麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2013年06月25日(火)
健在といえば前作「スノーホワイト」でも見せたぶっ飛んだ発想は今回も炸裂しており最後に明かされる真相に至っては正に狂気の沙汰である(褒め言葉)。加えて本作は幾度にわたる推理の構築と棄却、伏線の意外性など見るべき所は多く短めながらもこれまで以上に趣向を凝らした秀作と言っていいだろう。
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posted at 22:08:40
これまでは探偵同士の対決をファンタジー設定を用いたコンゲームを通して描いてきたのに対し、本作では一転して現実的な設定の推理ゲームとして描いているのが特徴。とはいえ要素としてのコンゲームは本作でも健在で、それが探偵の捜査に彩りを添えている。
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posted at 22:08:29
森川智喜「一つ屋根の下の探偵たち」読了。エッセイトの浅間はひょんなことから同居している二人の探偵の捜査についてルポルタージュを書くことになる。対象となるのは奇妙な密室で男が餓死した、通称「アリとキリギリス事件」。だがルポに採用されるのは一人だけと分かり、二人は対決することに――。
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posted at 22:07:49
一方「渋滞原論」のオチも完全にギャグではあるものの、ある意味心理的盲点を突いた意外性に満ちており、個人的には本作のベストに挙げたい。次点は元も子もないオチが笑える「モットー選定会議」。
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posted at 17:11:52
本作は基本的にはユーモア小説に分類される作品だが、表題作と「渋滞原論」の二編に関してはぎりぎりミステリの範疇に入れてもいいかもしれない。とはいえ表題作のオチはかなりの脱力ネタであり、読後感はどちらかというと「六とん」に通じるものがある。
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posted at 17:11:38
清水義範「バラバラの名前」読了。山の麓に聳え立つ古い僧院で起こる連続殺人を描いた「薔薇の名前」のパスティーシュ作品である表題作を始め、珍妙な発明と失敗を繰り返す友人の話「一攫千金人生」、渋滞の原因について鋭く(?)迫る「渋滞原論」など様々な趣向を凝らした八編を収録。
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posted at 17:10:59