:49:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月21日

森雅裕「椿姫を見ませんか」読了。新芸術学園のオペラ「椿姫」公演練習中に主役を演じる若尾謡子が毒殺された。練習前に彼女が口にしたキャンディに毒が仕込まれていたのだ。そしてそれは23年前に起こった椿姫のモデル、マリー・デュプレシの肖像画贋作事件に端を発する連続毒殺事件の幕開けだった。

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posted at 22:49:49

2014年03月19日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月19日

その他の短編もネタ自体は小粒でも、語りの巧さでぐいぐいと読ませてくれる。全体的に作者の引き出しの多さ、器用さが楽しめる短編集である。

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posted at 23:05:27

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月19日

収録作六編のうち、ベストは「夜警」、もしくは表題作で、前者は謎を解くことで浮き彫りになる人間像が、後者は人間を描くことで成立しているホワイダニットが秀逸。次点は「万灯」で前例はあるものの、海外が舞台であることを活かしたオチが倒叙形式によってより効果的に演出されているのが○。

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posted at 23:05:17

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月19日

なんというか、非常に米澤穂信っぽくない短編集。ある時は横山秀夫、またある時は連城三紀彦……といった具合に本作を読んでいると、まるで様々なミステリ作家の作品を読んでいるかのような錯覚を覚える。そういう意味では、本作はパスティーシュ短編集と捉えることもできるかもしれない。

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posted at 23:04:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月19日

米澤穂信「満願」読了。人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機に迫る表題作を始め、新米警察官の殉職事件に隠された意外な真相「夜警」、会社の利益のために殺人に手を染めた在外ビジネスマンを待つ皮肉な結末「万灯」など、人生の岐路に起きた様々な謎を扱った六編を収録。

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posted at 23:04:27

2014年03月18日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月18日

必ずしも収録作全てが優れているわけではないが、変なミステリを読みたい人にはお勧めしたい短編集である。

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posted at 23:09:17

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月18日

中には超常現象というにはどうかと思うようなものもあるが、そういうズレたところもまたこの作者らしい。収録作六編のうち、ベストはいつの間にか増えているガソリンの謎を扱った「ナナカマド」で伏線の巧さもさることながら、何よりホラーなのかギャグなのか分からない抱腹絶倒のオチが素晴らしい。

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posted at 23:09:02

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月18日

「三階に止まる」の延長線上ともいうべき、異色短編集。まず超常現象が前提としてあるあたりはミステリというよりホラーだが、探偵役にあたる人物が毎回超常現象を冷静に分析しながら、論理的にその原因となった出来事を突き止めていく展開はどこを切ってもいつもの石持ミステリそのものである。

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posted at 23:08:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年3月18日

石持浅海「二歩前を歩く」読了。ひとりでに一歩ずつ進むスリッパ、道を歩くと怯えたように避ける人々、壁紙の裏に亡き妻の髪を貼り付ける男、消してもつく浴室の照明、いつの間にか増えるガソリン、勝手に動く彼女の髪の毛。現代科学では説明のつかない不思議な出来事を論理で解明するミステリ短編集。

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posted at 23:08:41

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