麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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2019年09月11日(水)
一方、批評的中編二編「白面のたてがみ」は歴史ミステリさながらの史実の意外な絡ませ方もさることながら現実の話をいいアクセントとして使っている点が、また「カーテンコール」は北村薫「ニッポン硬貨の謎」を思わせる新たなエルキュール・ポワロ論と多重推理を活かしたスリリングな見せ方が秀逸。
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posted at 09:38:02
安楽椅子探偵物二編「あべこべの遺書」「殺さぬ先の自首」に関して言えば前者は中盤で出てくるある事実におっと思わせられるものの、その後の展開は無駄に複雑にし過ぎた印象。後者は今流行りの(?)あるテーマとシリーズファンには感慨深いある要素を巧くミックスした快作である。
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posted at 09:37:47
前作「犯罪ホロスコープⅡ 3人の女神の問題」から七年ぶりとなる法月綸太郎シリーズの中短編集。今回はいつもの安楽椅子探偵物の二編に加えて、ホームズとポワロという二大名探偵の晩年という主題を扱った、評論家・法月綸太郎の批評眼が冴え渡る中編二編が収録されている。
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posted at 09:37:38
法月綸太郎「法月綸太郎の消息」読了。ホームズの異色作の裏に隠されたドイルを巡る意外な罠を突き止める「白面のたてがみ」。ポアロ最後の事件として名高い『カーテン』に仕組まれた企み「カーテンコール」、『退職刑事』シリーズの後継というべき「あべこべの遺書」「殺さぬ先の自首」の四編を収録。
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posted at 09:36:23
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