麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
2019年03月23日(土)
その他「ハチの巣ダンス」もまた狙いが成功しているかどうかはさておき、予想外のところからくるある仕掛けが別の意味でこの作者らしい。登場する女子高生たちが完全に駒的描き方なのでキャラミスとしてはお勧めしにくいものの、前述した「六つの手掛り」が好きな読者であれば楽しめる作品である。
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posted at 19:44:54
ベストを挙げるなら「偶然の十字路」で、緻密な犯人当てかと思いきや、「嫉妬事件」を書いた作者らしいトンデモない気付きに唖然とさせられる(そういう意味では「GIVE ME FIVE」も一見緻密な犯人当ての体裁をとっているが、ある検証が仄かに変態チックだったりする)。
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posted at 19:44:42
「セブン」にも収録された「ラッキーセブン」を含む、AKB48を元ネタにした女子高生たちが登場する連作ミステリ。タイトルに「ジグソーパズル」と謳っている通り、収録作は比較的パズラー要素が高めのものが半数以上を占めており「六つの手掛り」を彷彿とさせる、ねちっこいロジックが堪能できる。
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posted at 19:44:33
乾くるみ「ジグソーパズル48」読了。生死を賭けた頭脳カードゲーム、カラオケ中に高級イチゴを食べた犯人探し、非売品のスマホケースが引き起こす騒動、部活棟の十字路で起きた暴行事件、落としたスマホの奪取計画……私立曙女子高等学院の生徒たちが日常で起きる事件を解決する七編収録。
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posted at 19:44:05
むしろ読むどころとしては謎に纏わる文豪や出版界の逸話や蘊蓄であり、それらを彩る登場人物たちのドラマと併せて、本好きであれば楽しい一時が味わえる作品である。
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posted at 10:38:02
体育会系な文芸編集者の娘が持ち込む謎の数々を、定年間際の国語教師の父が解き明かすシリーズの二作目。但し前作よりもミステリ要素はだいぶ薄くなり、謎というより他愛のないなぞなぞに近いものがほとんどなのでミステリと思って読むと肩透かしを覚えるかもしれない。
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posted at 10:37:52
北村薫「中野のお父さんは謎を解くか」読了。松本清張を打ちのめした評論家の怒りのわけ、ブルーレイから消えた特典映像、「100万回生きたねこ」を絶望の書と言う理由、泉鏡花が秋声を殴った話の出所……出版界を舞台に父と娘の名探偵コンビが日常と文豪の謎に挑む八編収録。
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