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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2021年12月21日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月21日

尤もそこから繋げた最後の仕掛けに関しては途中で気付くかもしれないが、たとえ気付いたとしてもなぜこれが最初の事件なのかというホワイが絶妙な説得力となってそれを補っているのがいい。個人的にはこれまで発表された三作の中で最もホラーとミステリのバランスが優れた作品である。

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posted at 23:25:06

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月21日

そして何より特筆すべきはきちんと作中作である必然性が用意されている点であり、それと怪異を巧く結び付けて、ある人物の隠された秘密をサプライズと共に浮かび上がらせることに成功している。

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posted at 23:24:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月21日

やがて作中の怪異が現実でも起こり始め、原稿を読むことで怪異から逃れるヒントとなぜ現実でも起こり始めたのかその謎を探ろうとする展開は三津田信三「作者不詳 ミステリ作家の読む本」を彷彿とさせると共にホラー寄りだった前作よりもミステリらしさを感じさせて好印象。

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posted at 23:23:47

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月21日

ホラー作家で怪異譚蒐集家の那々木悠志郎が様々な怪異に遭遇するホラーミステリシリーズの三作目。今回はサブタイトルにある通り那々木が初めて体験した怪異譚を描いた未発表原稿を彼の担当編集者が読むという作中作形式となっている。

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posted at 23:23:13

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月21日

阿泉来堂「忌木のマジナイ 作家・那々木悠志郎、最初の事件」読了。ホラー作家・那々木悠志郎の担当編集となった久瀬古都美は彼が初めて体験したという怪異譚を題材にした未発表原稿を読むことに。だが原稿を読み進める古都美の許に作中の出来事のはずだった怪異『崩れ顔の女』が現れ始めて――。

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posted at 23:22:41

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月21日

加えて事件自体が地味すぎるものが多く折角構図の反転をしてもパッとしない、たまにちょっと面白そうな謎が出ても真相が面白くないなど残念な部分が目につく。一応最後に連作を活かした仕掛けがあるものの作者の別の連作でも同じネタをやっているため、いまいち評価しづらい作品である。

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posted at 00:13:28

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月21日

「心臓と左手」から続く飲み食いしながら座間味くんが安楽椅子探偵形式で謎を解く全七編の短編集。今回の語り手に関してはこのシリーズの原点である「月の扉」から読んでいる読者からするとなかなか感慨深いものがある一方で前作「パレードの明暗」に感じたマンネリ感が未だ解消されていないのが難。

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posted at 00:12:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月21日

石持浅海「新しい世界で」読了。若手起業家と空き巣の争い、猫が齎した複雑な出会い、キャンプ場で一人テントを広げるスーツの女……大学生の玉城聖子が不可解な話を肴に時折酒を酌み交わすのは警視庁の幹部と、座間味くんと呼ばれる会社員の中年男性。杯が進むほど推理は冴え意外な真相が露わになる。

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posted at 00:12:15

2021年12月18日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月18日

「マトリックス レザレクションズ」観了。物語的にはこれまでの話と繋がるように辻褄こそ合わせているものの残念ながらその他の要素――アクション、音楽、映像センスに新しさは一切感じなかった(むしろシーンによっては古臭さやチープ感すら覚えてしまった)。ただ前半のメタ的見せ方は嫌いではない。

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posted at 20:05:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月18日

次点は十二対一のリリィの孤独な戦いを描いた4章で本編ばりの緊迫感に満ちたコンゲームもさることながら、本編ではギャグ的見せ方だったあるシーンを胸温まるエピローグとして演出したラストが秀逸。その他アネット好きとしてはバイトするアネットというアネットの新たな一面を引き出した1章も○。

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posted at 14:01:13

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月18日

特に良かったのは今は亡き憧れの女スパイ・紅炉の遺言を巡る5章で、ラブコメ的ドタバタを盛り込みつつも遺言に隠された意味は思った以上にシビアで、そのギャップに驚かされる反面、つらい過去を乗り越えたティアの姿が4巻のエピローグとしてこれ以上なく決まっているように思う。

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posted at 14:01:00

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月18日

「スパイ教室」シリーズの短編集第二弾。作者曰く今回収録された五編は本編3巻から4巻までの物語とのことだが前回の短編集のコンセプトが「スパイ教室・ラブコメ篇その①」だったのに対し今回はコミカルな話とシリアスな話半々といった印象で、だいぶバランスの取れた内容になっている。

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posted at 13:58:25

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月18日

竹町「スパイ教室 短編集02 私を愛したスパイ先生」読了。アネットのバイト、サラの初デートに奮起するティア、豪華客船でのエルナの受難、十二人の刺客に追い詰められたリリィの孤独な戦い、そして今は亡き紅炉がティアに遺したメッセージ「クラウスは、アナタを  ている」の真意とは……?

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posted at 13:58:03

2021年12月15日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月15日

そしてそのバトルの決着の付け方にしても設定が出た段階で何をやろうとしているのか容易に読めてしまうのもいただけない。少なくともバトルや駆け引きの描写はそれほど巧いとは思えないので無理に異能バトルに走らず、前半の展開を活かした青春ストーリーを貫いた方が良かったのでは。

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posted at 19:52:15

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月15日

第17回MF文庫Jライトノベル新人賞<最優秀賞>受賞作。西尾維新の影響を色濃く感じさせる本作だが、それでも前半は内容紹介にあるように奇妙奇天烈でいい意味で先の読めない展開となっているが問題は中盤以降、本題である『嘘殺し』に入ってからはよくある中二的異能バトルになってしまうのが残念。

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posted at 19:51:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月15日

両生類かえる「海鳥東月の『でたらめ』な事情」読了。クラスメイト・奈良芳乃から突如、鉛筆泥棒の被害相談を受けた海鳥東月だったがその日帰宅した彼女の許に謎の少女・でたらめちゃんが訪ねてくる。トイレの貸し借りから始まる数々の騒動を経て気が付くと海鳥は『嘘殺し』に協力することになり……?

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posted at 19:51:40

2021年12月14日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月14日

「ELEVATED」観了。タイトル通りエレベーターを舞台にした「CUBE」の原型とも言うべきスリラー短編映画。単純に「CUBE」と比較する面白さもあるが単体として観ても疑心暗鬼に陥った男女のサスペンスと皮肉なオチが実に秀逸。謎解き興味よりも星新一のショートショートみたいなものとして楽しむのが吉。

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posted at 19:52:48

2021年12月13日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月13日

「Night Feeder」観了。サンフランシスコの下町を騒がせる連続殺人の真相とは?パンクバンドが製作に関わっているせいか、やたらと多いバンドの演奏シーンが印象的。ビデオ撮りのチープな映像ながら死体解剖の見せ方は頑張っているし何より殺人鬼の正体には微笑ましい気持ちになること請け合いである。

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posted at 23:58:44

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月13日

表紙や導入部こそ監禁サスペンス風だがその実態はかなり都合のいい展開が目立つラブコメに過ぎず何となく作者がただ女子高生と同居するだけではつまらないから導入部だけ監禁サスペンスの枠組みを借りてきたのではないかと邪推してしまう。オチも極めてありきたりであり正直肩透かし感が否めなかった。

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posted at 20:21:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月13日

穂積潜「見知らぬ女子高生に監禁された漫画家の話」読了。「ここはどこだ?」スランプの漫画家である俺が目を覚ますと見知らぬ天井、辺りに一切の明かりはなく、首には――首輪と鎖!? 不意に灯る部屋の電灯。そこにいたのは包丁を携えた女子高生。JKと漫画家、二人の監禁ライフが幕を開ける。

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posted at 20:21:01

2021年12月12日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月12日

「ラストナイト・イン・ソーホー」観了。60年代ロンドンで起きた殺人事件を巡るホラーミステリ。幻視を介して過去と現在を交錯させ60年代ロンドンを身近に感じさせることで真相の意外性を際立たせている点がまず秀逸。また映画としても魅力的な二人の夢見るヒロインと華麗なダンスが印象に残った。

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posted at 23:10:57

2021年12月11日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月11日

前作がミステリ的仕掛けを使って友情の物語を際立たせたのに対し、本作はミステリ的仕掛けを使って姉妹の物語を際立たせた良作である。

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posted at 23:32:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月11日

むしろミステリの切れ味でいえば物語中盤、ある窃盗未遂事件でルカが披露する論理的思考の方が上だろう。とはいえそれだからダメというわけでは決してなく、たとえ途中で真相が読めてしまったとしても様々な運命の悪戯を交え劇的に演出することで綺麗に物語の中に組み込んでいるのは好印象。

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posted at 23:32:39

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月11日

第10回京都アニメーション大賞KAエスマ文庫特別賞を受賞したファンタジーミステリシリーズの二作目。本作は前作でも触れられたルカの義理の妹・愛里がなぜ昏睡状態に陥ったのか、その謎に迫っているが真相自体はそれほど難易度は高くなく、人によっては設定の段階で見破ってしまうかもしれない。

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posted at 23:31:43

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月11日

小川晴央「サクラの降る町 白ノ帳」読了。空から花びらが降る不思議な現象・アマザクラ。だがルカの義理の妹・愛里が昏睡状態に陥った時からアマザクラは観測されなくなる。そして再びアマザクラが空を舞った日、意識を失ったルカが導かれたのは記憶を元に作られた愛里が見ている夢の中の世界だった。

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posted at 23:31:24

2021年12月10日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月10日

田村由美「ミステリと言う勿れ」10巻読了。奇妙な誘拐は過去の事件を巡るデスゲーム物へと移行。そのEpisode2を思わせる先が読めない展開の面白さもさることながら、そこから急転直下の犯人当てと次々と明らかになる登場人物たちの醜い本性、そしてそれと対比して浮かび上がる親子の人間ドラマが○。

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posted at 10:03:40

2021年12月09日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月9日

特に動機はその時代特有のものであり、それを成立させるための背景の作り込みが実に秀逸。ただそのせいで事件が起きるのがやや遅いのが難だが、それまで闇市を描いた小説としてじっくり読ませてくれるし終盤にはファンサービスも用意されているので全体的にはバランスが取れた佳作と言っていいだろう。

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posted at 19:10:16

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月9日

転職探偵・物理波矢多シリーズの三作目。戦後の闇市で続発する通り魔事件を扱った本作は幾つか不可能犯罪が出てくるものの、注目すべきはトリックよりもむしろ不可能犯罪の扱い方、そしてそれによって際立つ動機部分だろう。

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posted at 19:09:54

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月9日

三津田信三「赫衣の闇」読了。『黒面の狐』事件後、上京した物理波矢多は闇市「赤迷路」に巣食う怪人「赫衣」の正体を調べる中、密室で妊婦が腹を切り裂かれて殺される事件に遭遇する。更に妊婦が襲われる事件が立て続けに起きるが、その犯人は逃げ場のない路地から忽然と姿を消してしまい――。

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posted at 19:09:18

2021年12月08日(水)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

21年12月8日

「ブレインスキャン」観了。自分がゲームの中で犯した殺人が現実でも起きていることを知った少年の恐怖。導入部こそ悪くなかったが、トリックスターの存在が恐怖感を台無しにしているばかりか、このオチの付け方は正直ガッカリ感が否めない(ただエンドロールのちょっとした捻りは嫌いではない)。

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posted at 00:22:48

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