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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2013年05月14日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月14日

とはいえ本作はまともなミステリ読みには間違ってもお勧めできないが、その代わり草野唯雄や斎藤栄のやっちゃった系が好きな人にはこっそりお勧めしておきたい。←

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posted at 22:09:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月14日

ちなみに粗筋で触れられている鉄壁のアリバイを作り上げたトリックに関しては、某レビューでも言われていたが、悪い意味で非現実的。それよりも個人的にビックリしたのは作中のSM描写が犯人特定に活かされている点で(!)正直この発想はなかった。

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posted at 22:08:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月14日

その挙げ句、よくわかんないけど十三歳美少女の嫁ができていた(ここまで約四十頁)。……とまあ終始こんな調子なので、タイトルから深谷忠記風のミステリと思って本作を手に取った人には御愁傷様というしかない。どちらかというと本作は草野唯雄のやっちゃったオカルトミステリに近いかもしれない。

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posted at 22:08:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月14日

津軽に向かう船に乗り込もうとしたら、よくわかんないけど元プロレスラーと共闘してヤクザと大立ち回りを演じ、津軽に着いたと思えば熱を出してふらふらになっているところをよくわかんないけど自分の名前を知っている人妻と中学生の美人姉妹に助けられ、よくわかんないけど全裸でエロい介抱をされる。

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posted at 22:08:11

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月14日

粗筋だけ見るといたって普通のミステリっぽいが、これはあくまでミステリ部分だけ抜き出した粗筋であり、実際はミステリ以外の要素の方が多い……というか支離滅裂といった方が正しいかもしれない(爆)。そもそも序盤からよくわかんないシーンが連発。

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posted at 22:07:51

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月14日

鷹羽十九哉「津軽逆転の三重殺」読了。仕事で向かった津軽で不思議な力を持つ蘭麝家の美人姉妹と知り合ったフリーライターの梓弓甲矢はやがて姉・紅蘭に絡む殺人事件に巻き込まれる。紅蘭の愛人である画家と別居中の夫が殺し紅蘭にその罪を着せた真犯人の鉄壁のアリバイを甲矢は崩すことができるのか?

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posted at 22:07:36

2013年05月13日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月13日

むしろトリックよりも動機の方が手が込んでいるが、作者の昔書いた某短編とほとんど同じなのが気になる。色々細かく伏線を張ってはいるものの、残念ながらそれに見合った効果をあげられていない作品である。

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posted at 19:07:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月13日

逆に一番マシなのは第三の事件だが、これはこれであるものを出した時点で気付かれてしまう可能性が非常に高いのが難。とはいえ、エレベーターで起こる事件の真相としてはこれが最も自然ではある(逆をいえば、これ以外は全てトリックのためのトリックと化してしまっている)。

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posted at 19:06:39

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月13日

エレベーターという小さな密室で立て続けに起こる不可能犯罪は魅力的だが、その真相はいずれも褒められた出来ではない。特にメインと思われる第二の事件の真相が酷く、正直これは怒る人がいても仕方がないと思う。

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posted at 19:05:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月13日

日下圭介「密室(エレベーター)20秒の謎」読了。富士山麓にあるマンションのエレベーター内で首吊り自殺した恋人の死の真相を探るべく鮎子がマンションで働き始めて間もなく住人の一人が十一階から一階までノンストップで降りたエレベーター内で刺殺される。犯人はどこから乗り、どこへ消えたのか?

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posted at 19:05:24

2013年05月12日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月12日

また終盤は一転して倒叙物のような展開になり、犯人をじわじわと追い詰めていく女刑事のサドっぷり(?)が堪能できるのも○。一部、仕掛けの必然性に疑問が残るものの、それ以外の部分で見るべきところが多い良作である。

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posted at 19:40:35

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月12日

密室トリックにしろ暗号にしろ、作者が自信を持つだけあってよく練られているが、それ以上に目を惹くのがミスディレクションの巧さだろう。特にあるものに関してはミスディレクションの方がメインじゃないか思えるほどの凝りようで、つくづく感心させられる。

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posted at 19:40:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月12日

日下圭介「笛の鳴る闇」読了。奥秩父にある山荘の地下室で半裸状態の若い女の絞殺体が発見された。発見時、現場は完全な密室状態で、死体の回りにぶちまけられた青いペンキの海にはあるべきはずの犯人の足跡が存在しなかった。更に被害者は平将門伝説を示していると思しき暗号を残していて……。

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posted at 19:39:32

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月12日

また名探偵が挑むにしては事件に花がなく、動機も前例ありなのがいただけない。更にガジェットやメタ要素にしても雰囲気作り以上の効果はなく、必然性に乏しいのが残念。作者曰く「名探偵がいるから殺人事件がおこる世界」を描きたかったとのことだが、それなら、もっと独自性を出してほしかった。

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posted at 19:39:02

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月12日

第二回富士見ヤングミステリー大賞「竹河聖賞」受賞作。本作もまた「名探偵」テーマを扱った作品であり、そこに「竹河聖賞」らしくファンタジー要素を盛り込んでいるのが特徴。だが、本作での名探偵に対する扱いは定番の域を出ておらず、目新しさは一切感じられない。

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posted at 19:38:14

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月12日

上田志岐「ぐるぐる渦巻きの名探偵」読了。ぐるぐる渦巻きの中心では全ての謎が謎でなくなりそこにはどんな難事件でも解決できる名探偵が住んでいる――ある日、女子高生の加奈子は迷い込んだ古びた洋館で《カタリ屋》と名乗る不思議な人物と知り合うが、それから間もなく連続殺人に巻き込まれて……。

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posted at 19:37:26

2013年05月10日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月10日

また個人的には「作者ももてあますほどの性悪女」であるヒロインのキャラがかなり辛く、ミステリ以外の部分でも人によって好みが大きく分かれる作品と言えるだろう。

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posted at 17:57:16

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月10日

マスクが外せなくなるというアクシデントのために、ヒロインが目の見えない状態で殺人犯から逃げつつ事件を推理するという一風変わった設定は面白いが、その反面、何故作者がそんな設定を持ち込んだのかという点に着目するとすぐに犯人が分かってしまうのが難。

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posted at 17:56:46

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月10日

辻真先「弔い島殺人ステージ」読了。目の不自由な主人公を描くために自らマスクで目をふさぎ、離れ小島・とむらい島へやって来た推理作家の高篠英麗奈と編集者の浅田。だがその翌日に浅田が何者かに崖から突き落とされ、竹に串刺しになった無残な死体で発見される。そして、殺人の疑いが英麗奈に……!

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posted at 17:56:07

2013年05月09日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月9日

また本作は伏線の張り方が非常に巧く、何気ない猥談や人物描写が後々事件においてとんでもない役割を担っていたりするので要注意。読者への挑戦で求められる解答は犯人と動機だけといたってシンプルだが、その裏では作者が周到に罠を張り巡らせている、実に油断ならない秀作である。

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posted at 22:35:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月9日

だがそれも中盤に至るなり、カラクリ仕掛けのある武家屋敷を舞台にした連続殺人というまさかのガチガチの本格ミステリへと変貌を遂げる。その破格の構成は一見意外性を狙っただけかと思いきや、そこにはきちんと作者の企みが潜んでおり、それに気付かないと恐らく真相を見抜くことはできないだろう。

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posted at 22:35:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月9日

西村作品の中では数少ない青春ミステリにして、読者への挑戦付きの本格パズラー。バンド活動に明け暮れる若者の視点で描かれる物語は西村作品においては実に新鮮で、盗作騒動にいなくなった飼い犬探しと私立探偵殺しが絡んで展開する前半はさながら軽ハードボイルド風。

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posted at 22:34:18

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月9日

西村京太郎「おれたちはブルースしか歌わない」読了。おれと仲間四人で結成した「ザ・ダックスフント」の渾身の一曲が盗作された。その犯人を追って静岡県の武家屋敷までやって来たおれたちは、そこで恐怖の連続殺人劇に巻き込まれる。幽霊と密室に彩られた惨劇の果てにおれが辿り着いた真相とは?

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posted at 22:33:59

2013年05月08日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月8日

一方「ケンムンの森」はミステリとしてみると伏線があからさまで大半の人が途中で真相に気付いてしまいそうだが、その代わり「霧と樽」にはなかった手に汗握る展開と活劇シーンで魅せてくれる。言うなれば本作は本格ミステリとエンタメで二度美味しい中編集である。

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posted at 21:44:23

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月8日

そして、その真相も「暗闇坂」における「巨人の家」を彷彿とさせる実に大胆かつ豪快なもので、正直この発想は全く想定していなかった。舞台設定を見事に活かした秀作と言っていいだろう。

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posted at 21:44:05

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月8日

霧の中で目撃される伝説の巨人、その巨人に潰されたと思しき死体、蔵と樽による二重密室……スコットランドと巨人の組み合わせというと自分は真っ先に島田荘司「暗闇坂の人喰いの木」を思い出すが、本作収録の「霧と樽」の謎もまた「暗闇坂」に勝るとも劣らない奇想に満ちている。

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posted at 21:43:45

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月8日

碇卯人「杉下右京の事件簿」読了。ドラマ「相棒」のオリジナル小説第一弾。スコットランドの伝統あるウイスキー蒸留所で目撃される伝説の巨人と二つの密室殺人に挑む「霧と樽」、逃亡中の暴力団幹部がいく先々で相次ぐ変死事件と奄美大島に伝わる妖精の目撃情報の関連性「ケンムンの森」の二編収録。

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posted at 21:42:34

2013年05月07日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月7日

ただその代わりに連作ミステリとしては前作よりも作り込まれており、「憑き物」という古風な題材に反して、やたらと現代的なオチを持ってきているのが面白い。個人的なベストは村社会と謎の結び付きが秀逸な「呻き淵」。

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posted at 22:36:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月7日

前作「物の怪」が河童や天狗、鬼といった物の怪に纏わる謎を論理の刃で斬るミステリだったのに対し、本作は差し詰め「憑き物」に纏わる謎を知識の刃で斬るミステリ。というのも本作の謎の大半が特殊知識にかなり依存しており、本格ミステリとしてはどうにも評価しづらいのだ。

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posted at 22:36:13

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月7日

鳥飼否宇「憑き物」読了。植物写真家の猫田夏海と生物の知識に精通した〈観察者〉こと鳶山久志の二人が遭遇した、憑き物に纏わる四つの事件。表題作他、「幽き声」「呻き淵」「冥き森」の三編を収録。

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posted at 22:35:24

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月7日

にも拘わらず「証拠はなかった…。だが、これほどまでに整合性を持って全ての事実が繋がったとなれば――、もはや他の可能性なんて、追求する必要はないとさえ思えた…」と言い切ってしまう探偵役がかなりアレ。本作は帯にある「エラリー・クイーンも脱帽!?」の「!?」が全てを物語る作品である。

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posted at 09:21:26

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月7日

それでもウリであるロジックに見るべきところがあればいいのだが、そのロジックにしても「可能性が高い」「思う」「だろう」に終始し、イマイチ説得力に欠ける。また動機に関しても後付け部分が多い上に、事件の引き金になったものがかなり無茶過ぎる。

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posted at 09:21:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月7日

その上事件はなかなか起きず、ようやく起きても検証を細かくやり過ぎてかなりだれる。だがそれ以上にやり過ぎなのが事件の謎解きであり、読んでいて思わず飛ばしたくなったのは自分が覚えている限り相村英輔の「偽装」以来である。

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posted at 09:20:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月7日

ミステリ新人賞の落選作が自費出版されて世に出た例は幾つかあるが、本作もまたその中の一つ。文庫形式で約五百頁とかなりのボリュームがあるが、正直なところ、それに見合った内容とはお世辞にも言い難く、回りくどい文体や無駄な描写で水増しした感が否めない。

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posted at 09:20:03

麻里邑圭人 @mysteryEQ

13年5月7日

浅岡沙織「悪魔の家系図~エラリー・クイーンへの挑戦状~」読了。舞台はイギリス。様々な陰惨な過去を持つ元修道院の屋敷へ美術品の査定にやって来たアメリカ人青年のジョシュとその友人ザックは、滞在三日目に主人の毒殺事件に巻き込まれる。状況的に毒を盛ることができたのは一人しかいないが……。

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posted at 09:19:03

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