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麻里邑圭人

@mysteryEQ

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  • 現在地 涅槃
  • 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2019年08月12日(月)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年8月12日

「サマー・オブ・84」観了。少年四人が連続殺人犯に迫るジュブナイル・スラッシャー映画。タイトルに象徴される80年代の雰囲気作りや物語後半のホラー的演出に関しては○だが、肝心のオチが胸糞というにはあまりにも普通すぎて拍子抜け。トラウマ作品を謳うならもっと突き抜けてほしかった。

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posted at 21:25:39

2019年08月11日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年8月11日

「ゴーストランドの惨劇」観了。タイトルやラヴクラフトの扱いにやや違和感があったものの基本的には後味の悪い内容をゴシック的に美しく残酷に演出した秀作だった。ちなみに今年観た某映画に似た部分があるがメインの仕掛けだったあちらと違ってあくまで演出の一環として使っている点に巧さを感じた。

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posted at 23:55:14

2019年08月10日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年8月10日

加えてラストで明かされるある事実と趣向は実にクイーンらしさを感じさせるし、きちんとそれまでに描かれた人物像が活かされているので不自然さがほとんどないのは好印象。読み終わった時に隅々まで計算されたプロットに唸らされること請け合いの傑作である。

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posted at 19:42:16

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年8月10日

しかしながらこのミッシング・リンクを巡る展開こそがなかなかの曲者であり、そこに込められた意図を見破ったと思いきや、思わぬところに仕掛けられていた伏線とシンプルかつ強烈なロジックが浮き彫りにする事件の構図に打ちのめされることになるだろう。

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posted at 19:42:08

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年8月10日

ハリウッドを舞台にした長編ミステリ。基本的に本作は序盤に宝石商のヒルが謎めいた死を遂げたという話が出て以降は全く人が死ぬことはなく、興味の中心はもっぱら脅迫者が次々と送ってくる品々に関するミッシング・リンクになるので人によっては少々肩透かしを覚えるかもしれない。

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posted at 19:41:32

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年8月10日

エラリー・クイーン「悪の起源」読了。玄関先に送られてきた犬の死体と脅迫状が宝石商のヒルを怯えさせ、弱った心臓にトドメを刺した。更に共同経営者のプライアムもまた意味不明の脅迫と災厄に見舞われる。姿なき脅迫者の狙いは? そしてプライアムが頑として語ろうとしない彼らの秘密とは?

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posted at 19:41:18

2019年08月09日(金)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年8月9日

ミステリとしてみると相変わらずネタは小粒ながら前半二編よりも後半二編の方が作者が得意とするギャグの中に伏線を隠す技巧が冴えていたように思う。ただ欲を言えばそこから先の展開――推理による犯人特定まできっちり決めてほしかった。

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posted at 19:26:04

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年8月9日

これまで数多くの私立探偵を主人公にしてきた作者の新シリーズ一作目。探偵のキャラ造形こそ東川作品ではよくあるものだが、その一方で相棒となるエリート刑事のキャラとその関係性はこれまでの東川作品ではあまり見られなかったタイプなのが興味深い。

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posted at 19:25:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年8月9日

東川篤哉「伊勢佐木町探偵ブルース」読了。伊勢佐木町の私立探偵・桂木圭一。 ある日彼の母親が再婚したが相手はなんと神奈川県警本部長で、しかもその息子は伊勢佐木署のイケ好かないエリート刑事だった。成り行きで義兄弟となった私立探偵探偵とエリート刑事のコンビが四つの事件の謎を解き明かす。

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posted at 19:25:33

2019年08月08日(木)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年8月8日

また前作にもあった連作としての仕掛けも健在で、個人的には前作より巧さを感じると共に、この手の作品にありがちな続編の可能性を一切匂わせない潔さが○。時に登場する料理と日常の謎のこじつけが強引に感じるきらいもあるが、そこはご愛敬。全編手堅い出来の良作である。

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posted at 20:04:52

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年8月8日

旨い酒と時短レシピの絶品グルメに纏わる日常の謎連作の二作目。前作からかなり間があいているのもあって、どうなることかと思いきや、蓋を開けてみれば全編思わずお腹が減るグルメ描写もさることながら、何よりさりげない論理のアクロバットと伏線の結び付きがいい。

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posted at 20:04:42

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年8月8日

石持浅海「Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス」読了。双子が一日ずれるワケ、二年の未婚期間の秘密、受験の本当の成功とは何か、悪口上手なママの離婚……大学時代からの飲み仲間たちが宅飲みしながら日常の謎を解き明かす七編収録。

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posted at 20:04:33

2019年08月04日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年8月4日

とはいえメインの事件が起こるのが全体の三分の二を過ぎてからという構成には難があるし、脅迫状を巡る展開も「ハートの4」と比べるとイマイチ緊迫感に欠けるものの、特殊な舞台設定だからこそ際立つ人間ドラマがなかなか味わい深い佳作である。ちなみに訳者あとがきにややネタバレがあるので要注意。

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posted at 18:45:07

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年8月4日

むしろ本作の最大の見所は犯人が殺害を決意するに至った動機であり、その手掛かりが意外なところから齎される点もさることながら、それに気付かせまいとする巧みなキャラ設定と伏線が実に秀逸。

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posted at 18:44:29

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年8月4日

クイーンにしては珍しい、完璧な密室での不可能犯罪を扱った作品。これでもかとばかりに演出された密室の謎は非常に魅力的だが、そこに期待しすぎると些か肩透かしを覚えることになるかもしれない。

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posted at 18:44:18

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年8月4日

エラリー・クイーン「帝王死す」読了。第二次大戦当時の機密島を買い取り、私設の陸海空軍を持つペンディゴ帝国に君臨する軍需工業界の怪物キング・ベンディゴ。彼の許に舞い込んだ脅迫状の調査を求められ、ニューヨークから島へと拉致されたクイーン父子は、やがて不可解な密室事件に遭遇する。

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posted at 18:43:55

2019年07月27日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年7月27日

それ以外にも本作には実に多くの伏線が張り巡らされており、それらを見付け出すのも本作の醍醐味の一つだろう。また最後に明かされるエラリーのある心遣いは粋の一言に尽きる。基本的に本作はエラリーよりも相棒のボーの方が目立っているが、実はエラリーのさりげない役者ぶりも楽しい秀作である。

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posted at 20:52:30

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年7月27日

犯人の正体を巡って二転三転するプロットはかなり錯綜しているが、決め手となるロジックは意外とシンプルだったりする。だがそれ以上に驚かされるのは中盤においてエラリーが演じていたある役割と、犯人に突き付けられる第三の証拠に纏わる大胆な伏線である。

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posted at 20:52:08

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年7月27日

クイーン中期の長編ミステリ。クイーン作品の特徴として序盤の人間関係の説明にやや取っ付きにくさがあるが、その点に関しては本作は実に分かりやすいと言っていいだろう。但し約二百頁くらいにならないと明確な殺人事件が起こらないので人によってはヤキモキするかもしれない。

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posted at 20:51:58

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年7月27日

エラリー・クイーン「ドラゴンの歯」読了。友人のボーと共に私立探偵社を開業したエラリーのもとに財界の大物カドマス・コールがやってきた。将来事件を委嘱すると言って巨額の契約金を払った彼は数日後ヨットで謎の死を遂げる。更に残された遺産を相続する二人の姪を巡って奇妙な事件が相次いで……。

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posted at 20:51:02

2019年07月23日(火)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年7月23日

特に後者に関しては徹底したミスディレクションもさることながら、探偵役に解かせる理由がこれ以上ない形で用意されているのがいい。個人的には帯の裏面にある「歴代島田賞受賞作の最高傑作」という謳い文句には異論があるものの、本作がよく考え抜かれた傑作であるのは間違いない。

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posted at 22:45:09

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年7月23日

また訳者あとがきによると本作で主人公が探る事件は実際に中国で起きたものだそうだが、その真相の方はさほど驚くべきものではない。では本作の見所は何かと言えば作者が好きな作品を彷彿とさせる(訳者あとがき参照)大掛かりなトリックと更にその裏に隠された人間ドラマと直結したある仕掛けである。

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posted at 22:44:59

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年7月23日

第四回島田荘司推理小説賞受賞作。本作でまず目を惹くのは帯や冒頭に書かれている「この小説には一つ叙述トリックが含まれている。ご注意を。」という文言だが、正直それがバラされているからと言って本作の評価にはさして影響はないだろう。

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posted at 22:44:48

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年7月23日

雷鈞「黄」読了。中国の孤児院で育ち富裕なドイツ人夫婦の養子となった盲目の青年・馮維本は中国で起きた六才の少年が木の枝で両目をくり抜かれる事件の真相を暴くべくインターポール捜査員の温幼蝶と共に事件現場となった村を訪れる。目が見えない代わりに鋭い直感と判断力を持つ馮維本の推理は……?

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posted at 22:44:35

2019年07月21日(日)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年7月21日

そして何よりも秀逸なのはその真相もまたかなり特殊なものであるにも拘わらずシンプルなロジックで鮮やかに解明されてしまう点であり、それをさらりとやってのけてしまったクイーンという作家に思わず畏怖の念を抱かずにはいられない。本作は新本格が好きな人ほど是非読んでほしい傑作である。

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posted at 19:22:37

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年7月21日

しかも物語は次第に目次やタイトルに象徴されるように探偵役と黒幕による事件をチェスに見立てた頭脳戦の様相を示していくのだが、それらが後に絶妙なミスディレクションとなって真相の衝撃度を高めるのに一役買っているのが素晴らしい。

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posted at 19:22:23

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年7月21日

クイーン後期の長編ミステリ。本作はかなり特殊な舞台設定もさることながら、それ以上に目を惹くのは序盤で殺人の実行犯と操りの構図が明らかにされている点だろう。言うなれば本作の趣向は実行犯探しではなく、その背後で操っている黒幕探しという舞台設定同様かなり特殊なフーダニットなのである。

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posted at 19:22:01

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年7月21日

エラリー・クイーン「盤面の敵」読了。四つの奇怪な城と庭園から成るヨーク館で富豪の莫大な遺産の相続権をもつ甥のロバートが花崗岩のブロックで殺害された。しかもヨーク館には事件が起こる前に犯人からとおぼしき奇妙なカードが送られてきていた。果たして犯人の真の目的は?

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posted at 19:21:46

2019年07月20日(土)

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年7月20日

「天気の子」観了。一言で言えば中途半端なリアリティーが鼻につくジュブナイル。話の大筋だけ分かればいい人は楽しめるかもしれないが、細かいところを気にする人は向いていないかもしれない(自分は後者)。相変わらず作画クオリティーは非常に高く、良くできたMVとしての需要は満たしていると思う。

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posted at 18:46:51

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年7月20日

また探偵役のキャラ設定を活かしつつ、この連作ならではの大掛かりな仕掛けを凝らしたトリを飾る「同じ穴の狢」もいい。本作は後半になるにつれて本格ミステリとしての良さが分かってくる良作である。

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posted at 15:19:13

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年7月20日

その最たる例が「前門の虎、後門の狼」で、竜巻が去った後に突如として教会の十字架に突き刺さっている首と両足のない死体が出現するという謎も強烈だが、なぜ犯人が首だけでなく両足も切断したのかという理由と短い頁数の中にさりげなく張られた伏線が綺麗に結び付く点が秀逸。

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posted at 15:18:20

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年7月20日

地震、噴火、大雪、強風、大雨、竜巻、台風といった自然災害に本格ミステリを絡めた、ブラックユーモア色の強い連作。といっても前半三編は一編一編が短いのが災いして本格としてのカタルシスが得にくいのが難だが、後半になればなるほど枚数に慣れたのか、いかにも本格らしい事件を演出していて○。

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posted at 15:18:12

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年7月20日

鳥飼否宇「天災は忘れる前にやってくる」読了。火事から助け出された善人の男が殺された理由、濁流に流された家から発見された男女の他殺体、竜巻が去った後に教会の十字架に突き刺さっていた首と両足のない死体――「特ダネ ゴーダニュース」の社長とバイトコンビが災害現場で遭遇する七つの事件とは?

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posted at 15:17:56

麻里邑圭人 @mysteryEQ

19年7月20日

リメイク版「チャイルド・プレイ」観了。オリジナル版からオカルト要素を排除していることもあって正直ハズレじゃないかと思っていたが蓋を開けてみれば80年代ホラーをきっちりリスペクトしており、ファイナルディストネーションを彷彿とさせる凝った殺人シーンありシュールな笑いありで満足度高し。

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posted at 15:08:37

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