麻里邑圭人
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- 現在地 涅槃
- 自己紹介 ミステリ初心者。非実在探偵小説研究会所属。 【好きな作家】飛鳥部勝則/梶龍雄/殊能将之/早坂吝/麻耶雄嵩 【好きな作品】「カルロッツァの翼」「殉教カテリナ車輪」「竹馬男の犯罪」「翼ある闇」「魍魎の匣」 【好きな映画】「キルビルVol.1」「サスペリア」「サンタ・サングレ/聖なる血」「ダークナイト」「リベリオン」
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» 2019年12月11日
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2019年12月11日(水)
次点は本作のトリを飾る書き下ろしの「言霊の亡霊」で、収録作中最もトリッキーな構成でかつ、この作者らしい仕掛けが炸裂した好編であると共に「はだしの親父」の良い対比として見ることもできるだろう。とまれ、本作が久々に作者の本領が発揮されている良作なのは間違いない。
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posted at 23:27:29
ベストをあげるなら一編目の「はだしの親父」で、メインの謎以外にも兄や弟の思い出話の中に父に纏わる幾つかの謎を散りばめ、それを有機的に結びつけることで主人公の知らなかった亡き父の人間像を描ききっている点が実に秀逸。
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posted at 23:27:10
家族に纏わる謎をテーマにした短編集。一応断っておくと作者の過去作である「嘘つきパズル」とは何の関連性もなかったりする(爆)。基本的には全編、謎が解かれることで見えてくる家族愛が見所であり、中には真相が途中で読めるものもあるが、それでも一貫して心温まる物語に仕上げている点がいい。
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posted at 23:26:43
黒田研二「家族パズル」読了。父が亡くなる直前に雨降る病院の庭を靴を脱ぎ歩いた理由、殺人者として逮捕された優しきホームレス、借金を母を騙して父の形見である絵画を狙う青年、迷い犬に隠された謎、ずっと男を苦しめた母の一言と記憶の違和感。謎を解くことで家族の本当の姿が見えてくる五編収録。
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posted at 23:26:15
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