麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2019年03月21日
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2019年03月21日(木)
それを最後まで隠し通した作者には脱帽の一言であり、文字通り「いきぢごく」を経験した後に主人公を待ち受ける結末もとい涅槃の光景がいつまでも心を捉えて放さない傑作である。
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posted at 12:01:09
一見するとそこには何も仕掛けられていないように思えるが、今回もまた作者はサスペンスフルな物語の中にあるミステリ的趣向を実にさりげなく盛り込んでおり、終盤における怒濤の伏線回収と共に突き付けられるある企みは物語の根底を覆す破壊力を秘めていると言っても決して過言ではないだろう。
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posted at 12:00:52
人間の業を描いた「愚者の毒」を彷彿とさせる女の情念と怨念をテーマにした長編ミステリ。「愚者の毒」では三つの時間軸において仕組まれた三つの犯罪とそれに関わってしまった二人の男女の破滅を描いていたが、本作では主人公を女一人に限定し彼女が犯罪に手を染めるまでの過程をじっくり描いていく。
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posted at 11:58:05
宇佐美まこと「いきぢこく」読了。友人と旅行代理店を経営している四十二歳の鞠子は亡き父から相続することになった元遍路宿の古民家を訪れた際、古い遍路日記を見つける。四国遍路で果てる覚悟の女遍路が戦前に書いたと思われる旅の記録。女の生と性に揺れる鞠子はこの遍路日記にのめり込んでいく――。
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posted at 11:57:52
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