Twitter APIの仕様変更のため、「いいね」の新規取得を終了いたしました

麻里邑圭人

@mysteryEQ

  • いいね数 9,797/10,375
  • フォロー 1,028 フォロワー 1,647 ツイート 91,937
  • 現在地 涅槃
  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
並び順 : 新→古 | 古→新

2014年02月19日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月19日

個人的には「水銀のエンゼル」の方が好みだが、どちらも哀愁こもったラスト一行が何とも言えない余韻を残す秀作である。

タグ:

posted at 22:38:55

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月19日

しかもただぶち壊しにするのではなく、きっちりと伏線を張った上で意外な真相まで用意しており、その構造を本格ミステリと見做すことも十分可能だろう。一方表題作はミステリとして見ると伏線に物足りなさを覚えるが、代わりに漫才にも似たテンポのいい会話劇と電波ゆんゆんの世界観で魅せてくれる。

タグ:

posted at 22:38:34

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月19日

「爛れた闇」以来の現代を舞台にしたホラー二編を収録した中編集。「水銀のエンゼル」は作者自身をモデルにしたと思われる作家が隣室の美女と恋に落ちる前半とそれを見事なまでにぶち壊しにする後半の対比が素晴らしく、そのあまりの落差には爽快感すら覚える。

タグ:

posted at 22:37:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月19日

飴村行「路地裏のヒミコ」読了。二十五年前に姿を消した百発百中の予言者の正体を探り始めた二人の若者が恐るべき真相に辿り着く表題作の他、引っ越し先のマンションで知り合った隣室の美女といつしか愛し合うようになった作家が昔の彼女との再会を境に破滅を迎える「水銀のエンゼル」を収録。

タグ:

posted at 22:37:10

2014年02月18日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月18日

極めつけは名探偵的なキャラの登場であり、この時点でコンセプトは既に破綻していると言っていいだろう。一応最後に捻りを入れてはいるものの、何というか求めていたものとは違うものを読まされた感が否めない。できれば徹頭徹尾コンセプトが一貫したものを読ませてほしかった。

タグ:

posted at 22:49:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月18日

『――誰も信じちゃくれない。最悪の逃走劇が始まった!』という帯の文句から、てっきり絶体絶命の状況の中、主人公一人の力で何とかするのかと思いきや、ここぞという場面で都合よく助けが入る展開が多くてかなり微妙。

タグ:

posted at 22:48:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月18日

似鳥鶏「迫りくる自分」読了。総武線の快速に乗っていた本田理司は併走していた各駅停車の車窓に自分と同じ顔をした男を見付ける。やがて二人は偶然再会するが、それから間もなく理司は身に覚えのない強姦致傷の罪を着せられ、逃亡することになる。果たして彼は身の潔白を証明することができるのか?

タグ:

posted at 22:47:04

2014年02月17日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月17日

もっとも動機に関しては少々専門知識が必要になるが、これはこれでびっくりさせられる。ある意味人を選びそうなネタを扱っていながら、それを美しい物語へと昇華させてしまう作者の技巧に唸らされる作品である。

タグ:

posted at 23:09:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月17日

大胆としか言いようがない真相に唖然とさせられる秀作。この真相に近いことを作者は別の作品でもやっているが、本作もまた読み返してみると、かなり際どいことをやってのけている。そして何より秀逸なのは、この奇妙な状況を納得させるだけの真相をきちんと提示していることだろう。

タグ:

posted at 23:08:53

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月17日

夏樹静子「黒白の旅路」読了。君と、死にたいな――大学生の立夏子は不倫相手の男と伊豆の山奥で睡眠薬を飲み、永遠の眠りに就くはずだった。だが立夏子が心中に失敗し目覚めると、何故か傍らの男はナイフを突き立てられて死んでいた。警察から殺人容疑で追われつつも立夏子は犯人探しに乗り出す。

タグ:

posted at 23:08:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月17日

一方、後者は不可解な謎を演出することで本当の狙いをミスディレクションさせる点が巧みで、謎の解決と共に反転する構図が実に鮮やか。その衝撃は「Q.E.D.」の某作を彷彿とさせる。

タグ:

posted at 13:26:36

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月17日

収録作四編のうち物語としての面白さなら「バッグストーリー」、ミステリとしての切れ味なら「その朝、8時13分」になる。前者はオチへ繋げる伏線の上手さもさることながら、あえて理知的な森羅と比較することで人間味あるオチを際立たせている点が秀逸。

タグ:

posted at 13:26:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月17日

加藤元浩「C.M.B.」25巻読了。イタリア・フィレンツェにて老鞄職人が手掛けた逸品を巡り、森羅と雑貨商の新人が考える人に纏わる謎かけに挑む「バッグストーリー」、毎朝決まった時間に同じ光景を見る不可解な現象に男が悩まされる「その朝、8時13分」他二編収録。

タグ:

posted at 13:25:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月17日

今回収録された二編はどちらもネタとしては小粒ではあるものの、盲点をついたワンアイディアで前向きな話を作り上げている点が好印象。個人的な好みで選ぶなら「坂道」で、「スプリング・ハズ・カム」のような青春ストーリーと駕籠真太郎の某作を思わせる漫画ならではの見せ方が楽しめる一編である。

タグ:

posted at 13:24:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月17日

加藤元浩「Q.E.D.」47巻読了。研究所から機密ファイルを盗んだ犯人探しにNPクラスを絡めた「陽はまだ高い」、かつてクラスで起きた携帯ゲーム機盗難事件の犯人として疑われた少女が、数年後の同窓会で唯一、自分の無実を信じてくれ可奈にその理由を尋ねる「坂道」の二編収録。

タグ:

posted at 13:24:47

2014年02月15日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月15日

むしろ個人的には堂々と手掛かりを示しているにも拘わらず、それと気付かせない細やかな技巧の数々が見られたのは好印象。本作は「猫魔地獄」に腹が立った自分のような読者(!)にこそ読んでもらいたい良作である。

タグ:

posted at 17:50:10

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月15日

もっとも前作同様、登場人物が突然メタに走ったり、冒頭の事件でアンチミステリ的解決をかましたりと相変わらずマトモでない部分は散見されるものの、終わり良ければ全て良しという言葉があるように、最後はきっちりとこの時代設定ならではの意外な真相で締めてくれる。

タグ:

posted at 17:43:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月15日

「猫魔地獄のわらべ歌」で話題になった作者による時代小説+本格ミステリ+横溝ガジェット+クトゥルフ+メタを盛り込んだ一作。「猫魔地獄」が本格ミステリを謳いつつも肝心なところで時代小説であることを言い訳にした微妙な作品だったのに対し、本作は意外にも(?)マトモな本格でちょっと驚いた。

タグ:

posted at 17:43:40

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月15日

幡大介「股旅探偵 上州呪い村」読了。中仙道倉賀野宿で奇病を患った若者が火嘗村の名主屋敷に住む三姉妹の死を予言して死んだ。若者の死を看取った渡世人の三次郎が火嘗村を訪れたのを境に様々な怪異が村を襲う。甦る死者、滝壺に吊るされた女、そして遂に仮面の長女が御籠り堂で大岩に潰されて……。

タグ:

posted at 17:43:28

2014年02月14日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月14日

そして真相に至り、読者は本作がもう一つ有名な古典ミステリを元にしていることに気付かされる。もっとも真相だけみれば苦しい部分もなくはないが、二重のオマージュを取り入れることでそれをうまくカバーした良作である。

タグ:

posted at 22:06:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月14日

タイトルから察しがつくように「そして誰もいなくなった」のオマージュ作品。本作が秀逸なのはモータークルーザーという舞台を活かしたクローズドサークルを構築している点であり、本家の孤島とはまた一味違ったサスペンスストーリーが楽しめる。

タグ:

posted at 22:06:35

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月14日

夏樹静子「そして誰かいなくなった」読了。豪華クルーザー『インディアナ号』に五人の客が招待された。だが招待者は姿を見せないばかりか夜には五人の罪を告発する内容のテープまで流れる。そして、それを境に一人、また一人と乗客が殺されていく。それはあたかもクリスティの有名なあの作品のように。

タグ:

posted at 22:06:22

2014年02月12日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月12日

見所は何といっても終盤で明かされる構図の反転であり、それを知った後に読み返してみると、随所に作者の細かい配慮が見てとれることだろう。一部苦しい点もなくはないが、タイトルの意味がしみてくる読後感がそれを綺麗に帳消しにしてくれる、良作である。

タグ:

posted at 23:43:57

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月12日

無関係にみえる二つの物語が平行して進んでいく本作の構成に対し、大抵の読者がどうせそれらが最終的に一つに繋がるんだろうと考えるに違いない。確かにその通りなのだけど、それはあくまで本作の真相を効果的に見せる演出の一環に過ぎない。

タグ:

posted at 23:43:27

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月12日

夏樹静子「天使が消えていく」読了。台風が九州を縦断した夜、博多のホテルで宿泊客の男が絞殺され、その後ホテルの経営者も青酸カリ入りの牛乳で毒殺される。一方、婦人誌記者の亜紀子は心臓に障害を持つ赤ん坊のために奔走する。結果、赤ん坊は手術を受け助かるが、その母親の態度には不信感が……。

タグ:

posted at 23:42:01

2014年02月11日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月11日

この真相は一見無茶なように思えるが、随所に盛り込まれた工夫とロマンティシズム溢れる演出でそれを見事にカバーしている点に作者の力量のほどが窺える。本作は、ほとんど綱渡りとしか思えないこの真相を作者がどう成立させるかが見所の作品である。

タグ:

posted at 18:41:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月11日

交換殺人に男女の運命的な出逢いを絡めた秀作。基本的に男側の視点で物語が進行するため倒叙ミステリ的な趣があり、完璧に思えた犯罪計画が崩れていく様も見応えはあるものの、それ以上に最後に明かされる真相が素晴らしい。

タグ:

posted at 18:40:55

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月11日

夏樹静子「第三の女」読了。雷鳴とどろく晩秋のフランスのホテルで出会った男女。運命に導かれるようにお互いの殺したい相手を打ち明けた二人は、その夜ベッドを共にしつつも別れてしまう。やがて帰国した男を待っていたのは、自分の殺したい相手があの女に毒殺されたという事実だった。

タグ:

posted at 18:40:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月11日

しかしながら少女の正体が明らかになって以降は、てっきりアリバイ崩しがメインになるかと思いきやそんなこともなく、ただ一方的に犯人が追い詰められていくだけの展開になってしまっているのが残念。個人的にそこはもう少し捻ってほしかった。

タグ:

posted at 18:40:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月11日

凝った構成で魅せる良作。章が終わるごとに挿入される少女のモノローグがいい感じでサスペンスを盛り上げると同時に巧いミスディレクションとなっており、真相を知った後に読み返してみると、その伏線がかなり早い段階からさりげなく張られていたことに驚かされる。

タグ:

posted at 18:40:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

14年2月11日

今邑彩「少女Aの殺人」読了。深夜放送の人気DJ・新谷可南の許に「F女学院の少女A」と名乗る人物から手紙が届く。その内容は養父からの性的虐待に悩む少女が殺人を示唆するショッキングなものだった。可南が調べたところ家庭環境が該当する生徒は三人。やがてそのうちの一人の養父が殺されて……。

タグ:

posted at 18:39:51

@mysteryEQホーム
スポンサーリンク
▲ページの先頭に戻る
ツイート  タグ  ユーザー

User

» More...

Tag

Recent

Archive

» More...

タグの編集

※タグはスペースで区切ってください

送信中

送信に失敗しました

タグを編集しました