麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2018年08月23日
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2018年08月23日(木)
トリックの一部からは作者の某作のセルフパロディ的要素が感じられるものの、全体的な真相にも物語と同じく探偵小説と戦争もとい社会派の融合が試みられており、特に動機と構図面が作者らしい容赦のなさと相俟って強烈な印象を残す。言うなれば本作はその時代を知る作者だからこそ書けた力作である。
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posted at 01:14:04
ミステリとしてみると事件が本格的に動き出すのが二百頁過ぎてからとかなり偏っているものの、その欠点を帳消しにする勢いでそれまでに張り巡らされた伏線の数々が怒濤のように回収されていく点はさすがといったところだろう。
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posted at 01:13:50
辻作品ではお馴染みの探偵役の一人・那珂一兵が少年時代に遭遇した事件の顛末を描いた長編ミステリ。「探偵小説」とタイトルに銘打っていることからも分かるように本作は探偵小説特有のエログロナンセンスを取り入れつつも、戦争という灰色の季節を冷静な視点で描いているのが興味深い。
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posted at 01:13:22
辻真先「深夜の博覧会 昭和12年の探偵小説」読了。昭和12年5月、帝国新報の名古屋汎太平洋平和博覧会の取材に同行していた那珂一兵に齎された殺人事件の報せ。名古屋にいた女性の足だけが東京で発見され、更に被害者の妹も何者かに誘拐されたというのだ。名古屋と東京にまたがる謎の真相とは?
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posted at 01:13:06
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