麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2012年07月30日(月)
一応どんでん返しは多い方だが、それも効果的とはとても言い難く、個人的には終始居心地が悪い気分を味わうこととなった。正直ここまで合わない作品も珍しいような気がする……。
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posted at 22:53:21
また事件の構成にしてもかなり難があり、本格ミステリ特有の端正さからは程遠いと言わざるを得ない。かといって物語が秀逸と言うわけでもなく、悪い意味で作者の都合よく展開し過ぎていて、常に登場人物の行動原理に?マークが付きまとう。
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posted at 22:53:01
島田荘司推薦の「闇の中の猫」でデビューした作者の二作目。島田荘司によると「年間数百冊を超えるミステリーを読破する氏の本格への造詣は、専門家の水準を超える」とのことだが、その割りにトリックが全体的に古臭く現代ミステリを読んでいる感じが一切しないのは加賀美雅之に近いものがある。
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posted at 22:52:39
麻生荘太郎「少年探偵とドルイットの密室」読了。ひょんなことから人気アイドル、カレン・スマイリーをスコットランドに住む彼女の父・スマイリー博士の許へ送っていくこととなった深町麟。だが、その行く先々で密室殺人事件が連続し、しまいには博士自身も何者かに惨殺されてしまう……。
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posted at 22:51:58
またツイッターを導入するにしても、この書き方では実際に使っている人以外には何のことか全く伝わらないと思う。とはいえ、本作が作者の最高作であるのは間違いない。
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posted at 16:15:26
整理された視点、落ち着いた筆致、よく練られた殺人方法……それらは「プリズン・トリック」の時にはなかったものであり作者の成長の程が著しいが、一方で「プリズン・トリック」と似た欠点も抱えている。もし作者が本作を社会派ミステリとして書いたなら正直この真相は失敗だったのではないだろうか。
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posted at 16:15:09
一言でいえばダメミスではない「プリズン・トリック」。密室状況下で起こった不可解な殺人事件の謎、刑事や記者など複数視点で進行していく物語、そして浮かび上がる過去の事件を通して社会的テーマを描いていく構成は「プリズン・トリック」とかなり似通っているもののその出来は段違いと言っていい。
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posted at 16:14:48
遠藤武文「天命の扉」読了。長野県議会中に議員が何者かに射殺された。だが密室状況だった議場からは凶器の拳銃はおろか誰かが逃げた形跡すら見付からない。そして犯人が残した紙片には「善光寺を開帳せよ」という謎のメッセージ。城取刑事はかつて自分が担当した冤罪疑惑事件との関連性を疑うが……。
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posted at 16:14:36