麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2017年04月02日(日)
次点は移動した首吊り死体と消えたすき焼きの材料という不可解な組み合わせが目を惹く「スーパーは嫌い」で、謎を錯綜させ過ぎたせいか一部苦しいところも見受けられるものの、短編でこれだけやってくれれば申し分ない。その他の短編も奇妙な謎で魅せてくれる作品集である。
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三人の名探偵が登場する五編を収録した本格ミステリ短編集。ベストは呪師霊太郎物の表題作で、フェアであることが前提の本格ミステリで「まちがった事実から正しい推理が導かれる」逆説的な事件を扱っているのが面白い。
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山田正紀「見えない風景」読了。新築であるにも拘わらず一年で三回も改築する家、ゴミ箱に捨てられた大量のケーキ、移動した首吊り死体と消えたすき焼きの材料の謎……神出鬼没の路上探偵が活躍する三編の他、映画探偵・根司卓間、放浪探偵・呪師霊太郎がそれぞれ探偵役を務める二編収録。
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posted at 22:01:10
そして何より秀逸なのは前作同様第三話で、タイトルにもなっている不可解な質問を機に明らかになるシビアな現実もさることながら、予想外のところからくる前作を踏まえたある事実が実に衝撃的。それでいてきっちり救いも用意している計算された構成に唸らされる連作ミステリの秀作である。
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posted at 22:00:55
日常の謎に対し、こねくりまわされるロジックを楽しむシリーズの二作目。ロジックの切れ味は前作よりも増しており、第一話は状況が示す意外な犯人の正体が、第二話は落ちていたリボンのロジックから導き出される心の機微がそれぞれ秀逸。
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posted at 22:00:25
十階堂一系「赤村崎葵子の分析はデタラメ 続」読了。メイド服とすり替えられたユニフォーム、消えた迷子の少女、見舞いで立ち寄った病院で持ちかけられる奇妙な勝負……日常の中で起きたあらゆる事象を分析部部長・赤村崎葵子が勝手に分析し、驚愕と脱力の結論を導き出す、全四話構成の連作短編集。
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posted at 21:59:34