麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2010年10月17日
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2010年10月17日(日)
松尾詩朗「彼は残業だったので」読了。情報処理会社に勤める中井が、会社の残業中にふとした思い付きで憎い相手を呪い殺す呪術を試してみたところ、後日その相手が本当に死体となって発見される。しかも、その死体は奇妙なことに念入りに焼かれバラバラに切断されたあげく木の枝で連結されていた――。
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posted at 11:23:44
「ダメミス」の代表作として語られることの多い本作だが、自分は最後まで普通に楽しく読んでしまった(汗)。確かに所々怪しい表現はあるもののトリック的にはなかなか良かったと思うし伏線の張り方も悪くはない。少なくともミステリ部分においては「ダメ」要素はあまり見受けられなかったように思う。
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posted at 11:25:10
ではどこが間違っているのか――それは多分自分が思うに舞台や登場人物といった設定部分だ。正直本作が残業ミステリである必然性は全くないと思うし登場人物のDQN率の高さも気になる人は気になるだろう。その辺のところを作者の個性だと思って割り切れるか否かがこの作品の評価の分かれ目だと思う。
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posted at 11:28:55
個人的には作者が「占星術殺人事件」をどう自分なりに消化したのかがなかなか興味深い作品だった。あと著者近影の作者のドヤ顔も、「不確定性原理殺人事件」の作者のマンダムポーズに比べたら遥かにマシだと思う(爆)。
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posted at 11:29:52
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