麻里邑圭人
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- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2010年10月11日
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2010年10月11日(月)
鮎川哲也「薔薇荘殺人事件」読了。犯人当て探偵小説集と題された本作には表題作の他に「達也が嗤う」「ファラオの壷」「ヴィーナスの心臓」「実験室の悲劇」「山荘の死」「悪魔はここに」の六編が収録されている。このうち、既読なのは「悪魔はここに」の一編のみ。
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posted at 20:32:10
本作を読んでまず驚いたのは鮎川哲也もこういう新本格を思わせる仕掛けを用いることがあるのだなということ。具体例としては「達也が嗤う」「薔薇荘殺人事件」で個人的には鮎川哲也という作家は直球ストレートなミステリしか書かないタイプだと思っていただけにこの二編のような作品は実に新鮮だった。
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posted at 20:32:55
その他では「ファラオの壷」「実験室の悲劇」といった掌編でも捻りを忘れない点には感心した。残念ながら本作に収録された全てが傑作というわけではなかったが、自分としては「達也が嗤う」「薔薇荘殺人事件」の二作品が読めただけでも大きな収穫だったと思う。
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posted at 20:33:54
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