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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2013年07月02日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年7月2日

ただ個人的にはアリバイ崩しよりもむしろラストに用意された、ある仕掛けの方に意表をつかれた。正直お勧めするには気が引けるくらい地味な内容だが(爆)幸い読みやすくはあるので、気が向いたらラストの仕掛けだけでも楽しんでほしいと思う。

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posted at 17:37:40

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年7月2日

まず本作をミステリとしてみた場合、メインとなるのはやはり後半のアリバイ崩しだろう。トリックそのものには目新しさはないものの、よくある交通手段を駆使したものではなく心理トリックに重点が置かれている点は、アリバイ物が苦手な自分としては好印象。

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posted at 17:37:22

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年7月2日

土屋隆夫「天国は遠すぎる」読了。死を誘う歌として話題を呼んだヒット曲「天国は遠すぎる」の詞を遺書に残し、その娘は死んでいた。当初は自殺と思われたが、久野刑事の執念の捜査により次第にある汚職の構図が明らかになっていく。やがて一人の男が捜査線上に浮かぶが彼には鉄壁のアリバイがあった。

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posted at 17:37:04

2013年07月01日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年7月1日

それは扱っている事件に関しても同様であり、この手の謎はやはり都会よりも田舎の方がよく似合うと再認識した次第。尤も事件の真相自体は途中で読めるかもしれないが、どの話も伏線と小道具の使い方が巧く、読み応えのある良作に仕上がっている。個人的なベストを挙げるなら「雪の底から子守唄」。

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posted at 16:26:51

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年7月1日

新聞記者が主役のミステリというと社会派、もしくはハードボイルド的なイメージがあるが、本作に限っては因習がまだ根強く残っている地方を舞台にしているためか、そういった感じは一切なく、どこか現実離れした雰囲気すらある。

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posted at 16:26:23

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年7月1日

日下圭介「賢者の陰謀」読了。東北でローカル紙の記者をしている峻が遭遇した事件を纏めた連作ミステリ。走行中のバスから老人が消えた表題作ほか、UFO騒ぎの意外な真相「UFOの来た夜」、山奥に住む白痴の美女を巡る「雪の底から子守唄」、殺したはずの男が生きていた「元気な死者」の四編収録。

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posted at 16:25:58

2013年06月29日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月29日

とはいえ、その二編にしてもミステリ度は低めで謎を解くことが目的ではなく人外とのドラマを描く手段として使われているのが特徴。恐らく本作のミステリ強化版が初野晴「カマラとアマラの丘」になるのだろう。ミステリとしてはかなり物足りないが北山作品の雰囲気が好きな人なら楽しめる短編集である。

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posted at 14:55:22

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月29日

本作の帯には「新本格界のプリンスが贈る不思議でせつない、連作ミステリ」とあるが、ミステリと呼べるのはせいぜい「つめたい転校生」と「はかない薔薇」の二編くらいで、基本的にはミステリアスなファンタジー作品集と考えた方がいいだろう。

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posted at 14:54:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月29日

北山猛邦「人外境ロマンス」読了。ヒトと人外の触れ合いを描く短編集。理想通りのキュートな恋人の正体「かわいい狙撃手」、彼女は密室からどうやって抜け出したのか「つめたい転校生」、冷静なエリート刑事と現場に残されていた薔薇のコンビ(!)が殺人事件の謎を追う「はかない薔薇」など六編収録。

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posted at 14:53:24

2013年06月28日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月28日

ただ動機に関しては舞台の特性を活かしている反面、些か苦しい部分もあるが、そこは瑣末な問題だろう。本作は作者の着想の冴えが楽しめる好編である。

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posted at 12:26:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月28日

ダイイング・メッセージを逆手にとった秀逸な犯人当て。相変わらず無駄のない造りもさることながら、特に解説でも触れられている、ある古典的アイディアの使い方と舞台の特性を絡めた点が非常に面白い。

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posted at 12:26:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月28日

大山誠一郎「Cの遺言」読了。「アルファベット・パズラーズ」文庫化の際に追加された一編。クルーズ船〈ラヴィニア〉で化粧品メーカーの女社長が殺され、現場のテーブルクロスには被害者がライターで焦がして残したと思しき「C」の文字が。だが、関係者四人全てがCで始まる名前の持ち主だった。

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posted at 12:25:58

2013年06月26日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月26日

恐らくアニメや漫画から思い付いたのかもしれないが、それをユーモアミステリに落とし込んだのが実にこの作者らしい。この独特な一発ネタだけでも読む価値はある作品だと思う。

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posted at 15:16:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月26日

鉄道に関するトリビアに一発ネタを絡めた作品。正直、事件としては地味だし、ダイイング・メッセージの意味もその手の方面に興味がないと「ふーん」の一言で終わりかねないものだが、ただ一点、一発ネタの使い方だけはなかなか見るべきものがある。

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posted at 15:16:02

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月26日

辻真先「東海道本線殺人事件」読了。「可能克郎さんが亡くなりました」という警察の知らせに慌てて現場に向かった妹・キリコは、その先で当の克郎と遭遇し、ぎょっとする。何でも殺されたのは前の晩に克郎から上着を盗んだ男だったらしい。男が残したダイイング・メッセージ「アカサカノ」の意味とは?

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posted at 15:15:36

2013年06月25日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月25日

健在といえば前作「スノーホワイト」でも見せたぶっ飛んだ発想は今回も炸裂しており最後に明かされる真相に至っては正に狂気の沙汰である(褒め言葉)。加えて本作は幾度にわたる推理の構築と棄却、伏線の意外性など見るべき所は多く短めながらもこれまで以上に趣向を凝らした秀作と言っていいだろう。

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posted at 22:08:40

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月25日

これまでは探偵同士の対決をファンタジー設定を用いたコンゲームを通して描いてきたのに対し、本作では一転して現実的な設定の推理ゲームとして描いているのが特徴。とはいえ要素としてのコンゲームは本作でも健在で、それが探偵の捜査に彩りを添えている。

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posted at 22:08:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月25日

森川智喜「一つ屋根の下の探偵たち」読了。エッセイトの浅間はひょんなことから同居している二人の探偵の捜査についてルポルタージュを書くことになる。対象となるのは奇妙な密室で男が餓死した、通称「アリとキリギリス事件」。だがルポに採用されるのは一人だけと分かり、二人は対決することに――。

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posted at 22:07:49

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月25日

一方「渋滞原論」のオチも完全にギャグではあるものの、ある意味心理的盲点を突いた意外性に満ちており、個人的には本作のベストに挙げたい。次点は元も子もないオチが笑える「モットー選定会議」。

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posted at 17:11:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月25日

本作は基本的にはユーモア小説に分類される作品だが、表題作と「渋滞原論」の二編に関してはぎりぎりミステリの範疇に入れてもいいかもしれない。とはいえ表題作のオチはかなりの脱力ネタであり、読後感はどちらかというと「六とん」に通じるものがある。

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posted at 17:11:38

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月25日

清水義範「バラバラの名前」読了。山の麓に聳え立つ古い僧院で起こる連続殺人を描いた「薔薇の名前」のパスティーシュ作品である表題作を始め、珍妙な発明と失敗を繰り返す友人の話「一攫千金人生」、渋滞の原因について鋭く(?)迫る「渋滞原論」など様々な趣向を凝らした八編を収録。

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posted at 17:10:59

2013年06月24日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月24日

自分は生憎それ系を読んでも「巧くこじつけたね」以上の感想が持てないため、正直解説者の大傑作という意見には首を捻ってしまう。ただ一つだけ共感したのは終盤に天使長のいう事件の解決に必要なものであり、これを当時に体現したという意味では現代本格のある系譜の先駆けとして評価できると思う。

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posted at 17:27:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月24日

この作者のミステリで自分が苦手とする要素を凝縮したような作品。本作は謎解きよりも不可解な設定をいかに成立させるかという点に注力しており、似たような例でいえば「読者が犯人」ネタが好きな人には楽しめるかもしれない。

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posted at 17:27:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月24日

辻真先「天使の殺人」読了。このミステリの犯人は天使です。しかし探偵役もまた天使が務めます――推理劇「天使の殺人」の公演を間近に控えた前衛劇団「大劇魔団」を襲う謎また謎の殺人事件。被害者も犯人も探偵も誰なのか分からず、しかも作者すらも分からない奇妙な物語の行き着く先は?

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posted at 17:23:47

2013年06月21日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月21日

そこだけ取り出すと、官能色の強い幻想小説にも通じるものがあり、どちらかと言えばミステリ読みよりもそちらの方面が好きな人向けの作品である。

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posted at 17:27:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月21日

デビュー作「蒔く如く穫りとらん」同様、本作もまたアリバイトリックが出てくるものの、それ以上に芸術家たちのドラマの方が印象に残る。そして、そのドラマ部分を一際引き立てているのは麻薬と性を絡めた独特の展開である。

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posted at 17:24:31

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月21日

余志宏「ショーボートに手を振れ」読了。美術評論家・神山裕之殺害事件の再調査のためニューヨークを訪れた米国留学中の検事・三沢修はそこでかつての恋人であり、今は美しき未亡人となった女流画家・神山美加と再会する。麻薬と性と金にまみれた美術の世界で三沢が辿り着いた真実とは?

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posted at 17:24:09

2013年06月20日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月20日

勿論、この真相は某作品以外にも前例があるし、見せ方自体まで同じというつもりはないが、もう少し出版時期をずらしても良かったのではないかという気がしないでもない。とはいえ、それさえ目を瞑れば展開とオチの落差がいかにもこの作者らしい作品である。

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posted at 22:25:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月20日

ユーモア・ハードボイルド調で展開する本作。帯を見ると「この真相、驚きをこえて大・大・大ショックだ」とあるが、ぶっちゃけある伏線が出てきた瞬間に大抵の人が真相には気付くと思う。むしろショックなのは本作の真相が今年出た某作品と被ってしまっている点だろうか。

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posted at 22:24:53

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月20日

貫井徳郎「ドミノ倒し」読了。ある日、探偵・十村は亡くなった恋人の妹から、「元彼の殺人容疑を晴らしてほしい」という依頼を受ける。しかし、いざ殺人事件の調査をすると別の事件に行き当たり、芋づる式に死体が掘り出される始末。一体何が起こっているのか?

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posted at 22:24:37

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月20日

これで作者得意の史実の新解釈があればまだ良かったのかもしれないが、残念ながらそれさえもなく、何というか非常に中途半端な作品という印象しか残らなかった。

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posted at 16:55:50

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月20日

本作はほぼ半分の頁が後醍醐天皇を巡る、所謂「太平記」の話で占められているものの、それと後半のミステリ部分が繋がっているのかと言われるとかなり疑問と言わざるを得ない。またそのミステリ部分にしても基本的に後出しであり、推理する余地はほとんどないに等しい。

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posted at 16:54:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年6月20日

井沢元彦「降魔の帝王」読了。毎夜、夢の中で囁きかけてくる髑髏の正体はあなたに憑いている後醍醐天皇の霊である――そう霊能者から告げられたみずきは、吉野から南河内と旅した末に夢の中に現れる場所を発見、果たして髑髏も埋まっていた。だが、それは凄惨な連続殺人の幕開けでもあった。

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posted at 16:54:07

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