麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2014年08月24日(日)
だが本作ではミステリ部分に力を入れず、あえて添え物程度にしたことにより、物語がミステリに邪魔されることなく生き生きと描けている。それが作者にとって良いことかどうかは分からないが、少なくともこの作品にとってその判断は正解だったと思う。
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posted at 16:18:10
本作は鮎川賞作家の手による日常の謎もの連作ミステリだが、ぶっちゃけミステリ的に見れば大した作品ではない。しかしながら小説としては作者の作品中一番面白かった。これまでの作者の作品はキャラや掴みは良くてもミステリパートに入った途端一気に作業的になり、正直いえばかなり退屈だった。
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posted at 16:17:48
山田彩人「今宵、喫茶店メリエスで上映会を」読了。仕事を辞め、幼い頃に暮らした街に帰ってきた亜樹が見たものはシャッター通りと化した商店街とかつての輝きを失った思い出の喫茶店「メリウス」だった。亜樹は「メリウス」と商店街を昔のように戻そうと決意、そこに映画と日常の謎が絡み合って……。
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posted at 16:17:24
ただどちらかというと本領発揮はその後の展開の方であり、よくある仕掛けではあるものの映像作家らしい演出を施し、それなりに魅せてくれる。コアなミステリ読みには受けが悪いかもしれないが、ミステリ初心者から中級者あたりには楽しめるかもしれない。
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posted at 13:19:18
出版禁止処分を受けた、ある心中事件のルポをたまたま入手した作者が紹介する、折原一風ミステリ。メインの心中事件の真相は二転三転するものの、最終的には被害者の人物像と人間関係を考えればこれしかないというところに着地してしまうため、些か物足りなさを覚える。
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posted at 13:19:01
長江俊和「出版禁止」読了。カリスマ・ドキュメンタリー作家が不倫中の女と心中し女だけが生き残った。本当は誰かに殺されたのではないか。不穏な噂はあったが女は頑なに取材を拒否。七年後、一人のルポライターが女のインタビューに成功し記事を書き上げる。しかし、そのルポは封印された。一体何故?
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posted at 13:18:39