麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2010年10月21日(木)
そんな中で比較的バランス良く仕上がっていると思ったのは「覆面作家は二人もいらない」だろうか。アレを使った謎解きというのは、ありそうでなかったアイディアだと思う。あと「夏と冬の迷走曲」も試みとしては面白いと思うが、いかんせん上記の理由で強く推すことができないのが悩ましいところ。
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posted at 21:34:31
それはさておき、本作を読んでまず気になったのは、前作よりも更に悪い意味でネタの詰め込み過ぎに拍車がかかっていること。この短い頁数でよくこれだけのネタを詰め込んだなという意見もあるとは思うが、個人的にはそれが逆に災いして折角のネタが活かし切れていないように思えてならかった。
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posted at 21:33:09
霧舎巧「新・新本格もどき」読了。新本格もどきシリーズ第二弾。二階堂黎人、森博嗣、北村薫、西澤保彦、芦辺拓、麻耶雄嵩(+ボーナストラックとして霧舎巧自身)をもどいた本作は作者曰く「新本格もどき・第二世代編」とのことだが、北村薫はどちらかと言うと第一世代のような気がする。
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posted at 21:31:50
個人的なお気に入りは「幽霊は先生」「誘拐ポリリズム」「母」の三本。「幽霊は先生」は全く別の方向から示される真相が秀逸。「誘拐ポリリズム」は「誘拐と言えば歌野」の片鱗が窺える好編。そして「母」は巧みな伏線と論理の飛躍が心地いい。ミステリ的にもキャラ的にも前作より完成度は高いと思う。
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posted at 13:34:57
作者曰く本作は「ゆるミス」とのことだが、とんでもない。ミステリとしてはなかなかに考え抜かれたものになっていると思う。また扱っている事件の中には本格的な「誘拐物」もあるため、見方によっては「ゆるミス」にあるまじき内容(?)と言えるかもしれない。
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posted at 13:33:46
歌野晶午「舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵」読了。前作から三年後、14歳になった舞田ひとみが、友人たちと共に日常で遭遇した事件の謎を解き明かす本作は、登場人物がリアルタイムで歳をとっているところをみるに、もしかしたら赤川次郎の杉原爽香シリーズみたいな扱いなのかもしれない。
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posted at 13:32:07