麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2011年09月07日(水)
真相はある意味定番ネタではあるものの、鬼というテーマと非常にマッチしていると思う。本作は「論理の刃が物の怪を斬る」という文句に偽りなしの、良質な本格ミステリ作品集である。
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posted at 22:42:29
鬼払いの秘祭を取材するために訪れた島で若い女が宝物の刀で斬殺される事件に巻き込まれるこの中編は、事件が発生するまで結構かかるものの、いざ事件が起こると怒涛の展開で魅せてくれる。ちなみに謎解き前に発覚するある事実には吃驚させられたが、このネタだけでも短編が一本書けそうな気がする。
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posted at 22:41:42
鳥飼否宇「物の怪」読了。河童、天狗、鬼をテーマにした三編からなる〈観察者〉シリーズの最新作。本作には推理作家協会賞候補作になった「天の狗」が収録されているが、むしろ個人的には書き下ろしの「洞の鬼」の方を推したい。
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posted at 22:40:37
それは多分、事件と真相にそれほどギャップ感がなかったからだろう(倉阪バカミスの醍醐味は事件と真相の落差にあると思っている)。とはいえ最後の謎解きに関してはさすがに苦笑w このノリ自体は大好きなので次回はもっと激しい落差で脱力させてほしいと思う。
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posted at 01:00:26
毎年恒例と化してきた感のあるバカミスシリーズ(?)の最新作。全体の半分以上を謎解きパートが占めるという構成に否が応でも期待が高まるがその結果はというと……確かにいつも通り「お疲れ様」と言いたくなる凝りようではある。だが個人的にはこれまでの作品ほどはっちゃけているとは思えなかった。
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posted at 00:59:56
倉阪鬼一郎「五色沼黄緑館藍紫館多重殺人」読了。某県・五色沼の近くに建てられた、唐草模様で彩られた面妖な館――黄緑館・藍紫館。深い霧と降りしきる雪の中、館のお披露目パーティーが開催されるが、招待された四人の客が一人、また一人と謎の死を遂げていく……。
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posted at 00:59:07