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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2013年08月06日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月6日

むしろ本作で見るべき所はトリックよりもフーダニットの方であり、ある人物が犯人ではない伏線の隠し方は良かったと思う。最後のアレに関しては好みが分かれる所だが、やはり森博嗣好きの作者としてはやりたい趣向なのだろうか。とはいえ個人的にはそろそろ独自性のあるトリックを見せてほしいと思う。

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posted at 21:30:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月6日

「眼球堂の殺人」でデビューした作者の2作目。徹頭徹尾オリジナリティのなかった前作よりは幾分見るべき所があるものの、メイントリックに関しては前作同様前例があるもので、人によっては見取り図を見た瞬間に作者のやりたいことがだいたい分かってしまうかもしれない。

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posted at 21:30:23

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月6日

周木律「双孔堂の殺人 ~Double Torus~」読了。Y湖畔に建つ鍵形の館――双孔堂で同時発生した二つの密室殺人。そして事件の犯人として逮捕されたのは、放浪の数学者にして名探偵の十和田只人だった。

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posted at 21:29:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月6日

唯一良かったのは読みやすいことくらいで正直、志の高さだけで受賞させるのはそろそろやめてほしいと切に思う。

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posted at 16:44:19

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月6日

第59回江戸川乱歩賞受賞作。粗筋からして既視感が半端ないが、そのありがちな話でさえもお世辞にも巧く書けているとは言い難い。カリスマ性ゼロの殺人鬼。うわべだけの捜査でただ事実として人が殺されていく緊迫感のない展開。全体的に謎解き興味に乏しく、ラストのサプライズも見事に失敗している。

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posted at 16:44:02

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月6日

竹吉優輔「襲名犯」読了。十四年前、ある地方都市で起きた連続猟奇殺人。犯人はルイス・キャロルの詩を下敷きにしたかのような犯行から「ブージャム」と呼ばれ逮捕後もその美貌と語り口から熱狂的な信奉者も生まれたが、やがて死刑が執行される。そして今、かつての犯行を思わせる第二の事件が――。

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posted at 16:43:38

2013年08月04日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月4日

何より一連の犯行にきちんと舞台設定が活かされている点が好印象で、そういう意味では作者の作品の中で一番自分好みの本格と言えるかもしれない。他にも被害者の一人が残した手掛かりから窺える狂人の論理なども面白く、全体的に至れり尽くせりの秀作と言っていいだろう。

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posted at 15:36:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月4日

いかにもな舞台設定と探偵役、毒殺講義、探偵小説論など、この作者にしては珍しい遊び心に満ちた作品。初長編ともあってトリックにもなかなか力が入っており、特に第二の事件における犯行の大胆さが秀逸。またその犯行に気付くポイントとなる、ある小道具からの単純明解なロジックも素晴らしい。

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posted at 15:36:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月4日

土屋隆夫「天狗の面」読了。太鼓の音と呪文が響く天狗堂の中へ入った土田が見たものは合掌して踊り狂う信者達と天狗の面をつけた教祖、そしてその足元に転がる顔半分を血で染めた男の死体だった――信州の山村・牛伏村に広まった天狗信仰に纏わる連続殺人の真相に地元駐在の土田と弁護士・白上が迫る。

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posted at 15:35:25

2013年08月03日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月3日

確かにアリバイトリックの方も偶然の要素は否定できないものの、まだこちらの方が作者の配慮が窺えて好印象。あと欲を言えば件の評論家が調べていた作家の背景に関して、ただのふりで終わらせるのではなく、もう少し事件に絡ませてほしかった。

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posted at 21:58:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月3日

よくも悪くも文学色の強い作品。基本的に本格ミステリには合理的解釈が求められるが本作の一部の謎や動機に限っては感情面による所が大きいのが気になる。また解説によるとアリバイトリックが偶然に頼りすぎているとの指摘があったとのことだが、むしろそれは毒殺トリックの方が当てはまるように思う。

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posted at 21:58:01

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月3日

土屋隆夫「盲目の鴉」読了。評論家・真木英介が失踪して数週間後、千曲川湖畔で真木の小指が入った背広と「私もあのめくら鴉の」と書いた紙片が見付かった。一方、東京世田谷の喫茶店では、不可能状況下で毒殺された劇作家志望の青年が死ぬ間際に「白い鴉」と言い遺す。二つの事件を繋ぐ鴉の意味とは?

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posted at 21:57:41

2013年08月01日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月1日

哀愁を感じさせる幕切れも個人的にはツボで、前作を超える出来なのもさることながら、作者が実は島田荘司直系の作風であることを体現してみせた傑作である。

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posted at 19:54:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月1日

また最後に明らかになる「完全犯罪」計画にしても島田荘司がやりそうな大胆なもので、それを成立させる伏線も実に抜かりがない(あと死体損壊の理由が島田荘司の某作品オマージュと思ったのだが、それはさすがに深読みし過ぎだろうか?)。

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posted at 19:54:35

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月1日

その後も「デッドマン」の構成を踏襲しつつ、先述したような不可解な謎の連打でぐいぐいと惹き付けてくれる。途中明らかにされる過去の事件では、ある登場人物の設定が絶妙なミスディレクションになっていたことに気付かされ、思わず唸らされた。

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posted at 19:54:21

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月1日

「デッドマン」で横溝賞を受賞した作者の二作目。前作でも「占星術殺人事件」に挑戦するなど島田荘司作品に対するリスペクトが見られたが、それは本作になって一段と顕著になり、冒頭から「山奥に存在する東京にあるはずの我が家」という何とも魅力的な謎をぶちまけてくれる。

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posted at 19:54:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月1日

河合莞爾「ドラゴンフライ」読了。山奥で東京にあるはずの我が家を見付けた男。多摩川で発見された、臓器を抜き取られ、黒焦げにされた男の死体。幻の巨大トンボ。死者からの電話。ダムに沈む村の秘められた過去……再集結した鏑木率いる特別捜査班が突き止めた驚くべき「完全犯罪」計画とは?

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posted at 19:53:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月1日

唯一の例外が性同一性障害を持つ男子小学生が謎の男に追われる「黄色いリボン」で、ある現象との絡みに関しては巧くいっているとは言い難いものの、子供視点にしたことで真相の意外性を高めることに成功している。できれば全編「黄色いリボン」くらいのクオリティーでやってほしかった。

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posted at 12:56:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月1日

本作の収録作は基本的に高速バスの事故にイジメ問題、ヤラセの新人賞、少年たちによるホームレス襲撃といった昨今話題になった実在の事件を元にしており、それにどんでん返しを絡めたのはいいのだけど、残念ながらそのほとんどが予測の範疇に留まってしまっているのが難。

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posted at 12:54:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年8月1日

中山七里「七色の毒」読了。「切り裂きジャックの告白」に登場した犬養隼人刑事が、色に纏わる事件に挑む連作短編集。高速バスの事故に隠された真相「赤い水」、ヤラセで新人文学賞を獲った芸能人がナイフを突き立てられた死体となって発見される「白い原稿」など七編収録。

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posted at 12:54:23

2013年07月31日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年7月31日

というのも今回の仕掛けは人によってはかなり早い段階で気付く類のものであり、むしろ作者が「陰摩羅鬼の瑕」のような読み方を推奨しているのではと勘繰ってしまう。しかしながら「Another」の設定を活かしたある動機部分は悪くない。あくまでミステリとして読まない方が楽しめる作品である。

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posted at 21:03:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年7月31日

本作の帯には「Another」の続編と銘打たれているが、どちらかといえば番外編に近い。「Another」が特殊状況下から抜け出そうともがく話だったのに対し本作は奇妙な幽霊譚で、「Another」同様ミステリ的仕掛けはあるものの、正直それに過度な期待はしない方がいいだろう。

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posted at 21:02:33

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年7月31日

綾辻行人「Another エピソードS」読了。「見えるの? きみには、僕が」夏休みに家族と共に別荘へやってきた見崎鳴はそこで死の前後の記憶を失い、消えた自らの死体を探し続けているという賢木晃也の幽霊と出会う。興味を惹かれた鳴は彼の死体探しに協力することになるが……。

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posted at 21:02:02

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年7月31日

「民主主義殺人事件」はトリックよりもむしろ手掛かりの隠し方に見るべきところがある。「わがままな死体」は生憎トリックは読めてしまったが、ユーモラスな語り口と構成が○。「Xの被害者」は同様のネタを用いた作品が幾つかあるものの、伏線とタイトルが秀逸。ベストを挙げるなら「Xの被害者」。

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posted at 16:31:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年7月31日

本作は読者に探偵士を目指してもらうべく七つの短編を「予備テスト」「二級探偵士への道」「一級探偵士への道」の三つの難易度に分けて収録しているが、正直「二級探偵士~」の途中までは初歩的なネタばかりでかなり物足りない。それが一転して面白くなってくるのは「民主主義殺人事件」以降だろう。

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posted at 16:30:51

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年7月31日

土屋隆夫「あなたも探偵士になれる」読了。「小説を楽しみながら探偵士になれる!」がコンセプトの異色謎解き短編集。バスの中での不可能犯罪「民主主義殺人事件」、舞台上で発生した殺人事件「わがままな死体」、完全犯罪を計画した犯人が逮捕された理由を推理する倒叙物「Xの被害者」など七編収録。

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posted at 16:30:31

2013年07月30日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年7月30日

できれば最後までこの奇妙な設定の推理劇を続けてほしかった。

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posted at 17:10:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年7月30日

本作の見所は何といっても電話で得た僅かな手掛かりから犯人や被害者、犯行現場まで特定してしまう点で、その過程は実に鮮やか。その後の展開にしても首吊り死体が着替えた理由といった不可解な謎で読者の興味を惹き付けるものの、終盤になると一転して微妙なサスペンス物になってしまうのが残念。

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posted at 17:10:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年7月30日

土屋隆夫「妻に捧げる犯罪」読了。交通事故で性的不能になったばかりか妻にも裏切られた男がかけた悪戯電話がある夜、偶然にも殺人現場へ繋がってしまう。男は電話での僅かなやり取りから事件の全容を推理していくが……。犯人も被害者も犯行現場も不明の殺人事件の真相とは?

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posted at 17:10:10

2013年07月27日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年7月27日

飛鳥部っぽいといえば本作の構成もまたしかりだが、これについての詳しい言及はネタバレになるので各自で読んで確かめてほしいと思う。ただその一方で、最後に語られる動機が些か伏線不足なのと、ミレイのその後の扱いに不満を感じるが、それを差し引いても、個人的には偏愛したい作品である。

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posted at 17:26:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年7月27日

トリック自体は単純な一発ネタだが、それを悟らせないように組み上げたプロットが秀逸。それに加えてミレイのキャラが何とも艶かしく描かれており、読みながら凄く飛鳥部勝則が書きそうなキャラだなと感じた(そういう意味では、飛鳥部の絵を表紙に起用した創元推理文庫版の判断は実に正しい)。

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posted at 17:25:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年7月27日

土屋隆夫「ミレイの囚人」読了。人気推理作家の江葉章二は街で美しく成長したかつての教え子・白河ミレイと再会する。ミレイの誘いに応じ彼女の家を訪れた江葉だったが、一瞬の隙をつかれて足に鎖を繋がれ書斎に幽閉されてしまう。彼女の目的は何なのか。そして、それと平行して起きた殺人との関係は?

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posted at 17:25:16

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