麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2017年06月29日(木)
しかもそれだけではなくエピローグでは探偵役が邪馬壹国の場所をも特定してみせる趣向もあり(但しかなり駆け足気味なのであくまでオマケ的な扱いではあるが)全体的に至れり尽くせりな秀作である。
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posted at 20:14:52
最終的に容疑者の数が三百人以上(!)にも膨れ上がるも、そこから探偵役がこれまでの展開の中に巧みに隠された手掛かりを拾いながら綱渡りのようなロジックで犯人を一人に絞り込む過程は正に圧巻の一言。しかも二度にわたる読者への挑戦が見方によっては犯人のミスリードとしても機能する点がいい。
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posted at 20:14:20
幽霊事件シリーズの一作。このシリーズではこれまでにも何作かロジカルな犯人当てに挑んだ作品が存在するが、本作はその中でも一、二位を争う内容に仕上がっており、加えて状況により変化する(読めば分かります)特殊なクローズド・サークルが舞台ということもあり、どこか学生アリスを彷彿とさせる。
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posted at 20:13:56
風見潤「ヤマタイ国幽霊事件 」読了。古墳の発掘調査に参加することになった美奈子と麻衣子。ようやく奈良の山奥まで辿り着いたのも束の間、村との唯一の通行手段である吊り橋が落ちてしまう。そして陸の孤島となった発掘現場で遂に殺人事件が……。しかも被害者は何故か奇妙なお面を被せられていた。
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posted at 20:13:35
その二編――表題作は本格ミステリの基本である魅力的な謎と意外な解決をシンプルかつ鮮やかに演出した佳品で、真相もまた謎に負けず劣らず悪夢めいている点が○。一方「九人病」は表題作に見られたダークな雰囲気を更に推し進めた作品で突拍子もない設定にリアリティーを与える構成と語り口が見事。
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posted at 04:41:07
光文社の公募企画「新・本格推理」の常連だった作者によるミステリ短編集にして再デビュー作。収録作はかつて「新・本格推理」に投じられた二編と書き下ろしの三編で構成されているが、個人的にはやはり前者の方が優れているような印象を受けた。
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posted at 04:40:47
青木知己「Y駅発深夜バス」読了。運行しているはずのない深夜バスに乗った男が悪夢のような光景に遭遇する表題作を始め、怪奇小説と謎解きを融合させた「九人病」、アリバイトリックを用意して殺人を行ったミステリ作家の涙ぐましい奮闘劇を描く「特急富士」など五編収録。
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posted at 04:40:02