麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2013年04月25日(木)
そして極めつけは最終話「春の運動会」で、そのほのぼの狂気としか言いようがない内容は正に圧巻の一言に尽きる。本作はどう見てもアレな話なのに読了後、思わず「いい話だなあ」と言いたくなること請け合いの怪作にして快作(!)である。
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posted at 22:31:03
また第二話「問答・赤ん坊の造り方」は童貞の哲学者とオツムの弱い少年が赤ん坊がオ○ンコから産まれるか否かで賭けをする話で、もし産まれるなら哲学者は少年に謝罪、そうでなかったら少年は○んちんをちょん切られるという理不尽かつ頭の悪い内容には感激すら覚える。
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posted at 22:30:27
しかも射精されると忽ち相手は爛れて死ぬという安定の友成仕様(?)で、例えば精液を口に出されたオカマの描写は〈「美味しい、これ美味しいわ」フグの肝を食べ過ぎると、死ぬ。博士の精液だって、同じだ。〉と実にふるっている(爆)。
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posted at 22:29:50
その内容はタイトルからも分かるように、マッド・サイエンティストが開発した快楽加速薬を自分に打ってさあ大変という実にアレなもので、白衣をまとい屹立した一物を露出させた姿で「なんだこりゃ!」と叫びながら通りすがりのオカマや女を次々と襲う様は、読者の方が「なんだこりゃ!」である(爆)。
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posted at 22:28:26
本作は全六話構成で髑髏町の様々な顔を描いているが、どこを切っても目を背けたくなるような地獄絵図、なのに凄く楽しそう(!)という感覚を抱いてしまうのは何も自分だけではないだろう。全体的にエロとスプラッターに織り混ぜられるギャグが秀逸で、特に笑ったのは第三話「髑髏町の性科学」である。
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posted at 22:27:40
友成純一「髑髏町綺譚」読了。近未来の東京の一画に髑髏町と呼ばれる地域がある。そこは暴力団すら近付かない繁華街の外れにぽっかりと開いたブラックホール。一度足を踏み入れたら二度と出てこられない魔窟。そんな常識も道徳も良心もない摩訶不思議な町で起こった事件の数々を描いた連作短編集。
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posted at 22:27:01
その既視感にさえ目を瞑れば欠点は四話における展開の唐突感くらい(こういう展開をやるなら、あらかじめ伏線は幾つか張っておくべき)で、普通にいい話に仕上がっている。しかしながらこの路線は個人的にはかなり疑問と言わざるを得ない。良くも悪くもこの作者に求めているのは捻くれた話なのだから。
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posted at 22:25:37
メディアワークス文庫での野崎まど初の非ミステリ作品は『縁結び』をテーマにしたハートウォーミングなファンタジー作品。所々に野崎まどらしさは窺えるものの、いまいち物語に既視感が拭いきれず、正直これだったら野崎まどじゃなくてもいいんじゃない? と思ってしまったのも事実。
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posted at 22:25:17
野崎まど「なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る」読了。お人好しの青年・波多野ゆかりが出会った喋るうさぎは人の『縁』を繋いだり切ったりできる能力を持っていた。偶然にも『縁』を見る力のあるゆかりはうさぎと共に恋人や友人、家族などの『縁』を巡るトラブルに巻き込まれていく。
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posted at 22:24:45