麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2012年04月06日(金)
事件の構図もさることながら、探偵役が犯人に仕掛けた罠もよく出来ている。ただ本格としてみると若干伏線が弱い気もするが、少なくとも「推理小説としてのサスペンスと意外性をも盛り込んだつもりである」という作者の狙いは充分成功していると言っていいだろう。
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posted at 19:28:45
推理小説の形を借りて男女の情愛を描くという点ではこれまでの作品と変わらないが、とりわけ本作はミステリ部分でも一段と力が入っている。相変わらずミステリらしい展開を迎えるのは終盤に入ってからだが真相が分かると作者がかなり序盤から事件の伏線を張っていたことに気付かされる。
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posted at 19:28:21
嵯峨島昭「湘南夫人」読了。全ての発端は三田村健介が霧の海で遭遇した幽霊船だった。一度沈み、その後どういうわけか再浮上して漂流していたこの奇怪な船には発見当時、一人の狂女が乗っていた。健介はこの時の様子を記録映画に残していたが、ある時、そのフィルムが盗まれているのが発覚する。
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posted at 19:26:45
しかしながら、それらを演出に使った物語作りは上手く、キャラ同士の軽快な掛け合いと相俟って最後までテンポよく読ませてくれる。ミステリとしては微妙だが、読み終わった時に面白かったと思わせてくれる作品には仕上がっていると思う。
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posted at 12:17:57
本作はヒロインの出生の秘密に暗号ネタを絡めた作品だが、どちらもミステリとしての意外性は差ほどなく「へえ、そうだったんだ」の一言で終わってしまう可能性が大。それ以外にも不可思議な現象が幾つか起こるものの、やはりこれといって特筆すべきトリックはない。
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posted at 12:17:31
水野泰治「暗殺幻葬曲」読了。交通事故で亡くなった父母が実の親ではなかったことを知った真実は、本当の親と自分が何者かを探す決意をする。一方、恋人の康彦は颶風山人と名乗る謎の老人を首領とする一団に命を狙われる羽目になる。彼らの正体とその目的とは?
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posted at 12:17:02