麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2018年08月24日(金)
とはいえミステリとしてみると慎ましくはなったものの相変わらずそつのない作りで、時には四編目のように恋愛と絡めてちょっとした意外性を盛り込んだりもしている。しかしながら全体的にみれば、やはり前作に比べて物足りなさが残ってしまった。
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posted at 20:22:54
「クローバーリーフをもう一杯」改め「京都なぞとき四季報」シリーズの二作目。前作を読んだ時、個人的に○ディアワークス文庫っぽい印象を受けたものだが、本作ではよりミステリ部分が慎ましくなり、代わりに恋愛成分をマシマシにしたせいか、一層メディ○ワークス文庫っぽい仕上がりになっている。
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円居挽「京都なぞとき四季報 古書と誤解と銀河鉄道」読了。街歩きサークルの遠近倫人は幻の古書を探すため、古本市でバイトを始めるが、不可解な万引き騒動に巻き込まれてしまう。そんな中、恋い焦がれる謎好き女子・青河幸の態度が急によそよそしくなり……。
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posted at 20:22:24
ミステリとしては二度にわたる脱獄の手段や第二章におけるある人物の正体も見所だが、それ以上に終盤の全く予想外のところからくるサプライズが秀逸で、読み返してみるとそれを成立させるために設定や構成を実に巧く使っていたことがよく分かる。
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posted at 01:08:15
終戦間際の北海道を舞台にした「特高」警察小説。五百頁を超えるその長さからするといかにも大作という印象だが、作者にはお馴染みの民族や国家とは何かというテーマを軸に、ミステリや冒険活劇の要素をふんだんに盛り込んでテンポよく読ませてくれるので、いい意味で大作という感があまりしない。
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posted at 01:08:01
葉真中顕「凍てつく太陽」読了。昭和二十年、終戦間際の北海道で軍需工場の関係者が次々と毒殺される。アイヌ出身の特高刑事・日崎八尋は捜査に加わるが「拷問王」の異名を持つ先輩刑事の三影に濡れ衣を着せられ網走刑務所に投獄されてしまう。八尋は「己の使命」を全うするために脱獄を決意する――。
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posted at 01:07:23