麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2019年10月22日
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2019年10月22日(火)
「かの名作を〈本歌取り〉して、まさかこんな結末を着けるとは。本格ミステリは、なんて美しく共鳴し、響き続けるのだろう。」とは本作に寄せられた有栖川有栖の推薦文だが、本作はその言葉に偽りない本格の美しさを体現してみせた傑作である。
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posted at 14:04:45
その美しさと完成度を形成しているもので言えば、単純ながらもよく練られた殺人トリックと犯人を絞り込むロジックも秀逸だが、何より衝撃的なのは殺人の動機であり、それが丹念に描かれた複雑な人間パズルと相俟って犯行のロジックに凄まじい説得力を与えている。
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posted at 14:04:35
美人三姉妹が俳句の見立てによって次々と殺されていく「獄門島」を彷彿とさせる本格ミステリ。尤も探偵の捜査が主軸だった「獄門島」に対し、本作では警察の捜査がメインで探偵役が活躍するのはほぼ終盤という違いはあれど、本作が「獄門島」に匹敵する美しさと完成度を兼ね備えているのは間違いない。
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posted at 14:04:16
平石貴樹「潮首岬に郭公の鳴く」読了。函館で有名な岩倉家の美人三姉妹の三女が行方不明になった。海岸で見つかった遺留品の中には血糊のついた鷹のブロンズ像。やがて三女の遺体が見つかっても犯人の手掛かりはないまま事件は新たな展開をみせる。あたかも芭蕉の残した俳句になぞらえるように――。
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posted at 14:04:00
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